【片眼鏡】着け方や歴史の解説!キャラや取り扱い店舗の紹介も!

またバーミンガム大学の創設者でもあり、威厳を持ち自身の信念を貫いた、国民思いの人物であったとされています。

片眼鏡を愛用した著名人⑤フリッツ・ラング

彼はオーストリア出身の映画監督で、片眼鏡がトレードマークとしても知られています。ドイツで映画監督として活躍していた彼ですが、ユダヤ人であるためにヒトラー政権から逃げ、命からがらアメリカへと亡命します。

アメリカでハリウッドの仲間入りを果たし、ここでも多くの作品を残しました。

片眼鏡を掛けている例②アニメキャラ

ここからは片眼鏡といえば、というアニメキャラたちをご紹介していきます。いずれも有名な作品ですので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

片眼鏡をかけたキャラクター①怪盗紳士ルパン

怪盗の代表格・ルパンです。シルクハット・燕尾服・ステッキ・モノクルが彼のイメージですが、実は作中には見た目に触れることは書かれていません。発売時の表紙絵により、“怪盗と言えばコレ”というイメージが広がったのです。

片眼鏡をかけたキャラクター②怪盗キッド

名探偵コナン 怪盗キッド クッション Vol.5

出典:Amazon

怪盗キッドは、「まじっく快斗」「名探偵コナン」で登場する怪盗で、2019年のコナン映画にも出演している話題のキャラクターです。レンズの耳側に紐がつけられ、その先にはトレードマークであるクローバーが描かれたチャームがついているのが特徴です。

片眼鏡をかけたキャラクター③フォルテ・シュトーレン

こちらは「ギャラクシーエンジェル」に登場する、女性キャラクターです。片眼鏡をかけた女性キャラクターは珍しいですが、知的で大人な彼女に良く似合っています。

射撃を得意としており、幼いころに負った傷で左目の視力が低下したものを補うために、片眼鏡を装着しているとされます。

片眼鏡をかけたキャラクター④ウォルター・C・ドルネーズ

漫画作品「HELLSING」に登場する、老執事役のキャラクターです。20世紀末のイギリスを舞台に、吸血鬼と敵対する一族に仕え、一緒に戦ったり執事としての仕事もこなす、できる執事です。

作中では14~69歳頃の彼が登場しますが、青年期あたりから片眼鏡を装着する姿が見られるようになりました。

片眼鏡をかけたキャラクター⑤佐々木異三郎

こちらも有名な作品「銀魂」に登場するキャラクターで、見廻組という武装警察の局長を務めています。「三天の怪物」と呼ばれる文武両道なエリートで、片眼鏡がインテリさや気難しそうなイメージを醸し出しています。

基本的に無表情ですが、メールの時だけショタコン風の字面になるという可愛らしい一面を持っており、このギャップがファンにも人気となっています。

片眼鏡はスチームパンクファッションでも人気!

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スチームパンクは、イギリス・ヴィクトリア朝に蒸気機関車や飛行船が飛んでいるような雰囲気を連想させる、世界観のことを指します。1980~90年頃に人気となったジャンルで、「海底二万里」を執筆したジュール・ヴェヌルなど、著名な小説家にも好まれる題材でありました。

片眼鏡が人気のスチームパンクとは?

ファッションや芸術にも影響を及ぼしており、近未来と機械的を掛け合わせたような雰囲気に未だに多くのファンが存在します。片眼鏡にも、この世界観に影響されて機械的で独特な形へと姿を変えたものが作られ、ファッションとしても楽しまれています。

スチームパンクの世界観

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スチームパンクを連想できるアニメをご紹介します。有名なジブリにもこの世界観が登場することが多くあり、「言われてみれば」「こういう世界観のことか」と、納得いただけるでしょう。

天空の城ラピュタ(1986年映画)

天空の城ラピュタ イメージアルバム 空から降ってきた少女

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このアニメに登場する、鉄板をつなぎ合わせた見た目の列車や飛行船は、まさにスチームパンクを連想させます。またラピュタという幻の島では、地上の人々にはない発達した文明の遺産が多く残されており、未来的な技術革新を想像させてくれます。

鋼の錬金術師(2001年から連載)

劇場版 鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星 ORIGINAL SOUNDTRACK

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19世紀のヨーロッパが舞台なのですが、現実と異なるのは“錬金術”と呼ばれる学問が広まっている世界であることです。錬金術とは、物質の構造を解き明かし、その物質を用いて新しい物質を作り出す術と言われています。

ある兄弟が幼少期に、錬金術の禁忌とされる“人体蘇生”を行い、兄は左足を、弟は全身を失ってしまします。義手・義足の兄と、甲冑姿の弟が、身体を取り戻すために冒険するお話です。

ハウルの動く城(2004年映画)

ハウルの動く城 主題歌 世界の約束

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イギリスのファンタジー小説を原作としたこの作品は、魔法が存在する国を舞台としたお話です。ヒロイン・ソフィーの暮らしていた街は、フランスのアルザス地方をモデルとして描かれており、石畳やレンガで作られた街並みが可愛らしい印象を与えます。

ここで忘れてはいけないのが、ハウルの「動く城」です。これが鉄や建物をつなぎ合わせた、生き物のような見た目をしており山を移動しています。所々から煙がのぼる姿は、蒸気機関車も連想させます。

死者の帝国(2012著・2018年映画)

屍者の帝国

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こちらも19世紀が舞台となったお話で、フランケンシュタイン博士が屍体蘇生術を成功させ、世に浸透したという世界が繰り広げられています。冒頭では、“霧の街ロンドン”の描写も入ります。

目的を果たすために国外へ出るのですが、移動手段で潜水艦が登場します。また、蘇生に用いられる機器や建物の構造には、大小さまざまな歯車が描かれており、これがスチームパンクを感じさせています。

片眼鏡の歴史

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眼鏡の歴史は古いですが、“耳にかける”という現在のスタイルへ進化したのは、17世紀でした。18世紀ヨーロッパのファッション文化の進化に伴い、様々な形の眼鏡が現れましたが大衆には高級品であり、一部の人間が使う道具でした。

片眼鏡は18~19世紀の貴族階級で流行

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片眼鏡もそれに属します。貴族階級に位置する人物が手にすることの出来るものであり、自身の富の象徴でもありました。映画などの作品においても、ある程度の上流階級の人物が片眼鏡を付けて登場しています。

片眼鏡は主に男性が掛けていた

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片眼鏡を女性がつけることは極めて稀で、一般的には男性が使用するものでした。イギリスでは自身の執事に片眼鏡をかけさせ、階級や威厳を主張するということも流行りました。

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