巣鴨子供置き去り事件!事件内容や長男・母親のその後【誰も知らない】

特に当時14歳だった長男の明を演じた主演の柳楽優弥の演技は特に高く評価され、カンヌ国際映画祭にて主演男優賞を受賞します。史上最年少での賞の受賞となり、さらに日本人初の受賞となる快挙でした。

平成のネグレクト事件①大阪2児餓死事件

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大阪2児餓死事件(おおさかにじがしじけん)とは、2010年に発生した大阪府大阪市で当時3歳女児と1歳9ヶ月男児が母親の育児放棄を受けた結果、2人の幼い命は餓死という死因にて命を落としてしまった事件です。昭和の巣鴨子供置き去り事件に次いで平成のネグレクト事件として有名です。

事件の概要

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2010年7月30日に部屋から異臭がすると近隣住民より通報を受けて警察官が駆けつけます。マンションの一室に手2人の幼児の遺体が発見されます。遺体は既に死後1カ月は経過していました。同日風俗店で働く母親が逮捕されました。

事件発覚前には、近隣住民によって子供の泣き声がすると虐待を疑い、何度も児童相談所に通報されていました。しかし、幼い2児は保護されることもなくそのままなくなる事態になってしまいました。

事件の発覚

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2010年6月9日頃、母親によって居間の扉に粘着テープを張った上に玄関に鍵をかけて2児を自宅に閉じ込めて放置しました。同月下旬ごろに2児は餓死してしまいます。母親は子どもを自宅に閉じ込めた後地元に帰るも、自宅へは帰らず交際相手と遊びまわっていたとされています。

同年7月29日、勤務先の上司から「異臭がする」との連絡を受けた母親は、50日ぶりに帰宅しました。この際に子供の死亡を確認しました。しかし、この後交際相手と出かけホテルで宿泊しています。警察によって子どもが発見されていた際にはすでに子どもが亡くなっていたと母親は知っていたことになります。

母親の生い立ち

逮捕された母親は中学生時代に両親の離婚などで何度も家出を繰り返す少女であったそうです。2006年12月に同時大学生だった男性と結婚します。母親が20歳になった2007年に長女を、翌年2008年には長男を出産します。

しかし、2009年には2児の父親と離婚し、事件の舞台となるマンションに子どもと共に引っ越しします。だんだん育児を放棄し、遂には交際相手と過ごすために長期間時間を空けるようになってしまいます。

裁判

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母親は逮捕されたのちに約5ヵ月間の鑑定機関にて精神鑑定を受けることになりました。セ新官邸の結果は刑事責任能力には問題ないとの結果。大阪地検に殺人罪の罪で起訴されました。裁判は最高裁まで争われることになりました。2013年3月に母親には懲役30年の刑が言い渡されました。

子宮に沈める

大阪2児餓死事件をモチーフにした映画『子宮に沈める』が2013年に緒方貴臣が監督した虐待、育児放棄が増えている日本に警告する内容になっています。離婚した若い母親が、2人の幼い子供を必死に育てようと奮闘しますが、シングルマザーであるが故にだんだんと余裕をなくしていきます。

交際相手ができると幼い子どもが足かせに感じてしまう母親。ついには交際相手の元へ行き、2人の子どもを置いて家を出て行ってしまいます。それでも愛する母親の帰りを待ちますが、先に弟が亡くなり、姉はマヨネーズを飲み懸命に生きます。しかし帰ってきた母親に姉さえも殺されます。実話が基になっているためリアルな映画となっています。

平成ネグレクト事件②愛知県武豊町3歳児餓死事件

2000年12月11日大手製薬会社の子会社の社宅内で3歳の女児の遺体が段ボールの箱の中で発見されました。司法解剖の結果死因は飢えによる餓死とされました。女児の遺体が発見されたと同時に女児の両親である当時会社員の男と専業主婦の女が逮捕されました。この夫婦には男児もいます。なぜ、女児だけがネグレクトを受けたのでしょうか。

事件の概要

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父親により長女が部屋で死んでいると警察へ通報があり、段ボールの中で餓死している女児が見つかりました。両親は女児が発見される1カ月前より十分な食事を与えず、亡くなる4日前から食事は一切女児の口に入ることはありませんでした。3歳児の平均体重は12~15kgとされているが、女児の体重は5kgと平均体重の半分以下でした。

発達の遅れがみられていた女児

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女児が10カ月の時父親により激しく揺さぶられたことによって頭部損傷による発達の遅れがみられていたという女児。保健師により発達の遅れがみられる長女のために市が運営していたことばの教室を勧めます。

しかし、父親の手取りは13万円程。市の運営する教室へ連れて行きたいと母親は思いましたが、わずか50円のおやつ代が惜しく結局参加することはありませんでした。女児の下に男児が生まれると発達良好な男児をかわいがるようになります。

誰にも頼ることができない母親

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男は仕事、女は家事育児という強固な考えをもつ父親。母親はそんな考えの夫にはもちろん実母、義母との関係が悪かったため育児の相談ができない環境にいました。発達が遅い女児の今後が不安でもどうすることもできませんでした。

経済的に追い詰められる母親

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夫の給料ではとても4人で生活するには足りません。育児のことも家庭のことも誰にも相談ができない母親は判断力が低下し、買い物依存症となってしまいます。訪問販売の高級布団をローンで購入してしまい、ついには消費者金融への支払いも滞ってしまうようになります。

この借金の支払いの遅延により夫婦は大喧嘩をします。母親はこの喧嘩をきっかけに生活への意欲も失せてしまい家の中はゴミだらけになります。父親はそんな家庭から目をそらすように仕事と職場の人間関係に依存するようになり、自宅ではゲームに没頭する日々を過ごします。

そして怒りの矛先は女児へ

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そんな鬱憤のたまっていた夫婦は女児が少しでも思い通りにならないと女児の行動を制限し、少しでも女児が逆らうと段ボールに閉じ込めるようになります。女児が段ボールから出ようとすると両親は女児を折檻しました。

段ボールの中で絶命

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女児は親への関心を失ってしまい、段ボールから出ようとする事もなくなり、食事すら口にしないようになってしまいます。わずか3歳で親からの愛情を受けられず、なぜ暴力を振るわれるのか、閉じ込められるのかもわからないまま小さな段ボールの中で亡くなってしまいました。

平成ネグレクト事件③厚木白骨死体事件

2014年5月30日神奈川県厚木市のアパートの一室にてゴミに囲まれた男児の白骨化遺体が発見されました。男児が亡くなってから7年4カ月という長い年月が経過していた。男児の父親は保護責任者遺棄致死罪にて逮捕されました。

事件の概要

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37歳の父親によって育児放棄された5歳男児が衰弱したのちに命を落とします。男児の死後遺体をアパートに放置する父親。長い時間が経ち、男児の遺体は白骨化します。男児が亡くなった翌年小学校の就学の案内が届きますが、亡くなっているため男児は入学せず、その6年後には中学校への入学案内がアパートに届きます。

しかし7年前にすでになくなっているので中学校への入学もできません。不審に思った厚木市の児童相談所が入学してくるべき児童が入学してこないとして警察に通報し、白骨化している男児の遺体が警察官により発見され事件が発覚します。

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