【片眼鏡】着け方や歴史の解説!キャラや取り扱い店舗の紹介も!

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しかしオーダーメイドで片眼鏡をお願いできそうな眼鏡屋さんがありますので、ご紹介をさせていただきます。金属フレームの加工も技術がないと難しく、いずれもフルオーダーでのご注文となりますので、お店の方とはよくご相談の上、ご購入ください。

Kamuro 青山店

アクセス:東京都渋谷区神宮前4-4-11根津プレイス表参道1F

電話番号:03-5772-2460

営業時間:11:00~20:00(日曜~19:00)(火曜定休)

2018年、ブログ・Kamuro Magazineにてオーダーメイドの片眼鏡の製作過程を、写真付きで公開されています。問い合わせが重なったとの記載もあることから、購入を考えている人が多くなかれど少なくもない様子が伺えます。

店頭にサンプルがあれば試着も可能で、メールにてオーダーの相談にも乗っていただけるようです。

glass-tailor

アクセス:大阪府東大阪市足代1-9-3

電話番号:06-6727-8879

営業時間:10:00~19:00(不定休・要予約)

こちらはオーダーメイド専門店の眼鏡屋さんで、東大阪市にお店を構えていらっしゃいます。個性溢れる形の眼鏡を製作しており、片眼鏡や鼻眼鏡といった製品の作成実績がおありです。

東京・横浜・京都など各地の眼鏡イベントにも出展されており、楽しそうな製作の様子もSNSでアップされています。

キャンディフルーツ オプティカル

アクセス:東京都千代田区外神田3-16-3

電話番号:03-3252-4902

営業時間:11:00~20:00 (月曜定休)

こちらはなんと、メイドさんが接客をしてくれる眼鏡屋さんです。2009年と最近の情報ではないのですが、ブログで「モノクルのフレーム入荷」の案内がされています。

フィッテングをしっかり行い“お客様に合う眼鏡を”という、店長の気持ちを大切にしたお店です。片眼鏡の相談にも乗っていただけるのではないでしょうか。

誠眼鏡店 新宿店

FotoRieth / Pixabay

アクセス:東京都新宿区西新宿7-11-15 ミヤコビル1F

電話番号:03-6908-8428

営業時間:11:30~20:00(火曜定休)

現在は販売終了となっていますが、片眼鏡のヴィンテージフレームを取り扱っておられた実績があります。フレーム・レンズそれぞれの専門店でもあり、買取・通販と幅広く営業されています。

隠れ屋1632

アクセス:香川県高松市香南町岡206

電話番号:087-879-6433

営業時間:12:08~夜まで(水曜定休)

それぞれのお客様の顔の構造に“フィットする眼鏡を作りたい”という信念をもって、眼鏡を制作していらっしゃいます。面白い形のフレームを数々作られており、作品集の中には片眼鏡の写真も。

香川県にアトリエ、大阪府にギャラリーがあり行き来していらっしゃいます。営業カレンダーもしくはお電話で確認をしてから、訪問されることをお勧めします。

片眼鏡のファッション用ならコスプレグッズで充実

annca / Pixabay

国内外を問わず近年流行しているコスプレイヤーさんたちのために、グッズとしての片眼鏡が製作されるようになりました。アニメとのコラボで作られた片眼鏡や、ファッション用途の片眼鏡も登場しています。

執事眼鏡eyemirror

アクセス:東京都豊島区東池袋1-31-13

電話番号:現在、お問い合わせはメールのみ

営業時間:11:30~19:30(水曜定休)

こちらのお店では現在、「ガールズ&パンツァー」というアニメとのコラボで片眼鏡が発売されています。他にもアニメコラボの眼鏡をメインとして取り扱っており、可愛いフレームの眼鏡が多く並んでいます。

また、店名にあるように執事さんが接客・測定・加工を行ってくれるという斬新なコンセプトで、訪れるだけでも楽しめそうな空間となっています。

ワールドインポートJJ byしゅぷれーむ

こちらはウィッグや衣装・小物などのコスプレグッズを取り扱っている通販サイトです。よく利用されている丸レンズのものから、スチームパンク風の片眼鏡もご覧いただけます。

鼻パッドやチェーンがついているので日本人でも安定しやすく、また紛失の危険も少なそうです。

片眼鏡を自作する人も

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コスプレの流行に伴い片眼鏡の需要が上がりましたが、オーダーメイドで作る片眼鏡は決して安いとは言えません。そこで、片眼鏡を自作する人が現れるようになりました。

100均アイテムを使用する

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コスプレ用ならレンズに拘る必要もなく、とにかく“コスパ重視”ということで多くの方が、100均の商品を駆使して制作に臨んでおられます。自分の好きなようにアレンジが可能ということは、手作りの利点でもあります。

片眼鏡の作り方①既製品の眼鏡を切断

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一番手ごろに行えそうなのは、100均で眼鏡を購入して片方のレンズを切断する方法です。長時間の利用であれば片側は耳にかけれるように残し、鼻パッドも残しておくと安定します。

不要な場合は切断して、切断面をきれいにするだけなので比較的簡単な作り方です。

片眼鏡の作り方②針金でフレームを作る

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既製品の眼鏡では、好みのフレームがない場合があります。その場合は太めの針金を使用して、自分に合う形・好きな形のフレームを作ることが可能になります。レンズには既製品の眼鏡や、懐中電灯のレンズを持ってくる例がありましたので、丸型であればこれに合うように作ると良いでしょう。

片眼鏡の視力への影響

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見た目もカッコよく人気もあった片眼鏡は、なぜ浸透しなかったのでしょうか。発祥の地であったヨーロッパでは、普及していてもおかしくないように思えます。

片眼鏡を掛けていない方の視力を低下させる

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片眼鏡は視力の矯正のためではなく、優美さを表現するファッションとしての要素を強く持ち利用されていました。ですが両目の視力のバランスを悪くするために、長く利用すれば掛けていない方の眼の視力が低下してしまうのです。

視力が低下する理由

Free-Photos / Pixabay

視力が正常な人が片眼鏡をかけるということは、かけた方の眼が“見えにくい状態になる”ということです。このままでは不便なため、掛けていない方の眼が集中して視界を捉えるようになります。

視力低下の原因の一つとして、眼の酷使が挙げられます。片方の目に頼ることによって、そちらの視力が低下してしまう原因となるのです。

片眼鏡は眼科医からは推奨されていない

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眼に良くない影響を与えるため、片眼鏡が流行るたびに眼科医は苦言を呈しました。これは両眼鏡にも同じことが言えることで、しっかりと測定せずに不適切な度の眼鏡をかけることによっても、視力は低下しやすくなります。

私たちの眼を守るためにも、眼鏡やコンタクトレンズを購入する際は眼科で視力を測定し、両目に正しく合ったものを作ることを推奨しています。

視力検査の豆知識

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眼科での視力検査が推奨されるのには、他にも訳があります。視力検査をした際には、1.0以上の視力が出るようにレンズを調整していき、合った度数を測定します。

1.0以上の視力が出れば問題はないのですが、どんなレンズを合わせても0.8以下にしかならない場合、眼に異常があると判断がされるのです。これにより、眼の病気への早期発見が可能になります。

片眼鏡は流行当時から眼鏡商人からは嫌われていた?

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片眼鏡は眼科医だけではなく、眼鏡商人からも好かれていなかったようです。その理由は、両眼鏡と並べた時にメリット・デメリットを比較するとよく分かります。

眼鏡商のジョン・トーマス・ハドソンは、1833年に執筆した著書で片眼鏡と両眼鏡についての見解を述べました。

片眼鏡より両眼鏡の理由①眼鏡は両目の方が良く見える

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人は両目で物を見ることによって、立体的に物を捉えることが出来るようになります。それぞれの眼で見た映像が脳の中で合わさって、一つの情報となるのです。

片眼鏡は片方の目がうまく映像を捉えられなくなるため、脳の中でしっかりとした映像が組み立てられなくなってしまいます。そのため物との距離感が掴みづらくなり、少し危険であるとも言えます。

片眼鏡より両眼鏡の理由②両眼鏡は手を自由に使える

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鼻と耳にかける仕様の両眼鏡は、落下の心配がないため眼鏡を支える必要がありません。両手を安心して別の作業に使うことが出来るのです。

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また子どものころに、「ポケットに手を入れて歩いてはいけない」と教えられた人がいらしゃるのではないでしょうか。これは、つまずいたときに両手を地面について、顔面をぶつけないようにするために教えられました。

子どもは元気に走り回り、特に転ぶ機会も多いので心配です。両手が空いていた方が効率も良く、安全にもなるのでメリットが多いと言えます。

片眼鏡より両眼鏡の理由③両眼鏡の方が均整がとれる

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片眼鏡は、眼窩にはめ込むために食い込みの具合で、眼の開きや大きさ・形が異なるような違和感を与える印象になります。また、片目にだけレンズがかかるため度数によっては、片目の大きさが違って見えてしまう可能性もあります。

誰しも、両目が“同様に視力が悪くなる”という訳ではありません。片目しか眼鏡を必要としない方もいらっしゃるでしょう。片眼鏡でも問題ないでしょうが、“片目だけ度なし”のレンズを入れることで、両眼鏡でもこの問題が解決できます。

片眼鏡より両眼鏡の理由④両眼鏡を折りたためば拡大鏡に

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両眼鏡を折りたたみ重ねれば、拡大鏡にも早変わりします。普通の眼鏡は、ピントを合わせるものなので、拡大する役割はもっていませんが、これを重ねることで拡大鏡へと変身するので、一人二役を果たしてくれます。

現在では、眼鏡やコンタクトの上から装着すると、拡大して見えるようになる眼鏡が販売されています。小さいものを見たり、細かい作業をする方に好まれて使用されています。

片眼鏡より両眼鏡の理由⑤女王陛下も両眼鏡である

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この著書より、当時の女王陛下も両眼鏡を愛用されていたことが分かります。片眼鏡は眼元の肉をすぼめるようにしてはめ込みをするため、顔の形が崩れやすく、淑女には似つかわしくないとも言及しています。

片眼鏡を手にする女性が少なかった理由は、ここにあるのではないでしょうか。

思うよりも長かった!眼鏡の歴史

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視力を補う役割をする眼鏡ですが、このレンズが発明されるところを想像できるでしょうか。専門知識が必要になってくることから、昔の技術では難しいように感じられます。

しかし、昔の絵画などを見ると眼鏡をかけた御仁が、ちらほらと見受けられます。眼鏡はいつ頃に発明され、進化していったのでしょうか。

レンズの歴史はなんと紀元前

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眼鏡に必須であるレンズは、なんと紀元前8世紀の古代エジプトで存在が確認されています。ただこの時点では眼鏡としては使用されておらず、太陽の光を集めて火を起こすという役割をしていました。

拡大鏡としての役割を持つ

古代ローマでは、水を入れたガラス器を文字の上に乗せ、文字を拡大して使用されていたことも記録に残っています。そして、9世紀に透明に近いガラスの製造方法が開発され、11世紀にはこの凸レンズを用いた拡大鏡が発明されました。

知識と教養の象徴

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眼鏡を発明した人物については分かっていませんが、13世紀イタリアが発祥であるとされています。眼鏡は高級品であり、また“知識と教養の象徴”とされたため、発明以前の聖人の絵画にたびたび、眼鏡を入れて描かれるようになりました。

この頃の眼鏡は、まだ拡大鏡としての使用がメインでした。そのため老眼のために用いられることが多く、小さいものを見る際に目に当てて使用する、“リベット眼鏡”という眼鏡が流通していました。

眼鏡の進化と普及

15世紀に凹レンズで近視の矯正が出来ることが発明され、16~17世紀で凹レンズ・凸レンズを用いて視力矯正が出来るという論文が発表されたことで、さらなる進化を遂げていきます。鼻にかける“鼻眼鏡”や、耳にかける形状に進化したのは17世紀頃だとされています。

眼鏡の日本への伝来

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眼鏡を日本へ持ち込んだ人物は、フランシスコ・ザビエルだとされます。16世紀ごろに持ち込まれ、天下人・徳川家康が使用した眼鏡が残されてもいます。江戸時代になると、江戸・大阪などの都市部で眼鏡屋が見られるようになりました。

西洋人向けのつくりをしていた当時の眼鏡は、日本人にはフィットし辛く、まつ毛がレンズに当たってしまうことが難点でした。そこで鼻パッドを眼鏡につけるように改造したのは、日本人だったとされています。

片眼鏡は貴族の流行から始まり現代でも人気のアイテム

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片眼鏡の普段使いが難しいことが分かりましたが、逆に言えばその“特別感”に憧れを持つ人は、この先も止まないのではないでしょうか。19世紀ヨーロッパも、小説やアニメの題材として人気のため、今後の新しい片眼鏡のキャラクターたちが生まれてくることを期待しましょう。

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