パリ人肉事件とは?人肉を食べた犯人佐川一政の生い立ちや現在など

パリ人肉事件の裁判の行方は

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これほどまでの異常な犯罪を犯した佐川一政ですが、逮捕の後釈放されています。どうして罪に問われないのかという声が多々上がっていましたが、彼の身柄を警察で拘束し、逮捕に至ることが出来なかったのです。ここでは裁判結果についてご紹介させていただきます。

精神鑑定より心神喪失で不起訴

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佐川氏は一度警察に逮捕されましたが、その異常な行動は心神喪失という精神疾患によるもので、責任能力がなかったとの判決が下されました。そのため、監獄へ行くはずだった行き先が変わり、フランスの精神病院へと入院することとなりました。

精神的な疾患を持っている人物は責任能力がないために罪に問われる事がないとされている現代社会ですが、果たして本当にそれでいいのでしょうか。成人した者はどのような事があろうと自身で責任を持ち行動しなければいけません。ましてや、精神的な病気を患っていたからといって人を殺めても咎められる事がない理由にはならないのです。

パリ人肉事件翌年日本へ帰国

事件後から佐川氏はフランスの精神病院で長らく入院していたのですが、1年後日本へと帰国し、東京都立松沢病院へとその身を移しました。しかし日本の病院での診断はカニバリズムの性癖など微塵もないとしており、帰国後1年という短い入院期間で退院、区悪な殺人事件を起こした犯人が罪を償わずに一般人と同じ生活へと戻ったのです。

実際に自身の身の回りにそのような凶悪な犯罪を犯した犯人がいる事を想像してみてください。精神的な病を持っている責任能力のない人が同じ土地で生活し、いつまた同じような事件が起こるかわからず、次の対象は貴方なのかもしれません。

パリ人肉事件の犯人「佐川一政」の生い立ち

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猟奇事件を犯す犯人達は育った家庭環境に問題を抱えている事が多い傾向にあります。彼の異常な行動は生い立ちから来たものなのでしょうか。そこで、こちらでは佐川氏の育った家庭環境について注目しご紹介させていただきたいと思います。

父親は社長!裕福な家庭に生まれる

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佐川一政はフランスへと留学できていた事実からも取れるように、とても裕福な家庭で育っています。佐川氏の父親は某企業の社長であり、お金に困ったことがない恵まれた家庭です。金銭的な問題が家庭にあったとは考えにくいという事です。

年子の弟と双子のように育つ

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佐川一政の家族構成は両親と、年子の弟の4人家族でした。年が近いという事もあり、双子のように極々普通の兄弟として育ちました。事件の後も兄に寄り添い、時には叱咤するという行動を見せるような分別のある弟でした。

愛情に恵まれた家庭

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家族のアルバムの中には仲睦まじい姿を捉えた数々の写真やビデオが保管されており、幼いころから両親に愛されて育っていた事が伺えます。しかし時代が時代であったため性教育に関しては保守的であり、「性に関して抑圧された環境であった」と語っています。

しかしながら、この時代に生きる人々にとっては性に対して両親が保守的であるという事はごく一般的であり、佐川一政が両親へと責任転嫁している事が伺えます。愛情をもって育ててもらえた両親に対して少しでも申し訳なさがあるのであればそのような言葉が出てくることはないはずです。

事件後の佐川一家

これほどまでに大きな事件を犯した佐川一政ですが、愛情を注いでくれていた家族にも、勿論その影響を及ぼしており、家族全員の人生を狂わせてしまっています。こちらではパリ人肉事件後、佐川一政の家族にどのような変化があったのかをご紹介させていただきたいと思います。

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