豊浜トンネル岩盤崩落事故とは?事故原因やその後、謎の顔の正体とは

事故後に行われた調査によると、この大規模な事故の原因は地下水でした。漏れ出した地下水が幾度も凍結を繰り返し水圧を上昇させてしまっていたことが、岩盤の亀裂を大きく大きく成長させてしまっていたのです。

建設中から崩落事故が相次いでいた

このトンネルを作る段階から岩盤に問題がある事は分かっていました。そうでなければ、相次ぐ崩落事故による死者が出ても建設作業を続けていたという事実に説明が尽きません。しかし、決定的な対処がなされないまま開通し、一般車両の通行が始まってしまったのです。

もし万が一、この時に対処がなされていたら20名の方の命は救われていた事でしょう。そして遺族の方々は無念を感じる事がありませんでした。少し考えればわかる事ですが、仕事だけを考えて動いてしまう人たちには無縁の考え方なのかもしれません。

トンネル工事中の問題と対策

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工事の現場では安全施工の取り組みがなされています。限られた空間で大きな機械を使い作業を行うため、地盤の影響を受けずとも事故が発生しやすい状況に置かれています。作業をする方が安全に作業ができる事は、安全確認に割ける人員や労力が増える事にも繋がり、開通後の安全性が高まるため、これから進歩していく事が期待されています。

豊浜トンネルの崩落事故では?

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実際の工事中の様子は機密事項であるため公開されていません。しかしながら、工事中にも死傷者が出ていた事実は残っているため、安全な作業が行われていたのか、はたまた怨霊による偶然の事故だったのかは定かではないのが現実です。

問題は経済?

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トンネル採掘事業は国が管理して行いますが、実際に手を動かすのは一般の企業から派遣される作業員の方々です。お金を貰って行う仕事であるために、期日があり綿密に運用資金も決められています。つまりその資金内で行わないといけないために、現場では無理を承知で少しの無茶は目を瞑ってしまいがちになってしまうのかもしれません。

二つある豊浜トンネル

実はこの事故が起こったトンネルは2代目のトンネルとして建設されており、1代目を合わせると2つのトンネルが存在するのです。現在では2代目の見直しが入り2代目トンネルのルートが途中から変更となったため、元のルートを封鎖して別ルートが使用されています。

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