【女子高生コンクリート詰め殺人事件】概要と拷問、犯人の現在まで解説

第一審・東京地裁での様子

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現在からちょうど30年前の昭和64年、つまりは平成元年7月に最初の裁判が開かれました。場所は東京都23区の千代田区に位置する『地方裁判所』です。まず初めに犯罪者集団たち、未成年である鬼畜な少年たちが自ら供述するのではなく、担当した弁護人が代わりに供述しました。その供述で主犯の『宮野』のみが明確な殺意があり、他3名は殺意はなく『傷害致死』にあたると主張しました。

この判決結果では最終的な判決結果よりも禁固年数が少ない、つまりは軽い判決が言い渡されました。犯罪者集団4人を担当する弁護士はこの結果に刑罰が適切ではなく重すぎると驚いたそうです。主犯と準主犯以外の2名の弁護士はこの刑罰は不当なものである。もう一度裁判を行うように主張して、東京高裁に『控訴』しました。

検察の主張など

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また検察が話した内容には、ドラム缶に死体を遺棄する計画をした際に、1名はその中に花や被害者女性が好きであった『ビデオ』などを一緒に供えようとしたが、他2名はだれか識別できてしまうから止めようと反対した。というものがありました。

精神鑑定の実施

犯罪者集団たちを担当する弁護人は、彼らの犯行は暴行が行き過ぎてしまったものだとして、『精神鑑定』の実施を申請してこれが認められると、4人全員に精神鑑定が実施されました。集団的に作用する犯罪心理によるものだと結果がでました。またその上で弁護人は彼らの『家庭環境』や学校でのいじめや虐待があったことも指摘しました。

精神鑑定の結果主犯格の『宮野』に関しては軽度ではありますが、脳に異常が見られたようで、精神面の発達が遅れていて、高校を辞めてからは自らが悪いという特殊な心理状態に陥っていたことが分かりました。その特殊な心理状態を持った仲間たち、いわゆる不良が集まって暴力を働くようなったと考えられたのです。

主犯以外の3名は

主犯以外の3名は、主犯に逆らった行動をとると何をされるかわからないとして、犯行を行わないといけない立場であったことが主張されました。これも一種の集団的な犯罪心理と考えられます。しかし準主犯の『小倉』は自らが指示によるものではない『所業』を行った事実もあることも指摘されました。

控訴審・東京高裁での様子

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第一審から2年後の平成3年3月に裁判が開かれました。場所は同じく東京都23区の千代田区に位置する『高等裁判所』です。検察側はこれまでの判決は軽すぎるとして『量刑加重』を主張して、一方の犯罪者集団たちを担当する弁護人は刑罰が重すぎるとして『量刑減軽』を主張しました。ここで最終的な判決結果が言い渡されたのは3名で、判決結果は前述で解説した通りです。

裁判長は刑を言い渡す前にまず『一回目の裁判での判決結果は軽すぎる』と言及しました。家庭環境での虐待や学校生活でのいじめ、脳に軽度の障害が見られたとしても同情もできないし、未成年であったとしても責任が大幅に軽くなる事は正しくないとしました。また犯罪者集団の1名は、この判決が不当だとして最高裁に上告しました。

上告審・最高裁第三小法廷での様子

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東京高裁の一年後の平成4年7月に最高裁で法廷が開かれました。上告が認められるような形になり、刑罰の減軽が認められて全ての最終的な判決が下されました。初めの裁判の詳細な内容が非常に多いので、気になる方はぜひご自身で調べてください。

女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人とは

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先ほどの見出しでは、今回ご紹介している日本で起きたトップクラスに凄惨な事件の犯人たちそれぞれの判決結果や裁判の様子をご紹介していきましたが、今皆さんが抱いている気持ちのように、当時から現在までの世論のほとんどは実刑が『軽すぎる』という声があがっています。

少年法の内容の中には殺人などの凶悪犯罪を犯した犯罪者だとしても、未成年であれば世間に『実名』が公開しないという規定がありますが、今回の彼らの所業は極めて非人道的であり惨すぎるので、犯罪者集団たちそれぞれの名前が実名で公開されました。さて次に鬼畜な彼らの詳細や生い立ちについてご紹介していきます。

女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人は少年グループ!

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この記事の中でも何度かお話ししていますが、彼ら犯罪者集団たちは全員未成年であり『少年』たちの『不良グループ』なのです。日本ではこの時代に未成年による凶悪犯罪が行われた事件が目立ちました。未成年が非行に走る大きな要因は幼少期や少年時代の家庭環境や両親の影響だと考えられています。

昭和中期や後期にかけては父親や母親になった人の中には、まともな常識人ではなく、親としての真っ当な愛情を注がずに教育を怠った者が多かったのかもしれません。さて次にその犯人グループの中のメンバーの判明している詳細や生い立ちなどのプロフィールをまとめていきます。

女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人① 宮野 裕史

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現在から49年前の昭和45年4月生まれです。今回の事件の『主犯格』です。犯行当時は18歳であり、過去には『柔道』の経験があり数々の大会で優秀な成績を収めており、優勝も何度も経験しているそうです。高校生になると何があったのか詳しくは語られていませんが、恐らくは先輩たちからのいじめにより中退していきます。

高校を辞めた後は、地元周辺に会社があった『タイル』の工場のような場所に勤務していたと言われています。またこれまでに中学生時代、小学校時代、幼少期などには目立った『問題行動』や非行はなかったそうです。高校生になってから彼をモンスターに変えてしまったのかもしれません。

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