アネモネの花言葉は怖いとは限らない!由来と色別の花言葉を解説!

アネモネの花と風は非常に関係深く、風に揺れる様子が綺麗であった、その種が風で遠くへ運ばれるため、花びらに見えるがく片が風ですぐ散ってしまうため、などの理由で、風という単語が語源になっています。

アネモネのイギリスでの別名

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また、アネモネはイギリスでは「WindFlower」、風の花という別名があります。語源が風、由来になった神話にも西風の神が登場することから、本当に風と縁の深い花だということがわかります。また、イギリスではアネモネのことをWood anemoneやEuropean thimbleweedと呼ぶこともあります。

アネモネはプレゼントにもピッタリ!色別の用途

アネモネには、色別に沢山の花言葉がありました。自らの気持ちをその花言葉に託して贈れば、相手にメッセージも伝えられて一石二鳥です。ここでは色別に、どのようなシーンで贈るのが最適なのかを解説します。

アネモネの赤なら告白にピッタリ

赤いアネモネの花言葉は「君を愛す」でした。その言葉通り、告白をする時には赤がおすすめです。よく愛情の表現として薔薇の花束が使われますが、赤色はパッと目を引く色であり、気分を高揚させ前向きにさせる効果もあります。

赤いアネモネと共にこの花言葉を贈れば、自らの愛情を余すところなく伝えることが出来ます。また、赤い薔薇の花束は派手すぎたり、少々ありがちな感じも。可愛らしいアネモネの花束なら、どんな女性にも喜ばれること間違いなしです。

アネモネの白なら真実の象徴

白いアネモネは「真実」「希望」「期待」という意味を持っていました。何ものにも染まらない白が表現するのは、特に「真実」。誰かへの愛情を真実だと証明したいのなら、上記の赤色と合わせれば情熱的な花束になります。

また「堅い誓い」という花言葉を持つ青色と組み合わせれば、あなたへの誓いは真実です、という意味にもなります。白だけでも素敵ですが、他の花や色と組み合わせることで無限の意味を生みだすことが出来るのです。

アネモネの紫なら遠距離恋愛にオススメ

「あなたを信じて待つ」という意味のあった紫のアネモネ。そんなメッセージを込めて贈るのなら、遠距離恋愛などに最適だと言えます。遠い地へ行くことになった恋人や伴侶に贈れば、自らの強い意志を伝えることが出来るでしょう。

上記の白と組み合わせれば、あなたを待ち続ける気持ちは真実です、という意味にもなります。青と組み合わせれば、あなたを待ち続けると堅く誓います、という意味になると考えられます。また遠距離恋愛だけでなく、何かにチャレンジする人へ贈るのにもうってつけです。

アネモネ全体の花言葉は怖いことに注意を

しかし、やはりアネモネの花自体にはネガティブな花言葉が多く存在します。色別の花言葉があると知らない人が、単にアネモネの花言葉を調べてしまったら…。そのようなことが起こらないよう、贈る時はその花言葉について話して伝える、手紙にしたためる、カードに書いて渡すなど、真意が伝わるように工夫しましょう。

アネモネの花の茎には炎症を起こす恐れがあり!

美しいアネモネですが、実は、その茎には毒があります。茎を折ると出てくる汁に「プロトアネモニン」という油状の物質が含まれており、これに触れると皮膚炎、水疱を引き起こし化膿してしまうことがあります。

また、食した場合は粘膜を刺激し胃腸炎を引き起こします。この物質はキンポウゲ科の植物に含まれていることが多いのですが、加熱などで分解されますので、ドライフラワーなど乾燥したアネモネは安全です。

アネモネは古代エジプトで病気の印と呼ばれた

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このように毒があるため、アネモネは古代エジプトでは「病気の印」と呼ばれていました。そしてその毒を吸うと酷い病にかかるとも言われていました。まだ医学も発達していなかった昔では、アネモネの毒は命取りだったのだと考えられます。現代ではそのような重篤な症状はまず出ませんが、扱う際は手袋等で手を保護し、慎重に触りましょう。

他にも、思わぬ毒性を持つ花は沢山あります。実はあの綺麗な彼岸花にも怖い毒があるのです。そちらについては以下の記事に詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。

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