深層ウェブとは?闇取引が行われる実態や危険性、入り方まとめ

これは2ちゃんねるユーザーのある男性の体験談です。初めてダークウェブにアクセスした時の体験のようで、もちろん専用のブラウザを使用していたので、情報が抜き取られるなどの心配はしていなかったようです。

薄暗い部屋

「忘れられた者たちの集合所」というリンクを見つけ、クリックするとしばらくの時間真っ暗な読み込み画面が続きます。「閉じる」などのアイコンは全て消えており、強制終了もできない状態だったそうです。さらに数十分後、窓際だけが映された薄暗い部屋が画面に浮かび上がってきました。

「呼ぶ・食べる・指示・自殺」

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画面上には「呼ぶ・食べる・指示・自殺」のウインドウポップが現れ、男性は「呼ぶ」を選択しました。すると、マスクを付けた人影が現れ、しばらく音声でやり取りをしていたそうです。

「お前はここがどういうサイトか知っているのか」と聞かれたので「知らない」と答えると、男は突然支離滅裂なことを話し始め、最後には「逃がさないよ◯◯くん」と男性の名前を言い当てたのだそう。怖くなった男性はPCの電源を落とし、サイトを離れました。

発信元不明の電話

数日が経ち、男性の元に発信元不明の電話がかかってきました。その声はあのマスクの人物で「忘れない」と言われたそうです。その後、男性がどうなったかは不明ですが、読み込み画面だった時間で個人情報がばれたことは間違いないでしょう。

ウインドウポップの「自殺」というのは何だったのでしょうか。もし自殺を選んでいたら…考えると恐ろしいですね。専用ブラウザが匿名性が高いとは言え、あちらにはプロのハッカーが存在していることをお忘れなく。

我々にはきみが見えている

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ある女性が「様々な人たちによるいろんな考え」というページにアクセスするところから始まります。このページにはどのような目的で人々が集まってくるのかということから、彼女なりに調べ理由を突き止めようとしていたようです。

不気味なファイル

女性はある日、謎のファイルが置かれたサーバーを発見してしまいます。サーバーのある場所を調べましたが、結局分からなかったようです。そのファイルからは精神科医や心理学者、軍隊という人たちの痕跡が見えたのだそうです。

新しいファイル

サイト内を閲覧しているとまた「やあ、どうも」というタイトルの新しいファイルがあることに気がつきます。そのファイルを開くと「我々にはきみが見えている」と書かれており、その直後にサーバーが落ちてサイトは見られなくなってしまったようです。

女性が入り込んだサイトはどこかの機関の機密情報などが記されていたのでしょうか。その後のことは不明ですが、「見えている」ということはPCカメラのハッキングを受けてしまったのでしょうか?

赤い部屋

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ダークウェブには「赤い部屋」と呼ばれる、処刑者の拷問の様子をリアルタイムで配信しているサイトが存在するようです。視聴者は拷問内容を動画コメントでリクエストし、それに対して視聴者は多額のビットコインを支払うのだとか。

「耳を削いだら10万払う」「腕を切断すれば20万」「目をくり抜いたら…」といった感じです。考えただけでもゾッとするような内容ですが、ダークウェブの世界にはこのようなことを愉しむ人たちがいるということも事実のようです。

「赤い部屋」名前の由来

噂だと、元々は殺人鬼を意味する”MURDER”を逆さにした「REDRUM」を聞き違えて「Red Room」となったと言われています。ビットコインを支払えば拷問以外にも児童ポルノ、殺人、レイプなどのビデオコンテンツの利用も可能なのだそうです。

「赤い部屋」は都市伝説?

「赤い部屋」は実際に利用したという人がいないので、都市伝説とされています。理由としては、そもそもサイトにたどり着けない、利用料が高額、利用者が秘密にしているなどがあるため、サイトの存在の真偽は謎のままです

ネクロフィリアの写真

ネクロフィリアとは「死体性愛」のことで、簡単に言うと死体に対して性的に興奮するということをいいます。ある人物がいくつかのダークウェブを閲覧していると、アメリカ人男性の運営サイトにたどり着きました。

そこには、動物の死体を犯している写真と体験談が生々しく描写されていたといいます。スクロールしていき、もうすぐその相手が人間になるとわかった瞬間にパソコンから離れ、見ることをやめたようです。

ガキへの忠告

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ある若者が興味本位でダークウェブ内のダークネットショップやハッキングのページをあちこち覗いて見て回っていたときの体験談です。ある日、何者かがプライベートメッセージを送ってきました。

「お前のことはずっと覗いていた、ここに来る理由は単にガキだからだろう。あまりにも無防備すぎるから、自分のことを思うならやめておけ」という内容だったようです。何者かのメッセージは、危険性を軽視していた場違いな「ガキ」への忠告だったのめしょうか。

世界中で流行!深層ウェブで買えるミステリーボックスとは

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2018年頃から海外の一部You Tuberの間で「ミステリーボックス」というものが流行しました。日本で言うところの福袋のようなもので、一般オークションで中身が不明の箱を購入し、視聴者の前で開封するといった動画が話題を呼び、人気の企画となりました。

深層ウェブで販売されている謎の箱

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ミステリーボックスは1つ数万〜数十万円と幅広い値段で販売されており、購入者も視聴者も開けるまで中身が分からないという緊張感が人気の理由のようです。ここまでは普通に購入できるミステリーボックスなのですが、ダークウェブでも販売されているようです。

そもそもミステリーボックスを購入すること自体危険な行為なのですが、問題はその中身でしょう。海外のYou Tuberが「ダークウェブで購入したミステリーボックスが届いた!」というタイトルで投稿した動画は、再生回数1千万回を超えたそうです。

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