【プロビデンスの目】フリーメイソンの陰謀論とホルスの左目とラーの目の意味

「目」におけるピラミッドは、人類の統治者が人びとをランク付けした「カースト」を表わしているものだといいます。人類を裏から秘かに統治するには、人びとが結束していてはやりにくいので、人類に階級を設定することにより、人びとの力を分散させてきたというわけです。

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プロビデンスの目の陰謀論の解釈②片目は絶対情報

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さらに「目」における片目は、「絶対情報」、すなわち「絶対的な権威」を表わすものだといいます。具体的には、王や宗教的な権力者、お金といった「偶像」など、有史以来人類が「支配者」として頂いてきた存在を象徴しているという考えです。

プロビデンスの目が使われている事例

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陰謀論者たちの説が本当かどうかはさておき、「目」のデザインが、今日においても実にさまざまなところで使われているのは確かです。次に、「目」がどのような場所に存在しているのか、その具体的な事例をご紹介いたしましょう。

プロビデンスの目の使用例①日本の千円札(野口英世版)

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私たち日本人にとって、あまりに身近な千円札ですが、なんと野口英世の千円札にも、「目」は隠れています。千円札を透かしてみると、野口英世の左目が、裏面に刻印された富士山の頂上のあたりと重なり、「目」そっくりに見えるのです。

プロビデンスの目の使用例②アメリカ情報認知局(IAO)のマーク

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アメリカ情報認知局(IAO)は、DARPA(国防高等研究計画局)のもとでテロに関する信号の傍受や監視を行う情報機関。この組織のシンボルマークにも、「知識は力なり」という標語とともに、「目」が描かれています。

プロビデンスの目の使用例③国際連合大学本部ビル

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日本の青山通り沿いに位置する、国際連合大学の本部ビル。このビルは、13段のピラミッド状の階層と、頂上に三角形の形をしたモニュメントをあしらっており、「目」を思わせる作りとなっています。

プロビデンスの目の使用例④エストニアの50クローン紙幣

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エストニアの50クローン紙幣の表面には、エストニアのヒーウ県にあるカイナ教会が描かれており、その頂上には「目」が鎮座しています。ちなみに紙幣の肖像は、ルドルフ・トビアス。同国最初の職業作曲家で、リムスキー=コルサコフに師事した人物です。

プロビデンスの目の使用例⑤フランス人権宣言の版画

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1789年8月26日にフランスで採択された「人間と市民の権利の宣言」、いわゆる「フランス人権宣言」を描いた版画にも、「目」が登場します。この中で、「目」は「人権宣言」を記した石版の上に座す天使によって指し示されており、その精神が神聖なものであるということをうたう狙いが見て取れます。

プロビデンスの目の使用例⑥ウクライナの500フリヴニャ紙幣

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現在のウクライナで発行されている500フリヴニャ紙幣の裏面には、キエフ・モヒーラ・アカデミー国立大学の図柄とともに、「目」が刻まれています。キエフ・モヒーラ・アカデミー国立大学は、1632年に創立の起源を持ち、東欧では最古の大学です。

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