山口組のハロウィンが大人気?なぜどんな目的で始まったのか?住民の声も!

また神戸市民にとって特に記憶深いのが、阪神淡路大震災でのボランティア活動です。敷地内にある井戸水を配布し、炊き出しを行い、独自にルートを確保して物資配給を行うなど、迅速かつ積極的に救援活動を行いました。

何より心強かったのは、警察機能が麻痺した中、組員で構成された自警団が見回りを行っていたことです。

ヤクザと地元の関係

これでいいのか兵庫県神戸市 (日本の特別地域 特別編集47)

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昔からやくざと、彼らが縄張りとする地元界隈は常に密接な共生関係にありました。組織は住民から利益を得る代わりに、住民側にも見返りを与えてきたのです。

現在はただ恐れられ避けられる存在となりましたが、本来は神戸市と山口組のような関係性がスタンダードなものだったのです。

「礼節を守る人たち」と地元民の信頼も厚い

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山口組を例に出すと、地元では「見た目は怖いが礼儀正しい」「マナーを守るきちんとした人たち」と定評があります。

組員は強い力を持つ反面、法的には肩身の狭い立場でもありますので、地元から不要な反感を抱かれないよう注意して過ごしています。そのため側で暮らしていると案外快適であるとのこと。

高い自治力を持つ集団

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上記のようにやくざがしっかりと基盤を築いている場合は、その土地で強力な権威を誇っているということです。

そんなところでヤンチャをして、組員に目を付けられることでもあれば、いったいどんな目にあわされるのか…。そういう発想が犯罪の抑止となり、市民の自治力につながっていると言われています。

ヤクザは元々地元を愛する存在

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戦前からよりやくざ文化を知る者は「もとよりやくざは地元に尽くして当然の存在。地域の商売や祭りの取り仕切りを行い、親分は住民の信頼を得た名士でもあった。現代のやくざが変わったのではない、変化したのは時代の方」と語ります。

かつては神戸以外でも、こういった一種の信頼関係があったのかもしれません。

暴力団、極道、ヤクザの違い

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現在は細かく区分されることはほとんどありませんが、実は暴力団と極道とやくざ、すべての定義に違いがあることをご存知でしたか?

また「暴力団だけどやくざじゃない」、「極道でありつつやくざ」もあり得たり、本来の意味とは違う形で定着してしまった言葉もあります。これを期にちょっと勉強してみることにしましょう。

暴力団とは?

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暴力団とは、組織的な暴力を用いて、土地や金銭などの利益を集める反社会的犯罪集団のことです。

経済的な活動を主体としており、必ずしも非合法な手段を取るとは限らないため、警視庁もマークしつつも手が出せない…というケースも多々あります。

極道とは?

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極道とは、本来は仏教用語であり、仏の道を極めし者を示す良い意味を持つ言葉でした。

江戸時代に入ってからは、腕っぷしの強さや博打を究めた者に対する尊称として使われるようになり、やがて徐々に道楽者・ならずものいう意味にずれていき、現代ではやくざや暴力団と同義になってしまいました。

ヤクザとは?

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やくざもまた暴力団と同じく、暴力的手段で利益を集める反社会集団ですが、特徴的なのは組織内が疑似的な家族形態であるという点です。

親分はすべての組員の父、いわゆる「親父」であり、組織内で絶対的な権力を誇ります。山口組は正確に分類するならこのジャンルにあたることになります。

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