徳を積むとは?意味は?人生をプラスに導くため生き方や効果をご紹介!

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まずは、「徳を積みたい」などの『最終目的』を設定します。その後、最終目的を達成するために必要な『目標』をいくつか設定します。「一週間で百個以上の善行をする」など、今の自分では少し努力をしなければ達成できない、少し高めの目標を設定した方が熱意を持って取り組めます。目標達成後のご褒美を用意しておくと、やる気も上がります。

⑩時間やお金に振り回されない

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時間の配分や活用方法などを考えるようにし、時間に振り回されるのではなく、時間を無駄なく有意義に使える人を目指しましょう。予定を隙間なく詰めるのではなく、時にはゆったりと過ごしましょう。時間に余裕がなくなってしまうと、心の余裕までなくなってしまいます。気分転換や考え事をする時間を持つなど、意味のある過ごし方をしましょう。

お金は、生活を維持するために不可欠なものですが、お金に振り回されてしまうと、他のことに目を向けるのが難しくなります。必要以上のお金を求めなくても、現在普通に生活が出来ている人は、特殊な事情がない限りは現状を維持できます。豊かで上等な暮らしを求めなければお金を欲する気持ちが和らぎ、心に余裕も出来てくるでしょう。

徳を下げるやってはいけないNG行動5選

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徳(功徳)が積む(貯める)ことができ、『良いこと』に変化して自分の元へ戻ってくるように、業(悪業)も積まれる(貯まる)ものであり、『悪いこと』に変化して自分の元へ戻ってきます。業(悪業)は徳(功徳)の量も減らしてしまいます。「業が深い」という言葉の意味など、『業』について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

周囲の魂に対して悪い行いをすると、魂の「苦痛」「恨み」などが業(悪業)となって積まれてしまいます。業(悪業)の量が多い人は、たくさんの『悪いこと』が戻ってくるので、「運が悪い」「他人から恨まれる」「いつも何かに苦しんでいる」など、悲惨な日常を送ることになります。

①他人を貶す、悪口を言う

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他人の悪口を言ってしまうと、内緒話のつもりで話したことも、瞬く間に広がってしまいます。ささやかな愚痴であっても、聞いた人の印象や感情が混ざってしまい、相手に伝わった時には、思ったこともない罵倒に変化していることもあります。

理不尽な発言や、不愉快な振る舞いをする相手には、つい愚痴や悪口が心に浮かんできますが、他人を貶してしまうと、自分の印象も悪くなってしまいます。逆に人を貶さない人は、それだけで印象が良くなり、信頼も寄せられます。

②見返りを求めて行動する

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人に親切にした時、「ありがとう」の一言を期待していませんか?感謝の気持ちや言葉を欲してしまうと、親切は『上徳』ではなく『下徳』になってしまいます。見返りを求めない善行でなければ、徳は積まれません。また、相手の捉え方によっては、善行ではなく押し付けとなってしまい、最悪の場合は業(悪業)が積まれてしまいます。

③自我を無理やり押し通す

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確実に自分が正しいと思っていると、無理にでも自我を押し通そうとしてしまう場合があります。それは善意からくるものであっても、相手にとっては不快な振る舞いです。我の強い人は特に注意が必要です。正否は置いておき、まずは、自我を通すのではなく、自分の正しさを述べるのでもなく、相手の意見を聞き、相手の意見や意思を尊重しましょう。

相手の意見に耳を傾けると、相手の意図がわかります。そして、相手の意図がわかると、相手の本質を見抜くことに繋がります。自我を持つことや、正しいことを伝えるのも大切ですが、相手の意見を聞いて、相手を深く知ることの方が大切だと考え、自我を無理に押し通すのはやめましょう。

④嫉妬心や怒りで行動する

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「嫉妬」「怒り」「後悔」「不安」などは、誰もが持っている感情です。しかし、強いネガティブな感情で行動してしまうと、自分だけではなく周囲にも悪影響を与えてしまいます。強いネガティブな感情は、「嫉妬心は向上心」「怒りは変化のきっかけ」など、強いポジティブな感情に変化させてしまいましょう。

⑤NOの意思表示をしない

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不当だと感じることや、正しいとは思えないことには、拒絶の意思表示をしましょう。意思表示をしない場合、肯定していると思われることがありますので、断固として譲らない姿勢を示しましょう。自分の意思を貫くと、不要な人間関係が削ぎ落とされ、必要な人間関係だけが残されます。勇気ある姿勢に共感した人も、惹かれて集まってきます。

徳を積むことは死後に関係する?

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徳は、輪廻している自分の魂にも影響を及ぼします。徳と悪業の積み重ねた量や、今際の際の心の状態によって、来世の境遇が決まります。徳の高い人は、今際の際であっても、醜く生に執着することや、後悔で嘆くこともなく、実りある毎日を送ることができて、自分の人生は楽しかったと、きっと心から満足して穏やかに生涯を終えるでしょう。

仏教の教えが関係している

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仏教では、「行為や行動には結果が生じる」という因果論によって、人の行為や行動を善と悪に分けています。善行を重ねて徳(功徳)を積んだか、悪行を重ねて業(悪業)を積んだかによって、来世の境遇が決まるとされています。

徳が高いと極楽浄土に行ける

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仏教の最終目的地である『極楽浄土(仏界)』や、天人の世界である『天道』に行くことができるのは、たくさんの徳を積み、悪業を最小限に抑えた人だけですが、浄土信仰の影響により、「特別に悪いことを行った人だけが地獄に行く」「普通の人は極楽浄土に行くことが出来る」と漠然と考えている人もいるようです。

徳が低いと地獄に落とされる

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徳の量が少なく、業(悪業)の量が多い人は、地獄道に落とされてしまいます。地獄道では、悪業の罪の意味を深く刻み込まれ、少しずつ悪業の量を減らしていかなければ、次の転生ができません。業(悪業)の量が物凄く多い場合は、永い時間を地獄道で過ごすことになります。

徳が高いかどうかはオーラでわかる?

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徳の高い人はみんな、特別な雰囲気を持っていますが、雰囲気だけではなくオーラも、「光輝いている」「色が繊細で明るく美しい」「澄んでいて透明感がある」「丸みを帯びている形」「サイズが広くて大きい」など、普通の人とは違っています。

徳が高い人は明るい金色のオーラであることが多い

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徳の高い人に多いのは、全身を覆うほど大きな『金色のオーラ』です。しかし、金色のオーラを持っている人すべての徳が高いわけではありません。徳の高い人ほど「輝いた明るい色」となり、徳が低くなると「暗く濁った濃い色」になります。

徳が高い人に多いオーラの色

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徳の高い人ほど、濁りの無い、明るく澄んだ美しい色のオーラを纏っています。多く見かける色は金色ですが、他の色を纏っている人もたくさんいます。徳の高い人に多いオーラの色の種類や性格の傾向について、ご紹介します。

  • ゴールド(金色)のオーラを纏っている人は、潜在能力が高く、霊的な感受性に優れた人です。先見の明があり、神の意識と同調できる人だとされています。
  • パープル(紫色)のオーラを纏っている人は、霊的な波動を持っており、冷静で人道主義な優しい人です。紫色は、濃淡などによって種類が分かれていますが、色が明るくなるほど「霊能力」が強くなり、色が薄くなるほど「直感」が鋭くなります。赤紫色の人は「意志の力」が強く、すみれ色の人は「創造性」に溢れています。
  • ピンク(桃色)のオーラを纏っている人は、無条件の愛と奉仕の心を持っています。共感力が高く、面倒見も良いです。ローズピンクのオーラを纏っている人は、「献身的な大きな愛」「バランスのとれた精神」「健康な体」を持っています。
  • ブルー(青色)のオーラを纏っている人は、無償の癒しを志す、理想を高く持つ人です。明度と透明度が増すと、道徳心も高くなります。明るい青色は精霊の色だと考えられており、純粋な霊性を表す神聖な色です。
  • グリーン(緑色)のオーラを纏っている人は、溢れるほどの愛情と調和を願う心を持っている、癒しを与える人です。自然を愛し、自分も含めた全ての人の健康を願っています。
  • ホワイト(白色)のオーラを纏っている人は、霊能力が強く、霊的にも精神的にも、神と強く繋がっているとされています。人道主義で他人を優先した考え方をします。輝きのある白色のオーラを纏った人は滅多にいません。
  • シルバー(銀色)のオーラを纏っている人は、知性的な人であり、自分の可能性や夢の実現を追い求める、理想に燃える人です。混じりけのない銀色のオーラを纏った人は滅多にいません。
  • レインボー(虹色)のオーラを纏っている人は、崇高な精神を持っており、カリスマ性が高い人気者です。虹色のオーラは、一見透明に見えますが揺らいで虹色が現れます。

考え方を展開させることでポジティブに近づく

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ポジティブな考え方が出来るようになると、徳を積みやすくなります。しかし、考え方を急に変えるのは難しいことです。まずは、考え方を変えるのではなく、考え方を展開させてみましょう。考え方を展開させる方法を2つご紹介します。

①考え方の選択肢を増やす

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まずは、考え方の選択肢を増やしてみましょう。日常生活のなかで、「今ネガティブなことを考えてしまったな」と気づいた時に、違う方向から物事を捉えます。見つけた複数ある選択肢の中から、前向きな気分になるものを選びましょう。大切なのは、『ポジティブな選択肢をたくさん見つけること』なので、選択した考え方の正誤は関係ありません。

多く使われる例えで、「水の残量の捉え方」があります。水の残量が少なくなっているのを目にした時、「残った量に落胆する」「元々の量に憤る」「残っていることを喜ぶ」「飲んだ量に満足する」「水が飲める環境に感謝する」など、様々な捉え方ができます。最初に感じたことに捕らわれるのではなく、別の選択肢を見つけるのです。

②苦痛や問題は解決するための『サイン』

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悩み事がある人はネガティブになりがちです。苦痛や問題が自分の元を訪れた時に、「どうして自分だけ」という思いに捕らわれてしまうと、思考が止まってしまいます。そんな時は、苦痛や問題を『悩み』ではなく、解決するための『サイン』だと捉えてみましょう。悩みごとの発生に落胆するのではなく、打開策を考えてみましょう。

「心や体が疲れているのは、『気分転換もしくは休憩しましょう』というサイン」「人間関係による苦痛は、『関係改善もしくは整理しましょう』というサイン」「悔しい・情けない気持ちは、『努力しましょう』というサイン」など、隠れていた苦痛や問題が表面化した時が、物事を改善する好機となるのです。

仏教における輪廻と転生の世界とは?

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仏教の輪廻転生には、数種類の転生先があります。転生先の中で、1番良い境遇は『天道』、1番悪い境遇は『地獄道』です。その他には、『人間道』『畜生道』『餓鬼道』などがあります。輪廻の中に『極楽浄土』は含まれていません。

輪廻の外に出なければ辿り着けない『極楽浄土』

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仏教では、輪廻は苦しみが続く場所とされています。そのため、仏教の最終目的地である『極楽浄土』は、苦しみのない輪廻の外にあるのです。輪廻の外には、四聖と呼ばれる精神の世界があり、その中の頂点に『仏界(極楽浄土)』があります。

『天道』にも苦しみはある

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『天道』に転生すると、天人として生まれてきます。天道では、快楽に浸った楽しい生涯を過ごすことができます。しかし、天人は長寿ですが寿命があるので、長く楽しい時間には終わりがあります。天道の世界には仏教がないため、徳を積むことができないまま、次の世界へ転生します。

『地獄道』は罪の重さによって行く場所が違う

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『地獄道』では、悪業の罪の重さによって受ける罰や刑期が違うため、「行く場所」や「いる期間」が違います。地獄の種類数は、経典により様々な説がありますが、『八大(八熱)地獄』と呼ばれる8種類とする説が有名です。色々な地獄が描かれた『地獄絵図』について、詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

徳を積む事は他者と自分が幸せになれる方法

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徳を積んでいる人の、「親切で平等な対応などを心がけ、いつも笑顔で感情に翻弄されることなく、他人の幸福を心から願い喜ぶ姿」は、周囲の人々を惹きつけ、良い手本となります。結果的に、たくさんの徳を積むことが出来なかったとしても、徳を積む努力をする姿から、前向きな考え方や誠実さが周囲の人々に伝わり、良い刺激を与えます。

徳を積むと、他者から信頼されて人間関係が良くなり、戻ってくる徳によって運も良くなります。善行を続けると、心が穏やかになっていくので、些細なことに悩まされることもなくなり、人としての器も成長します。結果、幸せな生涯を送ることが出来るでしょう。現世で徳を積んでおくと、来世の転生先も良い境遇になるため安心です。

「業が深い」に関する記事はこちら

地獄絵図に関する記事はこちら