スーパーナンペイ事件は3人の女性従業員が亡くなった未解決殺人事件
スーパーナンペイ事件は犯人不明の拳銃を用いた強盗殺人!
時期的には、21世紀迎える目前に起きた殺人です。場所は、東京都にある八王子市でお店が閉まってから、犯行が行われました。具体的には、どのような人が犠牲になったのでしょうか。また、加害者の候補すら浮上しなかったのかについても迫っていきます。タイトルにあるナンペイとは何のことでしょうか何か海外のネーミングのようにも見えます。
スーパーナンペイ事件は1995年7月30日の夜起こった
具体的には、店が閉まってからの犯行になるため、21時15分から始まり、わずか数分間の間に起こってしまいました。5分にも満たない時間で人々が殺害されたと言われています。確かに、通り魔事件ならものの数秒で行われたりもしますが、この案件に関しては、この犯行の間にどのような経過があったのでしょうか。
スーパーナンペイで働く3名の女性従業員が殺害された
現場で殺されてしまった人々は全て女性でした。合計で3人の方がこの災厄によって亡くなってしまいました。一人の方は中年の女性の方で、残り二人の方はまだ高校に通っている学生でした。全員、アルバイトとして勤務していて、日常の生活の一部として働きにきていただけなのに、こんな非現実的なことに巻き込まれてしまいました。
スーパーナンペイ事件の犯人は特定されていない
結論から言うと、いくつか候補の人々があがってはりるのですが、未だに犯人が捕まっていません。それにはいくつかの加害者の不可解な行動が起因しております。今から述べる点をながめてみても、犯人の意図がどこにあったのかとてもとても見当がつけづらいようにみえます。それでは、謎の犯人のアクションについてこれから並べていきます。
拳銃を使用
なんと日本と言う銃社会とは縁遠い国で、銃による殺害が行われました。しかも八王子という都心部からも離れたところに位置する土地で、1995年というごく最近の時期にもかかわらずです。またフィリピン製のものを扱っていました。後程、さらにこの件について「スーパーナンペイ事件の争点・・・」で考察していきますので、是非ご覧ください。
何も取られていない
スーパーでの事件と言えば、基本的には強盗関係かなと思われる方も少なくないと言えます。しかし、なんと犯人は何かを奪っていった形跡は皆無でした。金庫などもあったのですが、開けようと試みた様子もあまり見うけられてなかったそうです。さらにお店にあった貴金属類にも触れた感じはなかったそうです。この点は、特に謎を深めている点です。
殺害の仕方について
学生の二人は、ガムテープで拘束され、頭の後ろとても近い距離からから一発づつ引き金を引かれて、即死に陥ったようです。残りの一人の方に関しては、縛らててもいませんでしたが、銃を握る部分で殴られ、金庫の面前に突き飛ばされた後に、撃たれてなくなりました。三人とも、脳を撃ちぬかれて、助かりようのない状態で発見されました。
犯人は焦っていたのか?
何も強奪されていないのは、犠牲者とのやりとりで何か焦りが生じたのでしょうか。しかし、犯人のやり口は、焦っている人間の行動とは考え難いです。なぜなら、しっかり頭に向けて撃っているからです。犠牲者の誰かに恨みをもっており、殺しに来たのでしょうか。しかし、わざわざスーパーを現場に選ぶというのも腑に落ちないと言えます。
スーパーナンペイ事件命名の由来はスーパーの名前
実はスーパーマーケットの名前になります。しかしご存知の方もいない方も多いかもしれません。なぜなら、この不幸な出来事のおかげで、現在はスパーナンペイ自体なくなっていることが影響しているからです。実際、インターネットで検索をかけてきてもそのスーパーの情報が出てこなく、今ではこの事件の話ばかりが上位に並んでるという状態です。
スーパーナンペイ事件の概要【時系列で整理】
ここでは、より詳しく迫っていくため、時間と照らしあわせて概要について触れていきます。また、三人はどのような経緯で店にいて、いかなる行動をしていた、もしくは最中だったのかについてもご説明していきます。また、不審なものが犯行時間に目撃されていなかったかについても述べていきます。最後に、遺体の発見者についても話していきます。
犠牲者について
まず、中年女性の方のお名前は、稲垣さんという方で当時の年齢は47歳でした。この事件において特にキーパーソンである線が濃厚と思われる犠牲者です。ここでは、わかりやすくするために、残りの二人の女子高生をそれぞれ「Aさん」と「Bさん」と表記して、流れについてご説明していきます。それでは、事の経過を見ていきましょう。
時間はバラバラに被害者の三人が店に来る
実のところ、犠牲者たちは一緒に仕事して、店が閉店したあとも残って仕事をしていたというわけではありません。まずは、おのおのが閉店作業が行わる前までの行動について並べてみました。また、犠牲者の方々で出勤日であり、勤務をしていた時間帯には、あるイベントが行われていました。
Aさんと稲垣さんの勤務中に
前もって言いますと、Bさんは出勤日ではありませんでした。他の二人が働いていた時間に、近所では祭りが行われていました。毎年このエリアで行われている地元の自治会による盆踊りの大会で、18時半ごろに開催されました。開催場所は、現場からわずか100mぐらいだったので、にぎやかさが店の方にも伝わってきました。
Aさんについて
自宅から現場まで2,3分というとてもいつ到着したかはわかりませんが、出勤し17時には仕事を始めました。17時半になる前には、男性の店員は退勤し、以降は女性だけが勤務していました。2号のレジを担当して、閉店まで働きました。Aさんにとっては、ここまではきっといつも通り働いていただけにすぎなかったと言えます。
Bさんについて
Aさんに会うためと勤務の予定を確認するために、18時50分から家から自転車に乗って店に向かいました。買い物に来店していた方の話では、Aさんの横で仕事を終えるのを待ってる様子だったと語られています。終わってから祭りに行くという内容の会話していたという証言もあります。そして、20時30分を迎えるという形に至りました。
稲垣さんについて
Aさんと同じで出勤した時刻は不明ですが、17時には同じく勤務に就きました。担当は3号のレジでした。ちなみに、彼女は知り合いの男性に車で送ってきて店に来ました。そして仕事が終わった後に一緒にある小料理屋さんに行く予定を立てていました。20時を回った時点で、店で働いていた関係者は犠牲者の3人のみとなっていました。
営業中不審な50代男性が目撃される
実は、ある有力ともとれる目撃証言が17時30分頃の店の様子について、浮上しました。買い物に来ていた方の話では、スーパーの前でうろうろしていた、怪しげな男がいたということでした。彼の特徴は、年齢としては50代くらいに見えたそうです。服装は、白いシャツを着ていて、グレーのズボンを履いていたという出で立ちでした。
20時30分閉店作業開始、店内には女性従業員3名のみ
上での述べた、不審な男性かは定かではありませんが、今度は店内に疑わしい者があらわれました。周りをうかがいながら、ぶらぶらする男性が現れました。しかも、特に何も買う様子がありませんでした。そして、こちらの人物に関しては、40代から50代ではないかと思われる男性という目撃情報があがっています。
20時に稲垣さんが店内を離れる
閉店時間は21時だったのですが、それより1時間早く、自身の受け持っていたレジを閉めて、そのお金を、2階にある事務所に持っていきました。先ほども述べた通り、20時の時点で彼女らしかいなかったので、店の中には従業員は女学生の二人だけとなる状態になっていました。そのあたりが、犯人に魔が差すチャンスを与えたのでしょうか。
閉店間際には
Aを待っていたBさんが、店が終わる直前に買い物を済ましていました。なぜわかったかというとレシートが、出てきたからです。内容は、牛乳と卵を購入したようです。ただ、これから祭りに遊びに行くのに買ったのは、どういう意図だったのでしょうか。もしくは、店内にとりあえず置いて出向くつもりだったのでしょうか。
21時閉店。レジを締め売上金を2階事務所へ
祭りの方は、特に盛り上がる時間帯に突入し、演奏の音が周辺に響き渡っていました。締めのタイムになり、自身の担当したレジの分の売り上げのお金をもって、今度はAさんが事務所に行きました。稲垣さんは、売り上げの係だったので、彼女からお金を受け取りました。そして、金庫にお金を収めて、ダイヤルを回して、施錠しました。
21時06分、再び不審者が現れる
稲垣さんが、店内の電気を消して、戸締りを行いました。このあたりの時刻に、周囲に住む人の証言では、再度胡散臭い男が目撃されています。その住民の方は運転中で、ちょうどスーパーの路地に、人影があったのを見かけたそうです。姿は、男性のように見えたと語っています。その人物は、車のライトがあたると顔を伏せました。
21時07分にあたりが静かに
ちょうど、先は度まで盛り上がっていた、盆踊りの方は終了を迎えたため、静寂に包まれ始めました。スタッフの方たちもちょうどひと段落して、ほっと一息ついた時間と言えます。しかし、ここからわずか10分も経たない間に、彼女たちに凄惨なわざわいが降りかかることになります。
21時15分、稲垣さんが知人男性に電話で迎えを頼む
稲垣さんが店がはけてから会う予定をしている男の人に、迎えに来てもらうために、電話をかけました。ちなみに通信した記録も残っていて、事務所にある電話を使用しました。ところで、ただいま未解決事件のお話をしていますが、パラコート連続毒殺事件という悲惨な他の未解決事件をご存知でしょうか。ご興味のある方は、こちらもご覧ください。
21時17分、近くの路上で5発の銃声が聞こえる
祭りがあって、周囲は楽し気な余韻が残る中、刹那に怪音が響き渡ります。スーパーの近くの道路のあたりにいた高校生の恋人同士の二人組は、突如日本での生活では聞きなれない音を耳にします。カップルの証言では、お店のあたりから、なんと5回も銃声のような音が発せられたそうです。
殺害に行われた時間
男性に稲垣さんが連絡をとったのが15分で、銃声が鳴ったのが17分と、わずがな時間しか流れていません。殺人が行われるのにかかった時間は、おおよそたったの2分30秒程度の時間だったと言われています。その間に5不発の銃弾を放ち犯人は、3名の尊い命を奪い去りました。
21時20分、稲垣さん知人男性到着
車にのせるため、お店にやってきました。駐車場に自身の車を停めながら、彼女を待っていました。しかし、いつまで経っても待ち人が出てくることはありませんでした。車を停めてから、25分経過し、彼は思いました。もしや先に行ってしまったのではと推測し、確認をするために、予定していた小料理屋さんに向かいました。
小料理屋に稲垣さんの姿が・・
しかし、男性が小料理屋に着いたら、稲垣さんが来た気配はありませんでした。彼は、不思議に思い、その料理屋さんの女将さんを連れて、2人でスーパーに向かいます。女将さんが同行するぐらいなので、男性にとっては、とても行きつけの店だったのでしょうか。そん中、皮肉なことに遺体の第一発見者はこの男性になりました。
22時00分、小料理屋の女将を連れた男性が事務所で3人の死体を発見
まずは、女将さんが事務所に入りました。なぜかというと、女性が着替えてるかもしれないという配慮からと語られています。彼女の話では、事務所のカギは開いていたそうです。また、事務所の付近で声を出して見ましたが、どこからも応答がありませんでした。人の気配がなかったので、一旦車に戻るという流れです。
再び事務所へ
女将は150センチメートルとかなり小柄だったため、部屋の奥まで見えなかった可能性がありました。そして、再度男性と女将の二人で、事務所に入ると、すでに息をしていない女性が3人倒れているのを目の当たりにすることになります。これが、事件があった一連の経緯となっております。
スーパーナンペイ事件で考えられる2つの動機
はたして犯人にはどんな目論見があったのでしょうか。結果から見ると、物もお金も盗らずに、ただ人々を殺害していきました。これは、人を殺すことが目的の犯行だったのでしょうか。実は、主に二つの説がこの件についてあがっています。それは、怨恨説と強盗説の2点になります。ここでは、付随する根拠を含めて、それぞれの説に迫っていきます。
スーパーナンペイ事件の動機①怨恨説
被害者3人のうちの誰かを狙ったのではないかという説があります。ひととおりの流れを見て、感じた人もいるかもしれませんが、ちらちら50代くらいの不審者がその日には登場していました。自然に考えると、ターゲットになっていたのは稲垣さんだったのでしょうか。まず、より具体的な背景を解説していき、その後に考察を加えていきます。
金庫について
ここで注目したいのは、一点目は稲垣さんは、売上金の係でもあったため、金庫の開け方を知っていました。2点目は、金庫に収められていたお金は500万円ぐらいありました。なぜそんなにお金があったかというと、週末の売上金だったからです。しかし、そんな大金があるにも関わらず、金庫を狙った形跡がありませんでした。
犯人の移動の軌跡
加害者の動いた線は、1本道の往復だったそうです。その動きは、事務所に向かってまっすぐに侵入し、そして行動を済ますとそのまま、出ていったということが、調べによって判明しているそうです。特に無駄のない動きをしていて、まるで目的を遂行だけをシンプルに行ったかのようにみえます。
他の金品について
先ほどの殺しのみに集中していたのを裏付けるかのように、室内は物色した跡がいっさいなかったそうです。具体的には、机の引き出しをあけるような行為も見うけられず、しかも被害者たちの財布にもまったく手を付けている様子がなかったと言われています。余程焦っていたのでしょうか、それとも限られた時間で実行する計画だったのでしょか。
殺し方
犠牲者全員が、脳幹を撃ち抜かれていて、即死の状態だったそうです。さらに、稲垣さんに関しては、一発目を打たれた後に、念を押すかのようにもう一回撃たれています。ここから見て取れるのは、やはり殺すことを主体においた犯行で、1発で基本的に決めている点からも、殺しに精通した人物のように感じます。
稲垣さんは、以前から脅迫されてた?
実は、カッター入りの脅迫文といういかにもな脅しを稲垣さんは受けていました。その内容は、このままだと命がないというメッセージが書かれていたそうです。こちらは、後日警察の捜査によって出てきたものです。また、差出人はわからずじまいでした。
スーパーナンペイ事件の動機②強盗説
前述のいろいろな状況を考えると、殺人が目的だったの可能性も高いようにも見えます。しかし、前述の金庫に入っていた額を考えると、盗みに入ったのも可能性としてありえます。そこで、強盗目的とした場合の、参考になる根拠について、ここでは展開をしていきます。これを見ると充分、金目当てというのもありえるとも言えるかもしれません。
しばしば空き巣の被害に
売上金を狙って押し入ったという線もしばしば話題にあがります。それには、ちゃんとした理由があります。なぜなら、なんとこのお店の事務所は幾度も空き巣の被害にあっていました。なので、盗みを働くものにとっては目を付けられやすかった可能性がかなり高いです。もしくは、内通者がいたから、何度も盗みが成功していたのでしょうか。
金庫の開錠について
稲垣さんや犯人が、冷静にダイヤルを回して開けれたか疑問が残ります。ましてや、稲垣さんが教えるにしても、自ら開けるにしても、日本では映画やドラマの世界でしか登場しない拳銃なんてものが突き付けれていたらなおさらです。これは、犯人ついても同様のことが言える可能性もあります。
犯人は動揺していた?
ほんとうは脅すつもりだけだったのに、カッとなって、発砲してしまう可能性は否めません。そして、目当てのものを手に入れる前に、さっさと逃走して、足がつかないようにしたというのも考えれます。金目当てだったけど、捕まるよりはましとばかりに逃走を図ったのかもしれません。
スーパーナンペイ事件の有力な動機は?
警察の方針では、強盗殺人として捜査がすすめられているそうです。確かに、普段空き巣にも入られていて楽勝だと思われているところに、祭りもやってる日に乗じて、気取られず盗みを入るつもりだった線もありえます。そして、スタッフと鉢合わせるのは予想してなくて、思わず殺してしまった可能性もあります。
脅迫文について
脅迫文のことを考えると、稲垣さんに金庫の鍵のことを教えてもらおうとしていた可能性もあります。ただ、やはり通常脅迫文ということは、稲垣さんに何か恨みを抱いていた者の犯行という線の方が高いと言えます。しかも、この後により詳しく補足しますが、殺害の仕方はとても手慣れているので、動揺して逃げたとはあまり考えづらいです。
怨恨の線が濃厚?
このような点を踏まえると大筋としては、稲垣さんに対しての怨恨という方向性が強いかもしれません。ただ、どのようなきっかけかはわかりませんし、具体的な証拠はありませんが、内通を試みて以前から脅していた線もなくはないです。みなさんはどちらの説が真相だと思われますか?もしくは、第3の説を考察された方もいるかもしれません。
スーパーナンペイ事件の特徴から考える犯人の正体は?
実は暴力団が関与しているのはという話もあります。なぜなら、この犯行のおおまかな流れや、現場の様子から考察した場合、犯人像は素人が衝動的にやったとは考えにくいからです。ここでは、その具体的な根拠について、いくつかあげていきます。また、当時の銃を入手する状況についても考慮すると、なおさら裏社会の人間が疑わしくみえます。
殺害方法が明らかに手慣れた手口だった
高校生の二人は背中合わせの状態で、口にはガムテープを張られて、手を後ろで縛られて横に倒されていました。このような行動をものの数分でやってのけるのは、よほど馴れてないとできません。それだけでなく、銃の扱いにもかなり長けていると言えます。使われた銃は、入手ルートのところで改めて言及しますが、簡単に言えばこの銃は粗悪品です。
銃の腕
そのような性能の悪い銃で、犠牲者を全て一発で、脳幹に当てているというのは相当手慣れていると言えます。しかも、撃ち方にしても超至近距離から撃つという徹底のしようです。もし、素人ならそんな近い距離から、人の頭に向けて銃を撃つなんてことはなかなかできません。裸の人を刃物で刺すのと同じくらい、容易にできることではありません。
3名殺害に掛かった時間は僅か数分間
21時に閉店して、15分の稲垣さんが電話して、そこから3分も経ってない間に、銃声が5発も聞こえて、3人全てが殺されてしまうというのは、相当早いです。ましてや、ガムテープで女性二人を縛ってまでいます。しかも、そんな短時間の間に物盗りだとしたら、尋問してる時間もほぼないと言えます。やはり、怨恨なのでしょうか。
スーパーナンペイ事件の争点!凶器の拳銃の入手ルートとは?
使用された銃は、フィリピン製で命中率も良くなく、扱いにくいものでした。さらに、当時拳銃というものは、日本ではテロリストや暴力団の専売特許とされていて、それ以外の人はなかなか手に入れられる代物ではありませんでした。ちなみに、使われた銃についてもう少し詳しくご紹介してきます。
銃の種類はスカイヤーズビンガム
コルト・ディテクティブスペシャルという銃のフィリピン版のコピーで、リボルバーの38口径のものです。日本国内での流通に関しては皆無ですが、年間でいうと2~3件くらい押収されていてるという情報があります。本家のコルトの方は、ディテクティブという名前だけに、アメリカの探偵や刑事もののドラマや映画でよく登場するものです。
過去の事件と同一の拳銃か?
昭和の終わりにあった金沢の資産家夫婦の殺人とこの記事で扱っているものの線条痕は、とても似ているということが分かっています。しかし、完全に一致というわかにはいきませんでした。しかも、銃が一緒だからと言って八王子と金沢の件が同一自分の犯行とも断定しづらいです。銃は、人の手を渡り歩いて使わている可能性も高いからです。
2009年には
実は2009年に、覚せい剤がらみで捕まったヤクザが持っていたガンと、エモノが同じではないかという話がでました。フィリピン警察を介して、捜査官らは鉄砲の製造元を訪ねて、線条痕などの資料に基づいて、日本への流通ルートについても探っています。
スーパーナンペイ事件犯人候補①暴力団関係者
今までの情報を見ていくと、反社会勢力に関わる者の犯行が濃厚のようにも見えます。雑誌である有力と思える便りが、公開されました。そこ内容は、犯人の名前が書かれた手紙があるが出てきたというものでした。実際、どのくらいの信憑性のあるものだったのでしょうか。
スーパーナンペイ事件の記事を書いた週刊文春の報道
昨今でも不倫騒動などで、巷をにぎわしている週刊誌がつかんだ話でした。八王子の事例に裏社会が関わっているという報せがあがりました。当時は、がお金が盗ることができそうなところのネタを仕入れてきて、そのネタを外国人に売って、車でそこまで案内して、実行させるような手口が横行していた時代でもありました。
スーパーナンペイ事件の犯人の実名が掛かれた手紙があると報道
別の件で捕まっている暴力団に携わるものが、別の場所で拘置されている彼の知り合いに送った手紙が波紋を広げました。そこには、彼が参加しているようなことを匂わせていて、そのなかでも実際に実行したものについても明かしています。
戦闘のプロ
なんと、殺害をしたのは、以前自衛官だったものの名前が綴られていました。たしかに、戦闘のプロであるので銃の扱いや人を拘束するのにも、かなりの訓練を積んでいるのはおおいにありえることで、手際よく動いていったのは頷けると言えます。
実際は拘置所内の友人に宛てた手紙で確証なし
なぜか具体的にその人物の住む場所や職業まで書かれていて、東京の清瀬市で新聞配達もしくはクリーング業に従事しているという話まで書かれていました。そこで、捜査本部がその情報をもとに調べていきました。そこで一人の男性が浮上してきました。
清瀬に該当する者がいたが
照合していった結果、清瀬在住の元自衛官で、かつ新聞配達の仕事に就いてる人物が出てきました。しかし、手紙に書かれていた名前とは違う名前で、さらに犯行の当日にはアリバイもありました。吐露している手紙は、決め手となるような事実も見つからず、まったくのガセネタではないかという結論になったそうです。
スーパーナンペイ事件犯人候補②強盗未遂で逮捕された男性(70代)
他にも犯人と思われる人物が幾人か出現しました。70代の男性、外国人、指紋が一致している者などがあげられます。まずは、とても高齢でいろいろな犯罪を繰り返していた者について迫っていきます。この人物は、とても変わっていて、いかにも疑わしい経歴をもつのですが、はたして真相はどうだったのでしょうか。
強盗未遂や過去に前科がある男性
かなり高い学力がないと受かることができない、日本の最高峰の大学である東大に行ったほどの秀才です。ただし、学校の方は中退しています。ある教授には、ノーベル賞を獲得できるほどの頭脳を持っていると評されていました。しかし、素晴らしい学歴とは裏腹に、何度も問題を起こしていて、「懲役太郎」という異名まで付いていました。
どんな犯罪を行ってきたか
筋金入りの半社会的な存在でした。驚くべきことに、テロリストの如くガスマスク、拳銃数丁、かつ実弾を千発も所持しているという超危険人物です。実際に、現金輸送車を襲撃したり、警備員を躊躇なく撃ったりもしています。犯人でないにしても、とても凶悪で恐ろしい輩だったと言わざるをえません。とても銃の扱いにも秀でた人物だと評判でした。
1995年には
別名は他にも持っていて、「スナイパー」という映画の世界のような名も冠していました。今から20年以上前に国松考二警察庁長官が狙撃された出来事があり、発砲して位置はターゲットから20~30メートル離れたところからねらったそうです。そして、この件の犯人は自分だと自白をしたのですが、解決されないまま時効を迎えました。
スーパーナンペイ事件当時、八王子周辺に居住
インターネットでは、あまりにも現実離れした人物であることから、スパイではないかとも騒がれました。今回の件があった頃には、周辺に居を構えていて、稲垣さんとどういういきさつかは不明ですが、顔見知りだったのではという話まであがっています。ただ、この説に確固たる信憑性はありません。
スーパーナンペイ事件に関する証拠や関与は不明
一度は、自白をしたものの、一変して簡単に撤回しており、十分の証拠もなかったため、ただのお騒がせの発言だったとされています。実際は、孤独な老人の活動家だっただけではないかとも囁かれています。彼の銃と線条痕が一致した噂が飛び交いましたが、真偽は定かではありません。
現在は
護送車襲撃の件で逮捕され、懲役15年の刑で岐阜の刑務所に服役しています。もうすぐ、90歳近い年齢になりパーキンソン病を患っています。解決しないままの長官狙撃の件もオウムが行ったとも言われいるし、もしくはこの人物の犯行という声もあがっていました。八王子といい、未解決事件に浮上してくる謎の年寄です。
スーパーナンペイ事件犯人候補③カナダ在住の中国人
①であったのような流れに似ていますが、この説では、ある人物が犯人を知っているというところから、語られていた対象者を警察がつきとめました。日本ではなく、海外に範囲が広がって操作が行われました。特に当時から、よく話にあがっていたお隣の国の者たちとの共同の犯罪が関わってくる話です。
スーパーナンペイ事件について告発が?中国の元日本人死刑囚の証言
チャイナで収監されている日本人がそこの公安局にある告白をしました。彼は、すでに覚せい剤所持の罪で中華人民共和国での死刑が決定されていました。そこで、ある犯罪について知っていることがあると言い、日本から捜査当局も面会にくる運びになりました。ちなみに、この男は2010年の4月に、あちらにある大連の刑務所で処刑となりました。
過去日本で強盗団グループに所属。その後カナダに妻子と在住
証言をしている男性は、なんと日本であった裕福な人々を狙った数十件の悪行の主犯格でもありました。そこで、共に悪事を働いていた中国人がスーパーの遂行者を知っているかもしれないと言い出しました。また、つるんでいた時に、八王子のことが話題にあがったこともあったと言及しています。
情報を頼りに
日本警察は、ついに中国人の容疑者にたどり着きました。この参考人は、福建省の出で、1994年に日本での不法滞在によって、強制送還されました。しかし、1995年に密入国で日本にまたやってきて、中国人によるチームの仲間に加わっていました。
日本を出国
2002年には日本を出ていき、その4年後には難民として、カナダにたどり着きます。そこで、永住権を所得して、トロントい住みました。しかも、妻子もあり、食料品の店で働くまでになっています。犯罪者がこのようなかたちで、一般的な生活をして日常に溶け込んでいるかもしれないと思うと寒気がします。
警察が容疑者にパスポート不正使用で逮捕状を出す
別人の名義の旅券を用いるという正当でないやり口で、渡航したとして、逮捕を試みました。このような方法を取らないと、直接呼び寄せるのは困難と言えます。また、他の事件であげた日本と中国の入り混じった凶悪なグループの一員からは、有力な証言がありました。
情報を提供していた?
八王子の事が起こる前に、店の現金の保管の状況や、内部の情報の詳細について、他者に教えていたという話まででてきました。ますます加担しているのが色濃くなり、疑惑はつのりました。しかし、残念ながらなかなか思うように進展する運びにはなりませんでした。やはり国際的なやりとりまで絡んでくると、難易度は高まります。
供述は得られないままカナダに強制送還
身柄の引き渡しを要求したのですが、その際日本はカナダの司法当局に対してある確約をしました。旅券の件以外での容疑で拘束や裁判をしないということや、刑事手続きの完了後に中国に引き渡さないなどの決め事芳しくないものでした。
2013年に
カナダから日本へ引っ張られて、この中国人は逮捕されました。しかし、残念ながらナンペイの件に関する話は掴むことができなかったです。そして、懲役2年、執行猶予5年の有罪と決定されました。彼は犯人として、確定されることもないまま、2014年の9月には強制送還という運びになりました。
犯罪者の引き渡しについて
日本では実は、アメリカ合衆国と韓国との二国の間でしか、基本的に国外に逃亡した犯罪者や容疑者を呼び戻す条約を結んでいません。フランスやイギリスは100ヶ国前後、アメリカ合衆国も70ヶ国近くと条約を結んでいます。日本については、あまりにも少ない国としか行われていないのが現状です。
スーパーナンペイ事件犯人候補④指紋がほぼ一致している日本人
なかなか犯人が見つからないまま、いたずらに時が過ぎていきましたが、ここにきて有力な事実が浮上してきました。それは、なにか犯罪が起きた時には、決定的な物証になりかねない、指紋について展開がありました。なんと、かぎりなく事件現場での指紋と一致した指を持つものが出現しました。この人物が有力なのではという話がよくあがりました。
2015年の捜査で指紋がほぼ一致した人物が浮上
一連の犯人候補の中で特に有力な容疑者とされた人物です。何よりも、指紋が一致しているのが大きな要因となっております。最終的に指紋の8点もの特徴が一致しています。また、犯行を行う動機がおおいにありえるといえます。そして、彼の周りには銃の調達ができると言っていた人物まで浮上してきました。
犯行の動機
この疑わしい人物の同僚の談では、彼の息子が大きな事故を起こしてしまって、莫大な賠償金が発生しているという話でした。しかも保険にも入ってなかったのでかなり困っていたという話です。そこでナンペイのお金を狙ったのではという話が上がっています。確かに保険に入ってない場合は事故などを起こしたとき尋常じゃないお金が必要になります。
銃を都合できる人物の影
彼の知人には、常日頃から銃を用意できると言いまわっていた人物がいました。さらに、元ヤクザだからとも言っていたそうです。この人物は取材なども受けたそうですが、事件の関与を否定しました。また、殺害に使用されたスカイヤーズビンガムという銃も知らないと言っています。たまたま銃の話をしていただけに過ぎなかったのでしょうか。
スーパーナンペイ事件当時、事情聴取も受けている
事件当日の証言に怪しい車が店の中を窺っていたという状況を目撃したというものがありました。ちなみに、この容疑者の所持している車は、型が旧式の白色のチェイサーだったそうです。現場で目撃された車種と同じものだったため、参考人として事情聴取という運びなりました。いろいろな要因を考えると、偶然としては片づけにくいです。