江川事件とは?歴代ドラフト史場最大の事件!巨人との空白の一日の真相は?

実は母校である高校に『役員』として雇われることになっても、実際に業務や仕事をするわけではなく、在籍しているという身分だけを与えたのです。そのためその高校に『籍』を置きつつ、アメリカ合衆国に野球をするために留学したのです。この時当時の奥さんとはどのように交際していたのか気になる所ですが、真相は2人しか知らないでしょう。

巨人入団後はセ・リーグを代表する投手となった

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前述で解説した通り、一連の騒動、事件やいざこざに巻き込まれながらも、『トレード』という名目で移籍した後は周囲の期待に応えて名ピッチャーになっていきました。当時はまだ速球を計測する装置が普及していなかったので、僅かの記録した球速が残っておらず、過去の映像をもとに特殊な機械で計算し測定された速球は『160km』を超えたそうです。

大きな特徴として指が短かったので『変化球』はあまり得意ではありませんでした。はじめはトレード要員となった阪神の『小林』の存在もさることながら、対阪神には黒星が多くなってしまいましたが、翌シーズンから阪神に対しては驚異的な勝率を見せて、54戦のうち38勝を収めており『阪神キラー』の異名で知られる様になりました。

投手『5冠』

プロ2年目から4年目にかけて成績がずば抜けていて、実力的にも最盛期だったと考えられます。特にプロ3年目の現在から40年前の昭和56年には、『最多勝利』『最優秀防御率』『最多奪三振』『最優秀投手』『ベストナイン』などのタイトルを総なめして投手『5冠』を達成する偉業を成し遂げました。

同年に獲得したタイトルはそれだけにとどまらず『最優秀選手』や『日本シリーズ優秀選手賞』にも選ばれています。もちろんこの年以外でも日本のプロ野球界、セ・リーグや巨人を代表する名ピッチャーになりました。背番号は『30』番でした。

江川卓現役引退後と現在

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さてこれまでの生い立ちから経歴、プロ入りと入団を決める大事な『ドラフト会議』を巡っては少しトラブルに巻き込まれてしまったものの、いち『野球人』として学生時代もプロになってからも、数々の功績の残して前人未到の快挙をあげてきた、昭和の名ピッチャーだったという事がよく分かっていただけたはずです。

さてそんな彼は現在はどのようにして生活しているのでしょうか?若い世代の方たちはむしろ引退後の姿をよく見てきたのではないでしょうか?彼がプロ野球選手を引退したあとのキャリアや活躍、そして2019年現在の事についても、次にお話ししてご紹介していきます。

江川卓は引退後スポーツコメンテーターとして活躍

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引退した後、どんな活躍をしていたかご存じの方も多いはずです。なぜなら彼は非常にテレビをはじめとするマスメディアに露出する機会が非常に多いからです。彼はその後、ベースボールだけではなくあらゆるスポーツの『コメンテーター』として大活躍しているのです。真面目なニュースからちょっとふざけたバラエティー番組まで幅広いTVショーに出演しています。

あまり知られていませんがスポーツだけではなく、実は『ワイン』が大好きで愛好家だったりするのです。知識や嗅覚、味覚などにもたけており『ソムリエ』の資格を持っているくらいなのです。そのワインに関するテレビ番組にもレギュラーとして出演経験があり、野球界だけではなく芸能界においてもレギュラーとして引っ張りだこなのです。

2019年現在もナイター中継の解説をしている

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実はかつて自分が活躍していた『巨人』のオーナー企業でもある読売グループ。その系列の大きなコンテンツの一つである『日本テレビ』で中継しているナイターの解説者を2019年令和現在も務めているのです。この解説者になったのは現在から31年前の昭和63年で、つまり30年以上もプロ野球や選手たちを見て解説してきたのです。

そんな人物であるから、各報道番組やスポーツ番組においても、彼のコメンテーターとしての見解や意見はどの時代も需要があり、世間やマスメディアから必要とされる存在なのかもしれません。これからもプロ野球界に携わり、芸能界でも長く活躍してほしいものですね。

江川卓病気説も浮上している?

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彼についてある噂が立っているのです。近年テレビに出演している姿を見ているネットからは『目の下のクマが酷くなっている』また『急激に太った』などの声が上がるようになってきました。テレビ業界からも引っ張りだこで、現在でも各番組に多く出演なさっているので、忙しくして寝る時間がなかったり、疲れていたのではないかと考えられます。

また一方で年齢は『年配者』に当たる60代なので、健康的に心配する声も上がっているのです。特にクマが酷かったので、何か重い病気や疾患を患っているのではないか?そんな噂や説も浮上しているのです。ネットなどの情報によれば『病気』を患っている心配はないとのことなので、これからも元気に健康でいてほしいものです。

江川卓や江川事件に関する書籍

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多くの快挙や記録、タイトルを手に入れた名ピッチャーである彼と今回ご紹介している一連の騒動、事件に関する書籍はたくさんあります。その中でも特に評価が高くお勧めできる商品をいくつかご紹介していきます。

真実の一球―怪物・江川卓はなぜ史上最高と呼ばれるのか

真実の一球―怪物・江川卓はなぜ史上最高と呼ばれるのか

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この本では現在でも『史上最高の高校球児のピッチャー』と呼び声の高い彼の高校時代にスポットを当てて、その当時の彼にまつわる詳細なエピソードやどれだけ凄くてどんな快挙を挙げたのかがよく知る事ができる一冊です。当時の活躍を知らない方も是非一度読んでみてはいかがでしょうか?

プロ野球「衝撃の昭和史」

プロ野球「衝撃の昭和史」 (文春新書)

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2019年現在は令和になっていますが、この本は昭和の時代に残した色あせない名勝負や野球界の歴史が詰まっている一冊で、他の偉人と呼ばれるような日本の野球選手が数多く紹介されています。日本の野球界がどのように進歩してレベルが上がっていたのか、良く分かるのではないでしょうか?こちらもお勧めできる作品です。

江川事件が影響を与えた「ドラフト制度」の問題点

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今回ご紹介している一連の騒動、事件では日本のプロ野球界に大きな影響を与えました。どんな影響を与えたか気になるのではないでしょうか?当然ながら大きく関与している『ドラフト会議』の在り方も見つめ直されましたが、彼の巨人入団という揺るがない願望は1人の選手としてどのような権利があるべきなのかも問題になったのです。

プロ野球界、ドラフト会議などの規定においてそんな影響を及ぼしたのか?また新しく定められた規定はどういったものなのか?その概要や詳細についてこちらで解説していきます。現在では、プロ野球選手が当たり前のように行使されている『権利』や『システム』も、実は彼や一連の騒動があったからなのかもしれません。

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