椿の花言葉は怖い?花の色別に異なる花言葉の解説や裏花言葉の背景に迫る

椿が流行したヨーロッパの公演で、使用されてことがあった可能性は高いように思われます。しかし、さらに他の花を使用していたという話もあるので、公演ごとや流行によって異なる花が使われていたのかもしれません。

西洋での椿の花言葉は日本とは異なる

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先にも少し触れましたが、日本と欧米では花言葉が少し異なってきます。英名を「camellia(カメリア)」と言い、18世紀に日本からヨーロッパへと伝わったとされています。

西洋の椿の花言葉は「敬愛」

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欧米での椿は「敬愛」を意味します。椿は19世紀ヨーロッパで流行し、淑女の胸にさされたそれを多く目にすることとなりました。華やかで凛とした印象が、「愛らしい」「敬意」というイメージに繋がったのではないでしょうか。

ヨーロッパでオペラでの印象も含むようになった椿ですが、かの有名ブランドの創立者ココ・シャネルが愛した花としても、名を馳せています。

ココシャネルと白椿

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ブランド・シャネルでは、コサージュやイヤリングなど様々なアイテムで、お花をモチーフにしたデザインが存在しています。このお花が、実は椿だったのです。

なぜ彼女が椿を好んでいたかというと、彼女が最愛の人からプレゼントされた花が「白椿」だったそうです。それからこの花は、彼女の特別な花となったのです。

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白い椿には「完璧な美」という花言葉もあります。見た目の美しさはもちろん、一人の人間として自立した心・生涯自分を追い求め続けた彼女を表すのに、ピッタリの花言葉ではないでしょうか。

シャネル「カメリアライン」

この白椿のモチーフが入ったアイテムを、「カメリアライン」と呼びます。ココ・シャネルが“最愛の人からもらった”ということから、このデザインのエンゲージリング、マリッジリングも人気となっています。

定番の鞄や財布はもちろん、サングラスや傘にカメリアが入れられたアイテムが人気で、女性らしさや気品を表現しています。

椿の花とはどんな花なのか?

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椿といえば美しく咲く花が特徴的ですが、葉や茎も観賞の対象となっています。もともとの品種が多い椿は、それぞれに異なる咲き方や色づき方をするため好みも分かれ、多くの人に楽しまれています。

椿の花の特徴は?

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椿の樹は約5メートルほどの高さのものが多くみられます。しかし、大きいものでは18メートルの高さにまで成長した椿が観測されています。「ゆっくりと、永く育つ」ということで、寿命が長いのがこの樹の特徴です。

また、花が完全には開花しないのも、椿の特徴の一つです。開花した椿は、しばらくすると花弁を散らすことなく、そのままの状態で地面へと落ちるのも有名です。

椿の花の原産地と開花時期は?

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椿は、日本や中国、東南アジアという比較的暖かい地域での生息が確認されており、日本では青森県から九州、南西諸島で見ることが出来ます。開花時期は12月~4月とされ、直射日光が当たりにくい場所で育ちやすい性質があります。

椿の名前の由来

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艶葉樹(つやばき)・厚葉樹(あつばき)・光沢木(つやき)がなまって、椿と呼ばれるようになったと言われています。また、春に咲く日本原産のユキツバキを例えて、日本で「椿」という漢字が作られたともいわれます。

冬から春にかけて花を咲かせる椿は春の季語にもなっており、漢字によく合った花だと言えます。そんな椿の見頃についてまとめた記事があります。よろしければご覧ください。

椿は様々な用途で使われていた

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椿は、昔から様々な用途で使われており、思うよりも身近なところで私たちに寄り添っていました。椿がどのような形で私たちの身近に在ったか、ご紹介していきます。

種から採取される椿オイル

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一番身近な「椿オイル」は、皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。高級食用油やヘアーオイル、化粧品などの美容関係で多く使われています。

オレイン酸という肌によく馴染む成分を多く含んでおり、保湿力が抜群に高いのです。この成分は人の皮脂によく似ており、馴染みが良いため効果が覿面に現れるのでしょう。

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植物性のため、敏感肌の方にもおすすめです。また、近年では香りを感じられる品種も開発されていますので、香水やお香で椿の香りを楽しめるようにもなりました。

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