ノーパン喫茶は風俗営業法の改正により姿を消す
再ブームが起き非常に多くの男性の心をつかんでいたわけですが、しかし内容から規制を免れることはできません。そして、この規制を機脚気に再び出店数が激減。姿を消すこととなっていきます。
1984年に風俗営業法が大幅に改正される
正式名称は「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」と呼ばれるこの法律。それまでは、厳しいルールなどはありながらも、こういった法律は比較的緩い物でした。
しかし、度重なる摘発やそのほかの風俗店に関する取り締まりを強化するため、またパチンコ店の営業時間などを厳しき決めるために風俗に関する法律が大幅に改正されたのです。
法改正に伴う具体的な内容は、例えはパチンコ店を含む風俗営業法に従うお店は、営業時間は午前0時までとなったこと。また、覗き部屋やファッションマッサージなども届け出対象となることと言ったものでした。
ノーパン喫茶も営業できないことに
大幅な法律の改正によって、多くの風俗店が多大な影響を受けることとなったわけですが、その波はもちろん喫茶店にも大打撃を与えることとなります。営業ができなくなってしまう事態となるのです。
大体の時節としては、1985年ごろにその姿を無くしたいわれています。一度は摘発などの波を退け、さらに1945年ごろにも一度法改正があったのですがそれは退けたにもかかわらず、今回の波は避けることができず営業停止となってしまったのです。
ちなみに、大幅の改正により規制はかなり行われ、ネットでのアダルトアダルトビデオの販売や無店舗型の営業、社交ダンスすらも規制の対象となったといわれています。
ノーパン喫茶は今もある?
歴史的な大ブームを巻き起こしながらも、法律改正には抵抗できずに姿を消すこととなったわけですが、今はどうなのでしょうか。現在はその存在は有るのかどうか調べていきましょう。
ノーパン喫茶は現在はなくなってしまった
やはり法律の改正のダメージは大きかったのか、現在は全てのお店を確認はできてはいないもののその姿はなく、なくなってしまったとみられています。かつてのお店を調べた人も居るようですが、軒並み姿を消しているといわれています。
しかし、イベントごとなどで一時的にこういった催し物をしているお店は有るかもしれないとのことです。この手のお店を当時から知っていた人に向けて、イベントを起こし一夜限りの復活といって限られたタイミングで行うことはあるかもしれないようです。
ノーパン喫茶の一部はファッションヘルスに転業した
姿を消す中で、その営業停止の波を避けるためにも完全に転業したケースもあるようです。それがファッションヘルスと呼ばれるジャンルへの転業でした。もう完全に喫茶の名残はありません。
これは、先述も述べたように過激な性的サービスが行われるお店が登場してきたごろからこういった転業の波が起こっていたといわれています。お客さんにとってはコーヒーを飲む場所ではなくなっていったのです。
そして、法律の改正と共に、お店をそれでも成り立たせるために完全なる性的なお店へと転業する波はますます大きくなり、風俗的なサービスに傾いていくことで、後にファッションヘルスへと変わっていったといわれています。
現在はノーパン喫茶に代わる風俗店が多数登場している
大きな波にのまれることでその姿を消した喫茶店。そして一部のお店はファッションヘルスへと転業することで、営業停止を避けなんとか営業を継続できたお店があることが分かりましたが、しかしノーパンという革命は確かに風俗史においては大きな出来事だったようです。
これ以降の風俗店は、この影響を受けたお店多数登場していくこととなるからです。個室で性的なサービスが行われるものはもちろんのこと、多岐にわたって喫茶に変わるお店が登場していったといわれています。