警察が容疑者にパスポート不正使用で逮捕状を出す
別人の名義の旅券を用いるという正当でないやり口で、渡航したとして、逮捕を試みました。このような方法を取らないと、直接呼び寄せるのは困難と言えます。また、他の事件であげた日本と中国の入り混じった凶悪なグループの一員からは、有力な証言がありました。
情報を提供していた?
八王子の事が起こる前に、店の現金の保管の状況や、内部の情報の詳細について、他者に教えていたという話まででてきました。ますます加担しているのが色濃くなり、疑惑はつのりました。しかし、残念ながらなかなか思うように進展する運びにはなりませんでした。やはり国際的なやりとりまで絡んでくると、難易度は高まります。
供述は得られないままカナダに強制送還
身柄の引き渡しを要求したのですが、その際日本はカナダの司法当局に対してある確約をしました。旅券の件以外での容疑で拘束や裁判をしないということや、刑事手続きの完了後に中国に引き渡さないなどの決め事芳しくないものでした。
2013年に
カナダから日本へ引っ張られて、この中国人は逮捕されました。しかし、残念ながらナンペイの件に関する話は掴むことができなかったです。そして、懲役2年、執行猶予5年の有罪と決定されました。彼は犯人として、確定されることもないまま、2014年の9月には強制送還という運びになりました。
犯罪者の引き渡しについて
日本では実は、アメリカ合衆国と韓国との二国の間でしか、基本的に国外に逃亡した犯罪者や容疑者を呼び戻す条約を結んでいません。フランスやイギリスは100ヶ国前後、アメリカ合衆国も70ヶ国近くと条約を結んでいます。日本については、あまりにも少ない国としか行われていないのが現状です。
スーパーナンペイ事件犯人候補④指紋がほぼ一致している日本人
なかなか犯人が見つからないまま、いたずらに時が過ぎていきましたが、ここにきて有力な事実が浮上してきました。それは、なにか犯罪が起きた時には、決定的な物証になりかねない、指紋について展開がありました。なんと、かぎりなく事件現場での指紋と一致した指を持つものが出現しました。この人物が有力なのではという話がよくあがりました。
2015年の捜査で指紋がほぼ一致した人物が浮上
一連の犯人候補の中で特に有力な容疑者とされた人物です。何よりも、指紋が一致しているのが大きな要因となっております。最終的に指紋の8点もの特徴が一致しています。また、犯行を行う動機がおおいにありえるといえます。そして、彼の周りには銃の調達ができると言っていた人物まで浮上してきました。
犯行の動機
この疑わしい人物の同僚の談では、彼の息子が大きな事故を起こしてしまって、莫大な賠償金が発生しているという話でした。しかも保険にも入ってなかったのでかなり困っていたという話です。そこでナンペイのお金を狙ったのではという話が上がっています。確かに保険に入ってない場合は事故などを起こしたとき尋常じゃないお金が必要になります。
銃を都合できる人物の影
彼の知人には、常日頃から銃を用意できると言いまわっていた人物がいました。さらに、元ヤクザだからとも言っていたそうです。この人物は取材なども受けたそうですが、事件の関与を否定しました。また、殺害に使用されたスカイヤーズビンガムという銃も知らないと言っています。たまたま銃の話をしていただけに過ぎなかったのでしょうか。
スーパーナンペイ事件当時、事情聴取も受けている
事件当日の証言に怪しい車が店の中を窺っていたという状況を目撃したというものがありました。ちなみに、この容疑者の所持している車は、型が旧式の白色のチェイサーだったそうです。現場で目撃された車種と同じものだったため、参考人として事情聴取という運びなりました。いろいろな要因を考えると、偶然としては片づけにくいです。