高齢者の方はゆっくりと歩いているイメージが多いと思います。実際の速度は1~1.5km/hとなっており、子供の徒歩時速とあまり違いがなく少し子供の方が速い結果となりました。よく孫とおじいちゃんが一緒に手を繋いで歩いているのを見かけますが、この計算だと少しおじいちゃんは頑張って速く歩いているのかもしれませんね。
また高齢者だと身体が弱い人も多くなりケガもしやすく、杖などをついている可能性もありますのでそういう場合はもっとスピードが遅くなるでしょう。ですが遅いからといって、せかしたりせずに優しく接していきましょう。
徒歩速度が遅い生き物たち
私たち人間の徒歩速度は高齢者で1~1.5km/hとされていますが、我々人間よりもっと歩行速度が遅い動物や生き物たちが存在しているのです。皆さんは遅い生き物と聞いたら何を想像しますか?ナマケモノやカメや昆虫(カタツムリ)などが思いつきませんか?それらの生き物たちの徒歩時速はどうなっているのか?これらをご紹介していきます。
ナマケモノ
アメリカに生息していて、日本だと動物園にいて見かけることができるナマケモノですが、名前の通り徒歩速度が遅いとイメージする方もいるのではないでしょうか?実際その通りで時速0.12km/hしかなく、我々人間の高齢者の速度よりもっと遅いのです。1秒3センチ進むといったところですね。
ロリス
タイやインドネシアに生息しているロリスという動物は猿の仲間なのです。猿の仲間なら一見速そうに見えますがナマケモノと似ていて普段あまり動かず、ゆったりとしている動物です。時速2km/hとナマケモノよりは速いですが猿の仲間なのに遅いとは驚きです。
ゾウガメ
皆さんもご存知の通り、カメも徒歩速度が遅いのです。あの重そうな甲羅を背負い手足が短いので遅いのは当然のように思えますが、カメの種類でも徒歩速度が違ってくるのです。カメの中で一番遅いのはゾウガメと言われています。その速度は時速2.7km/hとなっており、我々人間(成人)よりも徒歩速度が遅いです。
カタツムリ
次は一度は見かけた事のあるカタツムリです。この頃梅雨に差し掛かると日本でも多く見かけることのできるカタツムリですが、実際の目で見て分かるようにかなり速度が遅くゆっくりと進んでいますよね。実際の速度はなんと時速0.05km/hしかなく、1分間に1メートルも進まないのです。
ヒトデ
あまり見かけない生き物ですがこのヒトデも実は足が遅かったのです。海の生き物ですから速いと想像してしまいますが、実際は時速0.03~0.1km/hしかなくとても遅かったのです。水族館などでも見かけますが、その際は大体ジッと壁やガラスなどに張り付いているのであまりご存じない方も多いかったのではないでしょうか。
タツノオトシゴ
こちらの生き物も水族館で見かけることができるタツノオトシゴですが、実はとても遅いのです。外見はとても速そうにみえますよね。でも時速はなんと0.001km/hで1分間に2.4ミリしか進まないのです。ほとんど止まったままに見えるかもしれませんが、彼はゆっくりと動いていたのです。