ただの握りこぶしがサインって、それでいいのかと思う方もいるかもしれませんが、元の漫画がギャグ漫画なので、あまり深く考えない方が精神衛生上よろしいと思われます。
ぐわし・三級
三級のサインは、四級のサインの握りこぶしの形から「親指と小指を立てて、相手に向ける」という形になります。一見簡単そうですが、実際にやってみると小指の筋肉を使うので、慣れてないと痛めてしまうかもしれません。
もし痛めてしまった場合は、念入りに手の筋肉をマッサージして解しておきましょう。早期対応が痛みを後々まで持ち込まない秘訣です。漫画の指サインを練習していて痛めた、とはちょっと人には言いにくいかもしれません。
ぐわし・二級
「初代」のサインの話を先ほどしましたが、実は二級のサインはこの初代のサインになります。サイン自体は簡単ですが、その中に込められた意味が意味なのであまり人に向けて使わないようにしましょう。
この指サインの楽なところは、立てるのは中指1本だけで、かつ親指で残りの指を抑えておけるので中指を立てやすいところです。しかし立てる時に力を込めすぎると手の甲の部分を痛めます。注意しましょう。
ぐわし・一級
「手のひらを相手に向け、人差し指と薬指を曲げる」。これが一級のサインとなります。薬指に釣られて中指が引き攣るのが辛いポイントです。この形を戦闘機に見立てて、「グワシ戦闘機」と呼ばれたりもします。
実際にやってみると確かに戦闘機のように見えるので、指サインを作ったまま手を回転させて遊んだりしている人もいるようです。
ぐわし・初段
ここからは級を飛び越えて段位に入ります。初段のサインは初代のサインと似通っていますが、「握りこぶしから薬指だけを立てる」です。これがやってみると非常に難しく、ファンからも一番難易度が高い、と言われています。
ちなみに、人差し指と小指に比べて何故中指と薬指が曲げにくいのかというと、人差し指と小指にはそれぞれ曲げるための独自の筋肉があるからです。それがない中指と薬指は他の指につられてしまいがちなのです。
ぐわし・二段
二段のサインは初段のサインにプラスして親指を立てること、つまり「握りこぶしから親指と薬指を立てる」サインになります。初段のサインに親指を追加しただけでは、と思われがちですが、厳密には残りの指を手のひらに付けています。
ここまで6個のサインを紹介してきましたが、これをマスターしたら後は残すところ一つだけです。指の動かし方にもだいぶ慣れてきたかと思います。頑張って残る最後のサインをマスターしましょう。
ぐわし・免許皆伝
当然最後に来る免許皆伝のサインは2代目こと現行のサイン、「中指と小指を曲げる」形になります。以上がファンによって定められた7つの階級サインになります。全てをマスターしたら、思う存分免許皆伝サインで「ぐわしっ!」とやりましょう。
これらの階級は、初代が注意喚起によって自粛せざるを得なくなってしまった後に読者によって考えられたものですが、色々なぐわしのアレンジバージョンが読者から投稿されてくるなかで、本物のサインが分かりにくくなってしまったため、作中でこのように纏めた、という経緯があります。
ぐわしが登場する「まことちゃん」とは?
ここまでの記事ではまことちゃんの有名なサイン「ぐわし」について解説してきました。では、ここで少し件の指サインが登場する漫画「まことちゃん」について解説しようと思います。日本を代表するギャグ漫画作品の中身とはどのようなものなのでしょうか。
下ネタ・エロネタ満載のギャグ漫画
この漫画は1976年から1981年まで「少年サンデー」で連載されていました。元々は楳図氏が1971年から描いていた漫画の外伝作品が元になったようです。こちらは祖父を主人公として描いたもののようです。
それから1980年に映画化され、1988年から1989年まで再び連載されています。こちらは「平成版」として扱われているようです。下ネタや楳図氏の得意とするホラーなど様々な展開を売りとした、当時のギャグ漫画の代表的な作品でした。
まことちゃん語が流行
人気になったのは「ぐわし」だけではなく、作中に登場したセリフ「ゲゲッ」「…なのら」「ギョエー」などの「まことちゃん語」とファンから呼ばれることになる言葉も当時流行していました。
指サインだけでなく漫画のセリフまで流行になったという事実が、いかにこのギャグ漫画が日本で流行していたのかを物語っています。現代の漫画にもこの作品から影響を受けたと思われるような作品が度々見られます。
ぐわし!のポーズで有名なまことちゃんとは?
ではここで、漫画の中を更に掘り下げてこの漫画の主人公のことを見てみましょう。日本中で愛されたギャグ漫画の主人公のプロフィールや家族構成などに焦点を当ててみます。