他には、光を見る前の時間ということで臨月のことだとも言われたり、日の出を見ている=日光東照宮を見ているとも解釈されています。
「夜明けの番人」と当て字とすると鳴き声で夜明けを知らせるニワトリのことだとも言われています。
かごめかごめの歌詞の解釈⑤つるとかめがすべった
「鶴、亀、滑」という漢字を当て字とすると縁起の良い2つが滑るということで悪いことが起こるイメージだと解釈することができます。また長寿の2つが滑るということで処刑が行われるとも考えられます。
「鶴と亀が統った」という漢字を当て字とすると鶴と亀を象徴する為政者が統治したことや、日光東照宮の鶴と亀の銅像のことで、影の支配者かもしれない天海が操っていたとの解釈もできます。
かごめかごめの歌詞の解釈⑥うしろの正面だあれ
「後ろの正面」という漢字を当て字とすると後ろにいる人は誰かと聞いていると考えられます。罪人が首を切られて転がった顔が後ろを向き、自分を殺したのは誰かと聞いていると言われたり、自分が死んだと分からず、転がっている体が誰の体かと聞いているのかもしれません。
他には、鬼の後姿のことや、影の支配者、豊國廟説でも紹介しましたが、京都の正面の豊國廟の後ろに葬られた豊臣秀吉のこと、明智光秀・南光坊天海同一人物説でも紹介しました光秀の肖像画が置かれている本徳寺のことなど色々な解釈があります。
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かごめかごめの遊び方
これまで説明した通り、歌詞が違ったり、歌詞の解釈の違いもあることが分かりました。では遊び方はどうでしょうか。時代により遊び方も違っていたのでしょうか。現在の一般的な遊び方やそれとの違いを見てみましょう。
現在の遊び方
まず、ジャンケンをして鬼を決め手で目を覆い屈みます。他の人は手を繋ぎグルグルと鬼の周りを歌いながら回ります。歌い終わったら、一斉にその場に屈み、鬼は自分の後ろに屈んだ人の名前を当てます。当たったら次はその人が鬼です。
鬼は名前を当てるときに少し時間をかけると、周りの人たちの囁く声や笑い声で後ろの人が誰なのか分かりやすくなります。
後ろの正面だあれ?が追加される前の遊び方
「後ろの正面だあれ?」が出てこなければ、真ん中にいる鬼がいない遊び方と推測されます。「つるつるつっはいた」が歌詞に出てくるので、人と人が手を繋ぎトンネルを作ってその中に、入っていく遊び方だったのかもしれません。
なべなべそこぬけを使った遊び方
昔の歌には「なべなべそこぬけ」が出てきます。この遊び方もやはり手を繋ぎトンネルを作ってその中に、するするっと入ります。真ん中に鬼を置かない遊び方ということで、古くは地蔵遊びだったのではと推測されます。
かごめかごめの発祥地はどこ?
わらべ歌として歌い継がれてきたこの歌は発祥地や作者などはっきりと分かっていませんが、ここが発祥地だろうという説が2つあります。1つ目は千葉県野田市説、2つ目は籠神社説です。そもそも、わらべ歌なので発祥地なんてあるのでしょうか。
かごめかごめの発祥①千葉県野田市説
この土地には記念碑像を置き発祥地だとアピールしています。昭和時代の初め頃この土地で、このわらべ歌を楽譜にし書籍に載せた人がいました。そうしたことにより人伝いに歌い継がれてきたわらべ歌が童謡として世の中に広まりました。
かごめかごめの発祥②籠神社説
この神社の宮司が断言しているようです。理由としては歌詞が籠神社を指しているからだと言っています。かごめ=籠目で六芒星だと、または神社の名前にもある「籠」で、とりは籠神社に封印された神だと言っています。
伊雑宮の日神に鶴がいることや、籠神社の海神に亀がいることや、「後ろの正面」とは、本来は本宮だったとされる真名井神社が籠神社の後ろにあること、あるいは、真名井神社の神が祀られている場所がそうではなかと言われています。
かごめかごめの発祥③宗教儀式をまねた説
地蔵遊びが原形ではないかと言われいることを紹介しましたが、地蔵遊びは宗教儀式をまねたものでした。地蔵の前に目隠しした子供を座らせて、その周りを大人が取り囲みその子供に地蔵を乗り移させ霊や神霊を呼び寄せて色々なことを聞きました。
かごめかごめを逆再生すると怖い?呪われる?
一体誰が考えたのでしょうか。この歌を逆再生をして聞いてしまった人がいるようです。YouTubeにアップされたその音はウォンウォンと鳴り響く中に微かに歌詞が聞こえてくるような気がします。聞く勇気のがある方は聞いてみて下さい。
かごめかごめの逆再生で呪いのメッセージが聞こえる?
では、YouTubeにアップされている逆再生を紹介します。これを聞くと耳に残って離れなくなるかもしれませんのでご注意下さい。
どんな歌詞が聞こえたでしょうか。「お母さんが見捨てた」と聞こえましたか?他には「死ぬ」や「嫌い」や「嘘」などマイナスな言葉が聞こえてきます。これらが現すものが「呪い」ではないでしょうか。
母に対する死んだ子供からの呪いの歌?
聞こえた歌詞から推測すると、先にも紹介した貧乏な生活の中、行われていた口減らしや身売りされた子供たちが、お母さんに自分たちの悲しい気持ちが届くように歌った呪いの歌ではないかと言われています。
かごめかごめの他にも怖い意味が隠された歌がある!
子供のための歌は他にも数多く存在します。誰もが知っているその中の歌にも歌詞の解釈を変えると怖い意味になると噂されているものがあります。子供が歌う歌なのに実は怖い歌だったという都市伝説をご紹介します。
人身売買説が有名な『はないちもんめ』
都市伝説でも有名なこの歌は、本来の遊び自体が人を取ったり渡したりしますが、歌詞の「もんめ」に漢字を当て字すると小判の単位の「匁」があり、「かって」を「買って」にすると人を買うことになり、「まけて」を「負けて」にすると値段を負ける(値引きする)という人身売買だという噂があります。
「あのこじゃわからん」は親が売りたくない子供がいて、とぼけているのではないか、または「わからん」を負からんとし、値段を下げないと言っているなど色々な解釈があります。
首がしまった暗示?『てるてる坊主』
3番の歌詞に「そなたの首をチョンと切るぞ」と出てきます。これは当時、続いた雨を止まそうとお坊が祈り続けましたが止まなかったことに怒った城主がお坊の首をチョン切り、見せしめのためその首を吊したら雨が止んだという言い伝えがあります。
さっちゃんは死んでいる?『さっちゃん』
この歌は、死んだ女の子を歌っていると言われています。3番の歌詞では、その女の子が遠くへ行ってしまうと出てくるので死んでしまったと解釈されています。
また、電車で足をなくしたという歌詞があると噂されていて、誰かに押されて電車にひかれた女の子が恨みながら死んだという都市伝説があります。
童謡「さっちゃん」の歌に隠された都市伝説をもっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
なぜ帰りは怖いの?『とおりゃんせ』
昔は、飢えや病気により死ぬことがあったので、7歳までは神(人間ではない)とされていました。そして口減らしや人身御供や身売りされていたのです。この歌詞にも「七つのおいわいに」と出てくるので7歳になる前に神社に生け贄に連れて行かれる子供を歌ったと噂されています。
良いことがあるよと母に連れられた子供が「行きはよいよい 帰りはこわい」と生け贄に神様に差し出されるので帰りはないという意味だという都市伝説があります。
遊女の悲しい恋の歌?『指切りげんまん』
色々な男性を相手にしていた遊女が本気で好きになった男性に送ったとされる左の小指。愛の証と言って小指を切り落として渡していました。この小指を切り落とす行為を指切りと言いました。
人柱を示してる?『ロンドン橋』
イギリスにある橋は何度作り直しても流されていました。粘土でも木でも流されてしまいます。金銀で作ったら盗まれてしまいます。では見張りを付けましょうと歌っていますが、その見張りとは人柱を示しているという噂です。
「ロンドン橋落ちた」の歌詞に隠された残酷な話をもっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
なにが壊れて消えた?『シャボン玉』
この歌を作った作者の娘が生まれて間もなく亡くなっています。その娘のことを歌ったのではないかと言われています。「うまれてすぐに壊れて消えた」とは亡くなった娘のことだろうとのことです。
かごめかごめとイスラエルの関係
ヘブライ語はイスラエルで話されている言葉です。イスラエルは地中海に面する中東の国です。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地と言われているイスラエルと日本のわらべ歌の関係を調べましたので紹介します。
ヘブライ語での意味
かごめかごめの歌詞はヘブライ語としても読むことができることは先ほど説明しました。その歌をヘブライ語で読んが場合、四国にある剣山のことを指していると推測されています。剣山の近くにはイスラエル文化が残っています。
剣山の頂上に神社に神宝が隠してありましたが国家崩壊時にその神宝を取り出し火を付けて神社を焼きます。その後その場所に水が沸いて出たとされています。その神宝がイスラエルの神の箱だったのではないかと噂されています。
なぜヘブライ語でも読める歌詞なのか
明智光秀と南光坊天海は同一人物なのかというところでも出てきた天海は四国出身で遣唐使として中国へ渡った際ヘブライ語を習得したと言われています。その天海がヘブライ語でも読めるように作ったのではと噂されています。
天海は四国を一周巡礼しその数は八十八箇所でした。その8は音読みで「や」と読みますがヘブライ語で神を意味し「八重桜」はヘブライ語で神隠しを意味します。剣山の神宝の周りを巡礼しその恩恵を受けたと言われていて、ヘブライ語との深い関係があることが推測されます。
ユダヤとの関係
籠目とは籠目紋や六芒星のシンボルと紹介しました。これはイスラエルの国旗にも描かれているのです。そしてユダヤ民族を象徴する印のダビデの星マークと六芒星は同じ形です。
映画「神様の言うとおり」でも登場
2014年11月に公開された映画「神様の言うとおり」の中にもこの歌が出てきます。「神様の言うとおり」の原作は日本の漫画で、昔ながらのわらべ歌や童謡で遊びながら殺人ゲームを行うというホラー映画です。
かごめかごめの場面
体に名前が書かれたこけしが4体登場します。鬼となる学生に「遊ぼう」と言い、かごめかごめを歌いながら鬼の周りを動きます。そして「後ろの正面だあれ」と歌い終わってその鬼は間違えた名前を言ってしまい殺されます。
この映画は学校の中の話なので様々な殺人ゲームを授業として行います。1時間目はだるまさんが転んだ、2時間目は招き猫が出てきて3時間目にこけしが出て、かごめかごめのゲームをします。5時間目までゲームを行うのですが、一番こけしのシーンがグロいと言われているようです。
かごめかごめは怖い・悲しい解釈が多い謎めいた歌
誰もが昔から知っている楽しいはずのわらべ歌が、こんなにも怖くて悲しい歌詞に解釈されているということを紹介しました。歴史に関係したり、埋蔵金や神宝のある場所を教えたり、神秘的なパワースポットにも関係したりと興味深い話が多く出てきました。
これを機に神社を巡ったり、歴史を勉強することもおススメです。もっと深い関係性を自分で見つけることができるかもしれませんね。
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