【宮野裕史/横山裕史】コンクリ事件の犯人の生い立ちから現在と再犯など

ひったくりや強姦、犯罪を繰り返した

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高校を辞めた後は、中学生の頃から付き合っていた恋人(コンクリ事件の犯行グループの一人である渡邊泰史の姉)と同棲を始めます。彼女と結婚するために、見習いのタイル工として真面目に働いていましたが、自動詞学校の合宿で暴力団関係者と知り合ったことで、再び道を踏み外します。

それ以降暴力団との関わりが深くなり、組の傘下にある組織だと気取って「極青会」なるグループを作りました。小倉譲や湊伸治ともこの頃知り合い、渡邊泰史を含めた4人は宮野を中心として、ひったくりや強姦などの、犯罪を繰り返すようになりました。

コンクリ事件の残りの犯人の現在とは

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血も涙もない仕打ちで女子高生を苦しめ、殺害した犯人は宮野裕史だけではありません。犯行に加わりながら、彼よりも軽い刑罰を済ませて社会に出た元少年は3人います。湊伸治、小倉譲、渡邊泰史です。今現在、彼らはどのような生活をしているのでしょうか。それぞれの近況に迫ります。

湊伸治は再犯を犯していた!

2018年8月、埼玉県川口市で45歳の男が殺人未遂で逮捕されました。男は軽トラックに乗っていた男性に因縁をつけ、警棒で殴り掛かったうえ、首をナイフで刺し重傷を負わせたのです。この逮捕された男こそ、30年前に起きたコンクリ事件の犯人の一人、湊伸治でした。

出所後はムエタイでプロデビュー

コンクリ事件で5年から9年の不定期刑を科せられた湊は、出所後、ムエタイの選手としてデビューしました。前述の殺人未遂事件のこともあって、彼に関する足取りについては多くの情報があり、最近の顔写真も公開されています。

現在は、ムエタイを引退し、無職で、埼玉県川口市東内野のアパートに住んでいると言われています。外国人の女性と結婚して、娘が一人いるとのことですが、その後離婚したとの噂もあります。周辺の住民からは、全く更生している様子がないという声が上がっているそうです。

小倉譲は三郷市逮捕監禁致傷事件で再逮捕!

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懲役5年から10年の不定期刑という判決を受けた小倉譲は、出所後に「神作譲」と改名します。受刑中に身に着けたパソコンのスキルによってIT関連の会社に就職しますが、退職して暴力団の構成員となったそうです。

そして、出所から5年後の2004年5月に、再び事件を起こしました。足立区で知人の男性に因縁をつけ、暴行したうえで埼玉県三郷市のスナックへ拉致監禁、約4時間にわたり暴行や脅迫を加えたというものです。小倉は再び逮捕され、懲役4年の実刑判決を受けました。

被害者にコンクリ事件のことを自慢

小倉はこの犯行の前に、被害者の男性に対して「コンクリ事件の本当のリーダーは俺だった」などと、事件に関わっていたことを堂々と自慢していたそうです。さらには、「警察や検察を丸め込ませる術を知っているから、捕まってもすぐに出てこれる」と嘯いていたとのことで、事件に対する反省が全くなかったことがわかります。

渡邊泰史は引きこもりに

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懲役3年から5年の不定期刑を科せられた渡邊泰史は、1996年に刑務所から出ると、自宅(神奈川県横浜市金沢区六浦東の1丁目)に引きこもるようになったそうです。元々気の弱い性格であったとのことで、初公判に際して失神してしまうというエピソードもあります。

同居している母親は、2000年~2001年にかけて新聞やテレビ番組の取材に応じており、「いつまで息子の面倒を見られるかと心配をしている」と語りました。

少年法に守られた犯人たち

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女子高生コンクリート殺人事件の犯人は、未成年であったがゆえに重罰を免れました。このように、重大な事件や非道な犯罪を犯しながら、少年法の保護を受けて、相応の刑を免れた犯人は少なくありません。数ある事例の内のいくつかを以下に紹介します。

神戸連続児童殺傷事件

絶歌

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1997年に兵庫県神戸市で発生した事件です。当時14歳の少年が、数か月に渡って次々と小学生を襲い、2人が死亡、3人が重軽傷を負ったという出来事です。男子児童の首を切って晒しものにするという残虐性や、警察を挑発する文書を残すという劇場型犯罪の要素が注目されました。

少年は逮捕されますが、精神障害が認められ医療少年院に送られるという処遇になりました。その後、事件に関する手記『絶歌‐神戸連続児童殺傷事件‐』が出版され、反省の気持ちがあるのかなど、再度世間に波紋を呼ぶこととなります。なお、犯人の本名は、当時の報道でも出版された本でも明らかにはされていません。

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