ゴーストタウン50選!日本から海外まで紹介!人が消えた街の魅力とは?

世界的にも数多くの世界遺産があり、イスラム教の文化を強く受けており国際的にも人権的にも多くが問題視されているイランのケルマーン州に位置する、かつては要塞都市として機能していた場所です。現在から1500年以上も前に最初の都市が発足して、1500年から1600年代にかけて今の形と同じ城壁が完成しました。

現在から16年前の平成15年にはイランで大地震が起きて、これにより30000人以上にものぼる死者を出しましたが、その際にこの要塞都市の大部分も崩壊してしまいました。その翌年に世界遺産に登録されましたが、徐々に復旧工事が行われて、かつての形まで修復して世界遺産のリストから外されました。現在でも観光客などが訪れているそうです。

世界のゴーストタウン④クルドハラ(インド)

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第二次世界大戦後にイギリスの支配下から独立し国であり、南アジアに位置するインドに存在するクルドハラという村です。インドいえば急激に進行が増えて現在は10億人を優に超えるくらい人口密度が高いと世界的に知られていますが、このクルドハラという村はまさしく正真正銘の『ゴーストタウン』となっているのです。

かつては数千人の居住者がその地で生活していたと言われていますが、現在から約200年ほど前にパタリとその居住者たちが消えてしまったのです。諸説ありますが、ゴールデンシティと言われるインドの都市に住んでいたある人物がこの村の村長の娘に恋をしましたが、それを激しく嫌がり村ごと放棄したためか、戦争のために村を棄てた言われています。

世界のゴーストタウン⑤ルシ熱泥噴出(インドネシア)

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数千単位の島々が領土である東南アジアに位置するインドネシアの東ジャワ州に存在するエリアです。その名前からもわかる通り、現在から13年前の平成18年5月に突如地層から熱湯のように熱い泥が噴出して、周囲の村を沈めました。尚この熱い泥には有毒なガスも含んでいるそうです。

本来はその周辺に10以上の村や集落、30000人以上の民衆がその地で生活していましたが、避難を強いいられてしまい、その村や集落は壊滅状態になってしまいました。2019年令和現在もその熱い泥が地層や地面から噴き出しており、1日あたり10万㎥以上にものぼると言われています。

世界のゴーストタウン⑥チャガン(カザフスタン)

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東には中華人民共和国、北にはロシアが位置する中央アジアに存在するカザフスタンの村です。かつて旧ソ連の占領下にあった時代、第二次世界大戦から約20年後にこの村を流れる川が干上がった時、その川の底で『核実験』が行われました。

その影響でその底に球体上の窪みが出来てしまう、いわばクレーターができてしまい川であったことから湖になってしまい、その湖の水は現在でも放射線に汚染されているのです。核や放射線の恐ろしさを残す様に、この村はまさに『廃村』と化してしまいました。

チャガン核実験

現在のロシア、急ソヴィエト連邦でしばしば行われた『核実験の一つ』であり、核のパワーは100キロトン以上を優に超えていたそうです。この実験が起きる前には部分的、局地的な核実験は中止しようという条例が国際的に定められていましたので、『アメリカ合衆国』から強く非難されましたが、禁止条例には該当しないとしてこれを無視しました。

爆発の衝撃により生まれた『クレーター』そして『湖』は実験を行う前から、ソヴィエト連邦は温かな気候に差し掛かる季節に、雪が解けて増水していた水量を堰き止めるためだと意図的に人為的に生み出したと主張しています。

世界のゴーストタウン⑦ボコル・ヒル・ステーション(カンボジア)

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東にはベトナム西にはタイが位置する東南アジア、インドシナ半島の南に存在するカンボジアの市街です。現在から100年前にはフランスの植民地であり、フランスはこの場所にホテルや教会、カジノなどを設立して一時は賑わいを見せていました。

しかし第二次世界大戦が起きる数年前にインドシナで戦争が起きたことにより、フランスはこの市街の管理を放棄してしまい、現在から47年前の昭和47年にはカンボジアの武装組織及び政治勢力が占拠して、ベトナム戦争のホームベースとして使われてしまい、廃れていってしまったのです。

世界のゴーストタウン⑧ガグラ(ジョージア)

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ジョージアの西部に位置するアブハジア共和国の都市です。かつてはロシアやソ連の占領下にあり、極寒のロシアとは反対に、気温の高い地域であったため行楽的な都市として栄えましたが、90年代に入るとアブハジア国が独立を求めて戦争を起こすと、ジョージア人がアブハジア人たちを追放してたちまちその人口は減っていきました。

現在も都市とはいえない人口の数ですが居住者もいて普通の街として機能しており、その街並みや建造物などのほとんどが残っているのです、現在からもロシア人などが観光に訪れています。興味のある方は旅行に行ってもいいかもしれません。

世界のゴーストタウン⑨獅城・千島湖(中国)

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お隣中国の浙江省杭州市というエリアにある大きな湖です。60年ほど前に広大な水力発電所を開発しようと計画して、これにより多くの県や市、更にはそこに存在していた城などが水の底に沈んでしまったのです。

湖の底に沈んでいる中国の歴史的な建造物や県、市などはまさに『水の都』と言われております。またその湖の中には1000を超える島が存在していたのでこの名前が付いたと言われています。もはや村や町ではなく湖として変貌を遂げたわけなのです。

世界のゴーストタウン⑩カヤコイ(トルコ)

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アジアの最西端、東ヨーロッパに位置して北には『黒海』南には『地中海』が面しているトルコの西南に存在している町です。古来よりギリシャ語を母国語とするギリシャ人が生活の拠点にしていた町でした。

しかし1800年代の中頃に大きな火事や地震といった災害に見舞われて、トルコとギリシャの戦争が終わるとカヤコイに住んでいたギリシャ人たちは、一斉に母国である『ギリシャ』に帰っていたのです。これによりその村は『廃村』と化しました。石や岩でできた建造物で遺跡のような哀愁漂う街並みが今なお残っています。

大陸別!世界のゴーストタウン30選~アフリカ編~

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続いてはその広大な大陸の1/3、北部のほとんどが『サハラ砂漠』になっているアフリカ大陸の国々からいくつかの『ゴーストタウン』をご紹介していきます。アフリカと言えば多くの野生動物、象やキリン、ライオンなどが生息しており人々が生活していないエリアも数多く存在していて、行政上管理されていない『集落』などもやはり存在しています。

しかしこちらの見出しでピックアップするのは行政上で管理されていた、れっきとした『村』や『市街』です。果たして昔はどのくらい栄えてどのくらいの人々が住んでいたのか、現在はどんな街になってしまったのか?など詳細や概要も詳しくお伝えしていきます。

世界のゴーストタウン⑪タメルザ(チュニジア)

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アフリカ大陸の北部に位置していて地中海に面している『チュニジア』にかつて村として機能していた場所がありました。お隣の『アルジェリア』との境目に位置していて、古来より砂漠の中に存在する希少な緑や水などのオアシスがあった村としても有名でしたが、現在から50年前の昭和44年に『大雨』が続き災害に見舞われて村が崩壊してしまいました。

人為的に引き起こされた『事故』もありますが、やはり自然の力で引き起こされた『災害』も莫大で計り知れず、時に人命に影響を及ぼし、街や市街を崩壊させかねないのです。この後も人為的な事故、自然による災害で『廃墟』と化した場所も数多く登場しますので、どのようにして滅び廃れていったのか注目して読んでみてください。

世界のゴーストタウン⑫コールマンスコップ(ナミビア)

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アフリカ大陸の南西部に位置して、サハラ砂漠ではなく『ナミブ砂漠』が沿岸沿いに広がっていて色々な野生動物が生息し、足が速い『チーター』の個体数が多いことで知られているナミビア。その南部に位置していた小規模な炭鉱で栄えていた町です。100年以上前にはあの高価で硬い『ダイアモンド』が発掘されました。

ダイアモンドにより経済的に余裕が生まれ、当時その地を占領していた『ドイツ』の文化を取り入れった学校や病院といった施設、カジノやボウリング場、ダンスホールなどの娯楽施設、鉄道など設けられてちょっとした都市として繁栄していましたが、第二次世界大戦の後、物価などが下落して人々が次々と立ち退いてしまったのです。

大陸別!世界のゴーストタウン30選~ヨーロッパ編~

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先ほどは砂漠やサバンナ、熱帯雨林に囲まれ数多くの狂暴な野生動物たちが生息しているアフリカ大陸の中からいくつかご紹介していきましたが、お次はその北部に位置する大陸の一つ『ヨーロッパ』の廃れて人がいなくなり時間が止まってしまったような村や町をご紹介していきます。現在と過去の現状や詳細を分かり易くまとめていきます。

世界のゴーストタウン⑬グレート・ブラスケット島(アイルランド)

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イギリスの西に位置する島国アイルランド。この国から『ギネスビール』や『オスカーワイルド』をはじめとする世界的に有名な著者を何人も生まれました。これからご紹介するアイルランドの南部に位置するこの島からも3人の有名な著者が生まれました。

一番栄えていた時期でも人口は100人くらいしかいなかった小さな村でしたが、アイルランドが住まいとしてこの村を利用するのであれば安全は保証できないとして、管理を放棄して居住者が次々と立ち退いていき『廃村』と化してしまいました。草原に覆われた丘、崩れている石積みの建造物は非常に『ノスタルジー』を感じさせます。

世界のゴーストタウン⑭スラガン(イギリス・スコットランド)

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歴史上の中で常に先進国でその領土を拡大していったイギリス、そしてそのイギリスの北部に位置する山岳地帯や湖など美しい自然が広がるスコットランドにかつて存在していた村です。1800年代初期に農村として人々が住み着くようになっていきましたが、第二次世界大戦の影響なのか1940年代に次第に国から社会から見放されてしまい『廃村』と化してしまいました。

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