「死霊の盆踊り」とは?おもしろくなさすぎて逆に有名なクソ映画!

「死霊の盆踊り」とはアメリカで製作されたオカルト・エロチック・ホラー映画です。「死霊の盆踊り」はひたすら美女がエロく躍るという内容のなさ・演技の棒読みさなどレビューサイトで低く評価されています。B級映画を通り越しZ級映画と呼ばれ、見る時間が無駄という意見さえあります。

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大学、大学院を獣医学部にて過ごし、養った知識と共に、興味あふれる内容をお届けします。
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「死霊の盆踊り」は最高につまらない映画?見る時間が無駄?

ホラー映画として制作されているはずなのですが、全く怖くなくむしろどこか呆れ笑いを浮かべれるような演技力のなさや、設定の甘さがうかがえる作品として、インターネット上では沢山のダメだしポイントが挙げられています。

しかし一方でネタとしては愛される映画であり、別の観点から注目を浴びている作品ともいえる作品です。またポルノ映画としては女優さん達の良い体つきが評価を受けています。映画として見ると駄作かもしれませんが、そういった細々な評価を見るために一度映画を拝見するのは良いかもしれません。

「死霊の盆踊り」はどんな映画?

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タイトルからはホラー要素が伺える物となっていますが、その内容が酷すぎる目も当てられないものとなっており、B級を通り越したZ級映画として有名となっています。一言でその内容を表すとゾンビのような人たちが踊っている映画という短文で全ての内容が網羅してしまえるほどです。

客寄せのためにオカルト映画と称して作られたポルノ映画

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丁度テレビが家庭に普及し始めた時代であったため、映画館へ人々は足を運ばなくなっていました。そこで映画業界が考え付いた客引き案がオカルト・エロティック・ホラーという新しいジャンルで扮装したポルノ映画だったのです。

しかし、資金がない中では制作費用もロクに用意できないため、逆にこういった駄作を生んでしまうという結果に収束してしまいますた。借金をしてでも製作費用を確保して作成すれば魅力的な作品へと変化していたかもしれません。

くだらなさが話題の伝説の作品

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高評価を受けて有名となる作品が沢山ある一方で、こちらの映画はつまらなさすぎる最悪の映画として名をとどろかせました。ホラー映画としては以ての外、当初の狙いであったポルノ映画としても信じがたい程の駄作であると言われています。

邦題をつけたのは江戸木純

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直訳すると洋題のorgyはバカ騒ぎと訳せるのですが、それではあまりにも滑稽です。若き日の彼のセンスが光り、パーティーの日本バージョンはと考え付いたのが盆踊りだったようです。しかし、本人曰く邦題はあくまでもてきとうに付けたようです。

「死霊の盆踊り」のあらすじは?何のストーリーも無いって本当?

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折角なので、映画のストーリーもご紹介していきたいところなのですが、残念なことにご紹介できるほどのストーリーがないのです。この映画は何のストーリーもなく、只々美しい死霊が踊っているだけの映画であるため、それぞれの描写には何のつながりもありません。

「死霊の盆踊り」のあらすじ①ホラー作家と恋人がドライブ中に事故に

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ある日、売れない作家の男は恋人と共に小説のネタを探すため墓場へと向かっていました。何故かは定かではありませんが、途中で恋人が引き返すように訴え引き返すことにします。しかし、運転のミスにより、2人は崖の下へと車ごと転落してしまうのです。

「死霊の盆踊り」のあらすじ②恐怖の宴が開催され死霊が踊りまくる

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その頃2人が向かっていた墓場では夜の帝王と名乗る男と、闇の女王の女性がパーティーを開いており、死霊の女性たちが踊っていました。そして転落したはずの2人でしたが、無事に墓場へと到着し、その様子を物陰から小説家と恋人が覗き見ていました。

こちらのシーンでは裸の死霊の女性たちが魅力的なダンスを踊っており、唯一この映画で評価されるべきポイントとなっています。映画を見る際に万が一早送りする場合はこのシーンで止めて美しい女性たちの姿を堪能してみてはいかがでしょうか。

「死霊の盆踊り」のあらすじ③二人が襲われそうになったところで救出

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ひっそりと覗き見ていた2人ですが、女王に見つかってしまい、拘束されてしまいます。そしてしばらくの間、また踊りだした死霊達の姿を見せつけられるのです。そしてやったのこと女王から襲われそうになった2人に朝日が差し込み死霊達は退散、その後救急隊に2人は助けられハッピーエンドという映画です。

「死霊の盆踊り」の問題点・ツッコミどころ

ストーリーの無さもこの映画の問題点ではありますが、経費をかなり削減して制作された映画という事もあるのか、演出にもかなりの問題が存在している映画です。インターネット上で数多くの方が突っ込みを入れられている演出に関してこちらの記事でまとめてご紹介させていただきます。

死霊が躍るだけの映画

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まずは何といっても作品自体、映画と呼んでいいのかと疑えるほどの内容の薄さや、ストーリー性のなさがインターネット上で指摘されています。この映画の作成自体が経費を削減して作成されたという理由がありますが、工夫もなく見るに堪える映像の数々なのです。

出演者のセリフが棒読み

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現代では洗練された役者さんの演技力が映画の見どころの1つであるのですが、残念なことにこちらの映画であは、指摘点の1つとなってしまっているのです。特にヒロインの女優さんの演技がひどいという致命的な見辛さがよりこの映画の酷さを増やしてしまっているのかもしれません。

カンペを見ながらの撮影

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出演している男性の目線が明らかにカンペを見ているように見えてしまい、演出上漂わせていた霧が、彼のセリフ時だけ止められています。その不自然さから霧によりカンペのセリフが見えなくならないようにしている事がバレバレとなっているのです。

ヒロインと死霊の女優さんが一緒

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メイクや画面の暗さから一見するとわかりにくいですが、明らかにヒロイン役の女優さんが、次のシーンには死霊となって踊っています。こちらも経費削減の重複した配役であることが伺えますが、もう少し別人のように見せる工夫ができなかったものでしょうか。

役者さんの使いまわしはよくある事なのですが、使いまわしが光る場合は役者さんの演技力が高く、二重人格のように全く別の人格を演じれる場合や、メイクや演出などにより別人の風格へ作り変えれる場合です。しかし残念ながらこの作品ではどちらも不足しており、同じ人が別の役を演じているという事実が浮き彫りとなっています。

ヒロインの悲鳴が悲鳴じゃない

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こちらも演技力のなさから出てくる問題の派生ですが、ヒロインの方が悲鳴を上げているシーンのはずが全く悲鳴に聞こえず、恐怖のかけらも感じられません。もしかしたら撮影時間短縮のために1カットでの撮影、練習時間も取らずに本番の撮影を行っているかもしれません。

真夜中から突然昼間に変化

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真夜中のシーンから続く映像のはずが、次の瞬間にはいきなり昼のように外が明るくなっていたりと、時間軸があっちへ行ったりこっちへ行ったりと、感覚を惑わせるかのように作られています。それを見つけるだけでも間違え探しのように見れる楽しみがあるのかもしれません。

今まで平気だった太陽の光で消滅する死霊たち

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映画の最中では太陽の光に何の影響も受けていなかった死霊たちが、突然ラストのシーンで差し込んだ朝日により消滅していくという謎の設定が入っています。しかし、何故ラストのシーンだけ日の光により消えてしまったのかという説明の表現は全くないのです。

特にこういったB級作品でありがちな駄作理由がその制作費用の少なさです。費用がないとロクな演出が出来ず、結果として収入も見込めない作品が出来てしまい、大赤字を出してしまうという負の連鎖が起こってしまいます。こういった作品そういった制作にあたってかかる費用に関しての問題点も見えてくるのです。

 

「死霊の盆踊り」へのレビュー・酷評

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一度映画を観る前にインターネットでレビューを調べてから映画を見るという方がい多くいらっしゃいます。しかしこの映画に関してはどれだけ調べても見た方々の感想は酷い評価ばかりなのです。レビューをしている方々が辛口評価というわけではありません。

時間のムダ・B級どころかZ級との声も

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どの評価を見ても、悪いことは言わないから見ないほうが良いという程、見ないことをおすすめする意見が多く書き込まれています。おすすめできない映画の事をB級という表現をしますが、この映画ではそれを通り越してZ級映画とされているのです。

登場人物のセリフもおかしい

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演技力のなさもあるのですが、場面にそぐわない意味の分からないセリフや、茶番感丸出しの子守歌になりかねない役者通しの会話があり、見ていてつまらないという声も多く挙げられています。またそういったセリフの違和感もストーリーがない原因となっているのではないでしょうか。

美女の踊りだけは「エロい」「すばらしい」という意見も

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ポルノ映画として作られているだけあり、唯一この映画で評価されているところが美女の死霊たちのグラマラスな踊りの映像です。ポルノ映画としてもストーリーはなく、酷評を得ていますが、役者の方の美貌により少しの評価が得られているのです。

Twitterでの評判もチェック

実際にこの映画を見た方々の評判を見てみても、最低映画の基準として使用している方もいらっしゃいます。また内容が全くない、これ以上の最低な映画は見たことがないという声も多く、制作者が何を考えているか理解し難いと頭を抱える方もいらっしゃるようです。

また、数多くの評価を見ていても、それだけの方々が実際にこの映画を視聴しているという事がわかります。素晴らしい映画としてではなかったとしてもある意味で日の目を浴びた有名になった作品の1つでしょう。逆にツッコミ所もなく忘れされれてしまう作品よりは良い待遇を受けているといっても過言ではないのです。

「死霊の盆踊り」を作ったのはどんな人?

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こんなにも酷い映画を考えれるある意味の才能を持った監督や脚本家はいったいどのような人物なのでしょうか。実はある事がきっかけにより1994年ごろに有名になっている人物だったのですが、その方がこの作品を作っている事を知らない方が多いのです。

監督はステファン・アポストロフ

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ブルガリア出身のアメリカ人であるこの監督は、膨大な苦労の元ようやっと映画界への進出を果たし、いつの日かアダルトな映画で有名になると夢見て日々映画の作成に取り組まれていました。そんな中で作られたのが、この最高傑作だったのです。

脚本家はエド・ウッド

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この方の名前を知っている方は多いでしょう。1994年に有名なハリウッド俳優であるジョニー・デップがこの方の奇才ぶりを映画で演じたことによりその名前が有名になりました。この2人の出会いが、1つの伝説を生み出してしまったと言えるでしょう。

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