高知白バイ事件とは?内部告発がもみ消された疑惑の冤罪事件の真相とその後

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では自損事故だとしたらどうか、その場合には警察庁がスクールバスの損害を負わなくてはなりません。更には速度超過なども問われ、亡くなった遺族にも支払わなくてはいけないことでしょう。警察官を辞さないことになるかもしれません。全ては巧みに仕組まれた冤罪事件によっても保険金詐欺を疑われても仕方がない結果になるのでした。

高知白バイ事件のその後は?

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冤罪事件である可能性が濃厚な、この高知白バイ事件では刑が確定しただけではありません。納得がいかないことは当然のことですが、その後に待ち受けていることで1人の人生が変わることになります。多くの人間によって、人生が狂わされることがあることが浮き彫りにされてしまう恐ろしいこととと言えるでしょう。

いずれ忘れ去られると思われているのか、これが「権力」なのか疑問は残ります。この事件によって多くの証言が無視されましたが、その後や現在はどうなっているかです。捏造されていたとしたら、もみ消されている事実が無視されているとしたら、遣る瀬無い思いはどこへ向ければ良いのでしょうか。

再審請求が棄却される

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2007年、高知地方裁判所で証言は信憑性にかける上に、検察側の判断のみが信用され判決は禁錮1年4ヶ月。被告は高松高等裁判所へ控訴したことはもちろんのことですが、あっけなく棄却されたのです。しかも最高裁判所(最高裁)への上告も、簡単に棄却されてしまいます。

再審請求すら認められない中、刑に服し、運転手だった片岡晴彦氏は既に出所しているのです。高裁も最高裁も、どちらも再審が認められないとされる判決に納得できるはずはありません。どんな証言も採用されない、そんなことが現実に起こっていることが明らかにされたのでした。

真相は明らかになっていない

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本来事件が事実であれば、話は結末を迎えていたことでしょう。今尚語られるのはなぜかと言うと、冤罪に可能背が高い事件の隠蔽を誰もが感じているからであり、判決の結果に納得していないためです。あってはならないことが事実なら、大きな問題に発展することは間違いないでしょう。

高松高裁に即時抗告した際は、月に一度街頭で署名活動もしていたほど必死に戦っています。隠された真相は、必ず誰かが知っていて蓋をされていることは確かだからです。もちろん運転手本人だけでなく、多くの人が冤罪について意義があるのは当然のことかもしれません。

高知白バイ事件のバスの運転手「片岡晴彦」さんの現在

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高知白バイ事件と呼ばれる、スクールバスの運転手「片岡晴彦氏」が納得いかないままであることは言うまでもありません。ただ出所した後、諦めてしまったのではないことも、当事者なら誰でも感じることです。現在、片岡晴彦氏はどのように生活し、人生が狂わされてしまったのでしょうか。

手を拱いているだけに収まらないほど、納得ができないことは確かです。今ではどのように片岡晴彦氏は向き合い、また生活をしているのでしょうか。

特別抗告を出すも棄却

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片岡晴彦氏は、2016年に通常の不服申し立てができない場合に提起する「特別抗告」を行います。事実だけが加盟されることを願って、ありとあらゆる方法を用いるしかありません。それも、裁判所の判断で「そもそも捏造ではない」ことを理由に2018年に棄却するのです。

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後輪については誰も触れず、前輪についてのもの判断になるのですが、なぜ触れられなかったかについて、裁判所と警察の関係が疑われても仕方がないかもしれません。

当然普通なら市民の味方であるはずの立場に対して、悔しい思いだけが残ることは確かです。そして今尚冤罪事件の可能性が高いことで、注目を浴びていることになります。求められていることは、たった一つの「真実」だけなのです。

アルバイトで食い繋ぐ

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事件さえなければ、高知白バイ事件をきっかけに職を失ったことはもちろんのこと、現在の生活もやっとの生活が続いています。朝早くから新聞配達を始め、デイサービスの送迎、お弁当の配達などを掛け持ちして何とかやっとの生活を続けています。冤罪が証明されれば生活に変化があるかもしれません。

犯歴はどうしても、レッテルを貼られてしまうことが多いのが現状です。人生が狂わされてしまっても、生きていくためには必死なことが伺えます。辛い日々を取り返せるなら、抜け出せるならと願いを抱くことは毎日ではないでしょうか。

衝突事故の冤罪を回避するにはどうするべきか?

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衝突事件の多くは、どちらに責任があるかと問われることが大半でしょう。中には捏造されたと訴える事案もあることが、伺えるのかもしれません。捏造までいかなくとも、納得のいかない事件や事故は耐えないからです。そして事件になることで、冤罪を回避できることもできるはずではないでしょうか。今現在も多い衝突事故の冤罪を回避するには、日々進化を続ける製品も必要です。

また、証言をきちんと集めることも大切になるでしょう。必ずしも高知白バイ事件のように、証言が採用されない事案ばかりではないからです。とは言ってもまずは自分自身を守ることが大切になることも確かなので、どうすることが良いのでしょうか。

ドライブレコーダーを取り付ける

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高知白バイ事件の時には普及されていなかった製品で、今現在多く普及されているのがドライブレコーダー。前方だけでなく、今では後方にも設置することが可能です。また範囲も広くなっていることから、防犯カメラと同じように、車載で映し出されるドライブレコーダーの導入は日に日に多くなっています。「煽り運転」が問題視されている現在ですが、衝突事故の詳細も判明することが言えるでしょう。

また進化を続けていることで、保存方法も簡単になっています。人ごとではなくなっているのが事故なので、大きな必要性が求められていると言えるのです。証言も大切ですが、確たる証拠を掴んでおくことは最も大切と言えるでしょう。

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加害者はどこにいるのか問われた死亡事故

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その道を通るはずはない、そういった事故での冤罪になる可能性を含めた事故もあったのです。加害者はどっちなのか、本当に被害にあって亡くなった方が原因なのかと問われた事故もあったと言えます。それはスクーターと乗用車の事故から始まった悲しい事故です。もちろん日々の中で納得がいかない事故は多く、訴訟にまでなる事件や事故もあるでしょう。

「責任問題」を問われ、冤罪になるかもしれなかった事故についてになりますが、事件に発展した痛ましい内容です。本当の加害者はどこにいるのでしょうか、悲しい事故は意外でもあり下手をすれば非難を浴びている冤罪とされていたことは間違いありません。そこで加害者とされたものの、被害者だった事件を紹介します。

「あり得ない」と話す親族の証言

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2019年1月のまだ寒空の中、静岡県三島市で会社員の男性当時50歳の中澤勝美氏は、スクーターで帰宅途中に交通事故を起こし亡くなりました。直進していたところ、細道へ右折しようとしていたところを、直進してきた乗用車に乗る当時46歳に渡辺さつきさんとぶつかり、大動脈の損傷によって即死したと言う痛ましい事故でした。

当初は中澤勝美氏の急な細道への右折が原因と、亡くなった側に責任があるとされます。帰宅後にはお見舞いに行こうとしていた中澤勝美氏の、優しい姿が見て取れるでしょう。まさに、死亡事故から一転して冤罪が問われたかもしれません。細道への右折について「あり得ない」と話す親族に、被害者の責任が問われたのです。そして、家族は非難の声を受けながらも真実の追求を始めたのでした。

あらゆる方法で覆された真実

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納得のいかない親族は、あらゆる手段を活用しますが、それはSNSを通してや新聞、ビラ配りなどを懸命にして証言を集めたのです。それは大々的に新聞を飾った内容から急展開を見せたと言えるでしょう。警察は再調査を始めたのですが、その結果は「あり得ない」と話す親族の証言の通りだったのです。

赤信号を直進で走行してきた、渡辺さつきさんに過失があったことが判明します。加害者であり過失があったとされた中澤勝美氏は、青信号であり細道の右折ではなかったのです。加害者に責任があるとされたことが一転、冤罪とされそうな痛ましい事故の被害者になったのでした。

冤罪にならないための事故の対処方法

車であれ、バイクであれ今ではドライブレコーダーが浸透しています。では警察に連絡して提示すれば、それで大丈夫かと言うと実はそれだけではないことが分かるのです。警察、保険会社の連絡はもちろんのこと、まずは落ち着いて取らないといけない行動があります。事故の当事者同士の連絡方法を求められても、決してすぐに応じないことが必要になるでしょう。

相手と不用意に連絡を交換することが後々のトラブルに繋がる可能性があるので良くないということは、想像できるかもしれません。とってはいけないことが分かったとはいえ、では、まず取らなければいけない方法とは何でしょうか。

ドライブレコーダーは提示の前に確認

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ドライブレコーダーに付いている機能の中に、保存されパソコンなどで再生できるタイプのものがあります。種類は豊富にあるものの、録画だけではないものが良いですが、その場合でも安易に警察に提示しないことが一番です。

その場で提示を促されて、すぐに渡してしまうことは避けないといけません。まずは自ら確認をして状況を知ることが大切になります。安易に提示してしまうと、後の証拠として操作される可能性もあることが言えます。

つまり、可能性として冤罪に繋がってしまうからです。きちんと残っていたはずの証拠は提示したはずなのに、という思いから一転証拠がない状態へと変わってしまいます。まずは警察に連絡してもすぐに渡さず、自ら確認をすることが大事になるでしょう。

弁護士への連絡

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大きな事故の場合や相手が興奮状態の特に言えることは、慌ててしまうことです。納得がいかない、トラブルに発展する可能性が含めている事件も同様でしょう。まずは警察に連絡し、保険会社や弁護士に連絡をすることが大切になります。相手に連絡方法の交換をすることも控えなくてはなりません。保険会社では、相手との交渉のためとされるケースもあるのですが、交換は避けて弁護士への相談です。

連絡するか否か、ドライブレコーダーの提示はどうするかなどの適切な指示を仰ぐことが必要になるでしょう。大きな事故の場合だけに限らずですが、不安を覚える事故の場合には警察に求められても提示する前に弁護士を通すことも大切です。

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高知白バイ事件は冤罪の可能性が高く謎の多い事件

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高知白バイ事件は、冤罪の可能性が非常に高い事件です。そして全てが隠されている謎多き要素をたくさん含んでいます。このようなことがないよう、自分を守ることも大切になるでしょう。ただし、全てが協力しあって作り上げられたのであれば、自衛することも難しいのが実態です。

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どこまで警察や裁判所を信じて良いか、証言をする必要性も問われてしまうのが今回の事件かもしれません。懸命に証言をするも採用されない時、誰を信じて良いのでしょうか。

第三者の立場でものを発言することの意味すら、問われてしまうことに繋がってしまうのです。疑いから始めてはいけないかもしれませんが、そうせざるを得ない現実もあることが見受けられます。そうしてしまった背景には、今回の事件のように一方的とも捉えられる現状があることは、否定できない悲しいことが原因でもあるのではないか、とも言えるのが事実だからです。

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全ての事件が冤罪ではないにしても、実際に悔しい思いをしている方は後を絶ちません。忘れてはいけないことは、冤罪によって苦しめられている方が多くいることです。この事件だけではないのですが、実際に過去だからと拭えない「事実」を突き止めることは大切でしょう。現に亡くなった後に真犯人が現れた、事件は事故だったということもあるのです。

中には立証されないまま、後で判明することもあるからこそ戦わなければなりません。そのため、現に冤罪を主張している事件は、数多く戦い続けていることが多いのです。今尚続いていることとして、安眠できる日を願って止むことはないでしょう。事実として、本当の「真実」が解明されることを願って、片岡晴彦は現在も過去と向き合いながら必死に戦っています。

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