麻薬「フラッカ」で全米ゾンビ化!日本にも流入?危険ドラッグの恐怖

アメリカやカナダなどでの規制法によれば、オピオイドだけでなくコカインや大麻を含んで麻薬と言われています。日本でも医療用で使う薬を表現するときに使われる場合もあります。主にアヘン・ヘロインを含んだものが規制対象である麻薬に使われています。

麻薬の原材料

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一般的に麻薬と知られている薬物は主にアヘン・ヘロイン・モルヒネといったもののことを指しています。これはケシというものから採取されるアヘンに含まれるモルヒネを取り出して、そこから化学合成によってヘロインが作られます。初めはドイツの製薬会社が咳止めの薬として販売しましたが、アメリカで一番使用されている乱用薬物でもあります。

麻薬による影響

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ヘロインは鎮痛、麻酔の作用がヘロインの4~8倍強いといわれており、これを水に溶かして静脈注射すると副作用により何の意味もなく幸せな気分になります。しかし、その後は嫌悪感や気怠い感覚になり、嘔吐などの症状が出始めます。1度でも使用すれば耐性ができてしまい、効果が効かなくなり使用量がどんどん増えていきます。

また習慣性があり、精神的・身体的な依存性も強いです。特に身体的の依存性には、どの乱用薬物よりも苦痛が伴ってきます。禁断症状として、倦怠感から始まり次第に汗が出てきます。その後筋肉に激痛が走り、関節にも痛みが出てきます。この痛みは骨をバラバラに砕かれるような痛みだといいます。

麻薬の恐怖

これらの症状が続くと使用者は、徐々に意識が朦朧としていきます。さらに症状がひどくなれば、自分の指を噛んだり壁や床に自分をぶつけるなどの自傷行為をはじめます。そしてこの痛みを和らげようと、さらに麻薬を服用しどんどん辞められなくなっていくといった悪循環に陥っていくのです。

フラッカは規制対象ドラッグに

これまで多くの使用者をはじめ、その周りの人にまで多大なる影響や危害を与えて来たフラッカがようやく規制対象ドラッグに指定されました。それによって今では使用者も徐々にではありますが、減少傾向にあります。

日本で危険ドラッグの取り締まり強化

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フラッカは一時期日本国内でも、安価で規制対象外でもある脱法ドラッグとして流行しましたが、2013年に「危険ドラッグ」と呼び名を変えて取り締まりが強化されました。これにより今では以前よりもだいぶ鎮静化しています。

アメリカでも規制薬物スケジュール1に指定

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またアメリカでも同様に日本で取り締まりが強化された翌年の2014年に、フラッカがスケジュール1に指定され取り締まりの対象のドラッグになりました。この取り締まりにより、アメリカでも使用者は年々減少していきました。

スケジュール1とは

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スケジュール1とはアメリカで定められた規制物質法の薬物の分類のレベルを表しています。スケジュール1からスケジュール5までの分類があり、スケジュール1とはその中でも最も危険なくくりを指します。これはコカインやヘロインと並ぶレベルです。

中国薬品製造の規制に乗り出し鎮静化

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フラッカがここまで鎮静されたのは、中国政府が危険ドラッグの主成分となる薬品の製造を本格的に規制したおかげでもあります。中国国内での製造が減少したことによって、世界の市場でも流通がされなくなって行きました。

フラッカは中国産

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フラッカの主成分に使われている薬品は主に中国が原産となっています。そのため中国政府の働きによって、製造が本格的に規制せれて世界の違法薬物市場でもフラッカはその姿を徐々に消していき、流行が沈静化していきました。

フラッカのゾンビ化はガチ!危険ドラッグには手を出すな

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フラッカはスペイン語で「美しい女性」と言った意味になります。しかし実際はその名前の意味とは真逆でとても恐ろしいドラッグです。世界中の政府の働きによって、今では流通が沈静化されていますが、今後このようなドラッグが再び流行しないように取り締まりの強化を続けていくべきです。

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