夕張保険金殺人事件とは?日高夫妻首謀の事件の概要と恩赦狙いの真相は

夕張保険金殺人事件は、日高夫妻が保険金目当てで起こした殺人事件です。共犯者の石川清の供述で事件は明るみになり、裁判でも日高夫妻は恩赦での減刑を期待したことで話題となりました。この記事では、夕張保険金殺人事件の詳細と裁判の判決や、事件現場の現在を紹介します。

この記事をかいた人

新しいこと、好きなことに対するフットワークを軽くしていきたい。

夕張保険金殺人事件とは?

geralt / Pixabay

この事件は、暴力団組長を名乗る日高安政と、その妻・信子が企てられた火災保険、従業員らの生命保険金を得るために行われた放火殺人事件です。子供2人と救助隊員を含む7人の焼死者が出ており、特殊な状況下での裁判でさらにひと悶着あった夕張市の負の歴史に残る大事件となっております。

夕張保険金殺人事件発生から逮捕までの流れ

3839153 / Pixabay

それでは、これから詳しい事件の内容を解説していこうと思います。7名もの人を我欲で死に追いやったこの事件の全体像はいったいどのようなものなのでしょうか。事件発覚の驚きの経緯には注目です。

日高工業の作業員宿舎に火災が発生7名が亡くなる

Alexas_Fotos / Pixabay

事件が起こったのは1984年(昭和59年)。端午の節句・5月5日という日に、子供2入を含む7名が亡くなるという痛ましい事件が起きました。時刻は夜中の10:50ごろ。大抵の人が寝静まった時間帯でした。

火災現場は北海道の夕張市。日高夫妻の経営する炭鉱下請け会社、日高興業所の作業員と家族が生活を営む宿舎でした。火災直前にパーティーをしており、ほとんどの従業員が酒を飲んでいたほか、皆が寝静まった後の出火であったため逃げ遅れた人も数多くいました。

事件当初は火の不始末が原因とされていた

その日は新たな従業員を迎えいれた記念として従業員とその家族でジンギスカン鍋を囲んだパーティーを行っており、当初はその鍋、もしくは使用していた暖房器具の火の不始末が火災の原因ではないかという方向で調査が進められていました。事故かと思われていたこの事件ですが、2か月が経った頃事態が一転します。

火災保険金と従業員の死亡保険金合わせて1億3800万円を受け取る

sallyjermain / Pixabay

日高夫妻は計画通り大金を獲得。宿舎にかけていた火災保険と亡くなった従業員の方4名の生命保険の金(1人当たり2~3000万円かけていたといいます)等、合わせておよそ1億3800万円あまりの大金を手に入れました。

しかしあろうことか、この1億以上の多額の保険金はデートクラブの開業や高級品の購入、ギャンブルなどの豪遊による浪費でわずか1か月という短期間でほとんどを使い果たしてしまったといいます。もし逮捕されていなければこの後にも保険金目当てで事件が起こっていたのかもしれないと考えるとゾッとします。

実行犯である石川清の自白で事件の真相が明るみに

NEXT 実行犯である石川清の自白で事件の真相が明るみに