深海のギャング!怖すぎる顔のホウライエソの知られざる生態や特徴とは?

その容姿はエイリアンか怪獣か、そんな見た目の深海魚が「ホウライエソ」です。「深海のギャング」の異名も持っています。今回はホウライエソの知られざる生態を、画像や動画とともに紐解いていきましょう!見た目にそぐわないおバカな一面もあります!

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まずはホウライエソの画像を見てみよう!

12019 / Pixabay

皆さんは、ホウライエソという生き物はご存知でしょうか?あまり聞きなれない名前で馴染みが少ない深海魚ですがこちらの記事ではそんな不思議いっぱいのホウライエソを詳しくご紹介していきます。また色んな画像も載せますのでご覧ください。

ホウライエソの画像①

こちらの画像がホウライエソです。とても恐ろしい見た目をしています。特にキバが長く、鋭いところが目立っていて凶暴な深海魚にもみえます。それにしてもこんなに大きなキバを持ちつつもちゃんと口に収まり閉じられるのでしょうか?

ホウライエソの画像②

やはりとても恐ろしく怖い印象を受けるフェイスをしています。もしもこんな見た目の魚と偶然にも遭遇してしまったら思わず我々人間まで逃げてしまいたくなります。エイリアンや怪獣などと呼ばれる理由が分かりました。

ホウライエソってどんな深海魚?

ijmaki / Pixabay

こんなホラーな見た目のホウライエソは一体どんな生き物なのか?そもそもどこで生息しているのか、怖い印象を受ける深海魚が見た事がない方にとっては、不思議がいっぱいです。なのでこれから詳しくご説明していきます。

ホウライエソの名前の由来

ホウライエソは漢字にすると「蓬莱鱛」となります。このエソという意味は上顎より長い下顎が上へ曲がっている事、簡単に言えばしゃくれです。それが人が笑い興じる様の「エソ(笑壺)」「エツボ(笑莟)」からつけられたと言われています。また学名は「Chauliodus sloani」となります。

ホウライエソの特徴

そんな恐怖な見た目をしている生き物ですが、なんと体長は35㎝とそこまで巨大ではないです。また体はどちらかというとペラペラで体重約67gと軽く体重もそんなに重くありません。そのため、より一層下顎と大きい牙が目立ち一番特徴的なのです。

ホウライエソの生態

ホウライエソは深海で暮らしていますが、深海と言えば食すエサが少なく貧困と言われています。それゆえに獲物たちを確実に捕らえるために大きく鋭いキバになったそうです。また長い背びれがユラユラと揺れ小魚をおびき寄せ、食す生活をしています。

ホウライエソの生息域・分布

Pexels / Pixabay

滅多に見かけることはないですが、そんな怖い顔を持った彼らは北海道太平洋などの水深200~2500メートル程度に生息しているのです。とても深いですのでもちろん遭遇しないわけです。別種類の深海魚もご覧になりたい方はこちら。

ホウライエソの見た目と違ったおバカな一面

意外にも怖いフェイスをお持ちのホウライエソは怖いだけじゃなく、おバカさんでおちゃめな一面も持っているのです。見た目で判断してはいけないとはこの事ですね。そんな一面があるのは想像がつかないと思いますが、ご紹介していきます。

牙が邪魔で口が閉まらない

なんと特徴的であるこの大きな牙が邪魔をして、口が閉まらないのです。先ほどにも書きましたがこのお口はやっぱり閉まらないのですね。こんな秘密を知ってしまったらもうこの子は怖くはありません。ですがやはり深海で生き抜くために頭部分やキバなどが巨大化し進化していってるのです。

獲物が大きいと飲み込めずに餓死することも

また捕まえた獲物が大きすぎると飲み込めずに餓死してしまうことがあります。大きい獲物を捕まえるなんて特徴的なキバが大活躍していますが、喉は普通のサイズだった。ってことが後から気づくのでしょうか。キバがこれほど大きければ欲張りさんにもなっちゃいますね。

特殊な骨格をしている?

このホウライエソは大きな口をしてますが、獲物を捕らえる時にかなり大きく口を開けても自分自身の顎などに影響を及ぼさないのか?また特徴的である不思議な口元がどのような作りになっているのかを詳しく解説していきますのでご覧ください。

大きな口を開くため特殊な骨格をしている

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