山地悠紀夫の生い立ちや異常性に迫る!【山口母親殺害事件・大阪姉妹殺害事件】

山口母親殺害事件、大阪姉妹殺害事件と2つの事件を起こした山地悠紀夫死刑囚。少年院出所後にも犯罪を起こす異常性と、彼の悲惨な生い立ちが当時は話題でした。今回は山地悠紀夫死刑囚が起こした事件詳細と、犯罪者ながらファンが絶えない彼の魅力についてまとめてみました。

この記事をかいた人

読みやすい記事を心がけています。2人の男子を育てるシングルマザーです。

山地悠紀夫死刑囚とは何者なのか

SJJP / Pixabay

自分を生んでくれた母親と未来ある若い姉妹を次々と殺めていった冷酷な男です。人の命をテレビゲームで遊んでいるかのように奪ってしまうことは、通常の精神で行える行為ではないものです。

家族ですから、ときに意見の食い違いなどから口論となってしまうこともあったでしょう。殺してやろうとは思わないものです。それを実行に移してしまった彼に、一体何があったのでしょうか?

Mysticsartdesign / Pixabay

抹消したいと思ってしまう何かが起こったのでしょうか?彼の犯した許されない行為に至るまでの経緯について迫っていきます。

山地悠紀夫死刑囚はなぜ殺人を犯したのか

StockSnap / Pixabay

男は、母親の借金のことで些細な口げんかが発端で2000年の蒸し暑い夏の盛りである7月30日に、近くに置いてあった金属バットを使い、撲殺したのです。

お腹を痛めて自分を生んでくれた母親に対して、感謝の念を示す記念日として母の日が設けられています。自分がこの世に出生し育つためには必要な存在であります。

stux / Pixabay

彼には、感謝の気持ちはなく殺意しか心の中にはなかったようです。異常な世界観を持ってしまった男は、どうやって形成されたのでしょうか?

凶悪犯・山地悠紀夫

1866946 / Pixabay

まるで血の通っていない心臓を持ち合わせているような冷酷さが世間を賑わせましたが、2回の殺害事件を起こしている残虐な人間なのです。

これには家族関係が関係していると言われています。両親が複雑な事情を抱えていたとされます。アルコール依存症のような父親は酒に溺れ、定職にはつけず転々としていたため、家計は安定しなかったようです。

stevepb / Pixabay

母親はといいますと、買い物依存症でした。家計は不安定な事情にも関係なく物を買い求めるため、非常に貧しかったのです。暮らしは相当酷いもので電気や水道料金が払えないことは日常的でした。

仕事がうまくいかないストレスなのか、現実から逃れるように酒を頼る父と、誰にも頼ることのできなかっら寂しさを物欲で満たそうとした母との間に生まれている子供は、果たして心が健康に育つと言えるでしょうか?

山地悠紀夫の生い立ちが事件に関係している?

thisguyhere / Pixabay

落ち着かない家庭環境でしたので、明るい少年とは言い難く、目立たない暗い印象を受ける存在でした。次第に、からかわれる対象となっていき悪魔とあだ名をつけられては、辛い学校生活を送ったようです。

家でも学校でも居場所が見つからなかった彼は、不満を少しづつ溜め込んで大人へと成長していきます。後に大事件となってしまうことは、このとき誰もが想像もつかないことだったでしょう。

山地悠紀夫死刑囚の生い立ち

Alexas_Fotos / Pixabay

複雑で恵まれた家庭環境ではなかった彼は、後に尊い命を奪い日本で一番重い刑罰を受けることになります。さまざまな家庭がある世の中で彼だけが複雑ではなかったはずです。

劣悪な家族があったから殺人犯になってしまったと結論づけてしまうには、あまりにも簡素すぎるのでないかと問題視されています。

geralt / Pixabay

もっと奥深くに問題があり、生まれ持った精神の構図を解明し対処をしていかなければ、また同じような出来事が起こるでしょう。そんな注目を集める彼の人物像や経歴などのプロフィールをまとめました。

アル中の父

rebcenter-moscow / Pixabay

お酒を呑んでは、家族に乱暴していたようです。特に母親と一緒に彼も痛みつけられていたといいます。お父さんのイメージはというと、常に酔っ払って暴れる姿しか思い描かれなかったことでしょう。

典型的なお酒に呑まれてしまうタイプだったようで、自制が利かず日常生活に支障をきたしています。仕事もろくにできなくなり、次々と勤めを変えては酒を買い、家計は潤わなかったのでした。

artbejo / Pixabay

健康的とは言えない生活を送っていたことから、肝臓に負担がかかり病が襲います。1995年に肝硬変が死因で一生を遂げています。

買い物依存症の母

shanghaistoneman / Pixabay

一家の大黒柱が酒に呑まれて稼ぎにならなかったことから、自身が必死に働いたといいます。それも長くは続かず、自分がしっかりしなければという張りつめていた気持ちが、どこかで切れてしまったのでしょう。

物を買うことで精神を保とうとしてしまいます。買い物依存症でした。物欲だけが彼女の頭の中を支配し、同じような商品が自宅にあるにも関わらず、買うという衝動が止められなかったのです。

stevepb / Pixabay

スーパーで勤務していましたが、稼ぎでは賄うことができなくなり借金をしてしまうのです。それでも欲には勝てずに手に入れる行為を繰り返していたので、借金は膨れ上がるばかりだったといいます。

借金の取り立てが自宅に来るようになっていました。子供ながらに恐怖で怯えていたことでしょう。

悪魔と呼ばれいじめられていた学生時代

Wokandapix / Pixabay

本来安らぐ場である家庭が、借金取り立てが来たり母親が無駄に買ってくるものに溢れ、落ち着かない場所であったことが想像つくのではないでしょうか。

身体は成長していきますが心は乏しく、感情を出せずにいました。学校ではうつむき加減で目立つ存在ではなかったようです。どこか不気味な印象も見受けられる不敵な笑みも浮かべていたと言います。

cocoparisienne / Pixabay

次第にクラスメイトからは敬遠されていき、悪魔と呼ばれていじめられていきます。家で暴力をふるう父が亡くなり、痛みから解放されたかと思った次には、心の傷を負うことになったのです。

中学時代は不登校

Anemone123 / Pixabay

居場所のなかった彼は、学校に行く意味を失います。中学の2年生からほとんど欠席しており楽しい学生生活の思い出は一切ありませんでした。

本来ならば修学旅行や学園祭などの行事がありますが、参加することなく自宅に引きこもっていました。どこにも拠り所のない虚しさ、寂しさ、孤独感は日に日に強くなっていったようです。

Wokandapix / Pixabay

行けばからかいの対象となり嫌な思いをするため自分から心を閉ざして、人と関わらないようにしていたのです。この時点で学校側がもう少し踏み込んだ対処をしてくれていたら、彼はまた学校へ通うことができたのかもしれません。

そんな矢先、母親は恋人ができ再婚の話も浮上していたといいます。ただでさえ居場所を感じなかった自宅に、知らない男が上がりこみ一緒に生活をすることを想像しただけでも、彼は嫌悪感を抱いていたようです。

新聞配達で懸命に生活費を稼ぐ日々

meineresterampe / Pixabay

NEXT 新聞配達で懸命に生活費を稼ぐ日々