スナッフフィルムは実在する?本物の殺人映像が収録されたと噂の映画も

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1979年にアメリカで発表されたドキュメンタリー作品。殺人鬼が2000ボルトの電気イスで処刑されるシーンや、ライフル乱射魔がSWATTに撃ち殺される瞬間。殺人魔がガス処刑される瞬間。飛行機事故の悲惨な上京。列車大事故で積み重なる死体。あるいはワニが人間を食い殺す瞬間などが納められています。

映画④「THE MAN BEHIND THE SUN – 黒い太陽731」

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1988年の香港映画。日中戦争で関東軍石井731部隊が行った人体実験を残酷に描いたものです。残酷な拷問のオンパレードです。氷の中に浸した手を熱湯に入れて肉をもぎ取る。ガス室で親子が処刑される。圧力を減らす部屋に男を入れてお尻から腸を出させるなどです。特に少年を解剖するシーンは本当に殺したのではないかと疑われました。

後に病院に死にそうな男の子を予約していたことが判明。ほかにも死体が次々と焼かれるシーンもリアルな映像ではないかといわれています。80年代エクスプロイテーション映画もここに極まったという感じです。

スナッフフィルムを題材にした作品

エクスプロイテーション映画が存続できる理由には、それを受けいれるマーケット、つまり見たいという人々の特急があることも事実です。それは動画というリアルなカタチだけでなく、アニメや小説という、オブラートに包みながらもより想像力が膨らむメディアにまで影響しているのです。

作品①「BLACK LAGOON」

BLACK LAGOON Blu-ray BOX

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シナリオライター虚淵 玄が創作し小学館サンデージェネックスで人気を博したアニメシリーズ。パチンコやパチスロになるほど注目を集めている。アンダーグランドな社会での暴力的で卑猥な表現が頻出するが、そこには多くの海外スプラッターなどを参考にしていると思われるシーンも多い。なかにはスナッフフィルムそっくりな場面もあります。

作品②「8mm」

8mm (字幕版)

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1999年にアメリカで発表された映画。ニコラス・ケイジ主演。あるセレブの死後に金庫から女性が殺されるシーンを写した8mmフィルムが発見されます。そのフィルムがリアルかフェイクかを調べるのがニコラス・ケイジ扮する探偵。ポルノやスプラッターに詳しいマックスの力を借りて真実を暴き出すストーリーです。

作品③「殺しのVTR」

殺しのVTR (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)

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1984年に発表されたデヴィッド・リンジーが書いたミステリー小説。警察を舞台とし、スナッフフィルムをモチーフにした推理小説でもあります。凄惨で残酷な描写ももちろんですが、精神分析学などを持ち出した独特で深みのある心理描写にも定評があります。

トーマス・エジソンもスナッフフィルムを撮影していた?

電気や映画(キネトスコープ、シネマトグラフはリュミエール兄弟)などを発明した発明王エジソン。実は幽霊探知機など奇妙奇天烈な発明も多いのです。そのなかでも、ホラーやスナッフを作り出していたことは注目に値します。画像の歴史はスナッフの歴史であるといってもいいのです。

メアリー女王の処刑

発明王エジソンはホラーも最初に作りました。世界で最初のホラーといわれる「悪魔の館」です。この動画のなかでは奇妙なことは数多く起こりますが、人殺しはありません。でもその前年の1895年、同じ監督の手によって、トリックを駆使した殺人シーンが映像として完成されていました。それがこの動画です。

首吊りの映像

「メアリー女王の処刑」を制作した後に、エジソンは実際に絞首刑にされる男の様子をフィルムに収めています。動画は実際のものではなく、同内容の古いフィルムです。都市伝説などではなく、映画はその生まれた瞬間からスナッフフィルムという要素を含んで発展していたのだと納得できます。

NEXT 像の感電死映像