なぜ検索してはいけないのか、一つ目の理由に当時見た人の中にトラウマになったという人が続出したのです。その理由は、第一話からすでに繰り広げられる衝撃的な展開とそれを笑いに変えようとする雰囲気にあります。
二人はサーカスの見習いとして日々訓練しているという流れですが体をバラバラにしたり仲間を食べたりというグロテスクなシーンがあるのに対し、彼ら二人の表情は不気味に笑っていたり、とにかく不気味なシーンが多いのです。
不気味な雰囲気はすでに一話からにじみ出ており、一話ではお互いの胴体を切断するマジックの練習をするというものでした。しかし結果は失敗に終わり体は切断されたままのケダモノ。
もとに戻そうとポピーがケダモノの体を引っ付けようとするのですが、体の向きが変わったり姿が変わったりして不憫な展開となるのです。さらに、それを笑うポピーの表情。不気味です。そして、とうとうケダモノもポピーに仕返しをします。
ポピーは暴れながら練習を辞めるように主張するのですが、その願いも届かずバラバラに。それで終わりならいいのですが、まだ続きます。ばらばらになったポピーが今度はなぜか、複数対に分裂してケダモノを追いかけまわすのです。
一つ一つの話の中に、このような不気味な展開がちりばめられており、見た人にトラウマを残すことが多かったのです。ポピーの猟奇的な表情が忘れられないという人は当時多かったのではないでしょうか。
ポピーザぱフォーマーのトラウマ要素①シュールな世界観
トラウマを感じる理由としては、シュールな世界観も挙げられます。先ほども紹介したように、この作品にはセリフがありません。ほとんどBGMと表情やジェスチャーのみで雰囲気やお互いの意志を確認することができるのです。
しかし、そのBGMが問題で、先にお伝えした内容に対してポップな曲調のものが流れているだけの世界なのです。それが余計に不気味さやシュールさを表現しており、トラウマ的要因になっているようなのです。
確かにポップな曲調の中、二人が体を切り裂いている状況はなかなか不気味に感じる所はあります。短時間の作品だからゆえに行きつく島もなく、そういったシーンが流れてトラウマに感じる人も多いのです。
ポピーザぱフォーマーのトラウマ要素②グロテスクで過激な描写
グロテスクな過激な描写があることももちろんトラウマの要因です。先ほどもお伝えしたように一話から胴体を切断する話です。それ以降も体を車でひいたり、何かとぶつかって体がバラバラになることもあります。
また、お互いに食べたり時には顔面にナイフが何度も刺さって天に召されるシーンもあったり、出血シーンもあったりと笑えるように作ったのかもしれませんが、あまりにもグロテスクだったり過激なシーンがあるのです。
キッズステーションという枠の関係もあり、子供の目に触れるきっかけも多い作品。そのため子供には大変刺激が強かったのではないかと考えられます。不意にこの作品が流れ出会ってしまうと、トラウマを覚えてしまう子供もいたことは納得できるでしょう。
ポピーザぱフォーマーの登場人物は?
本作品に登場する人物たちについて紹介していきましょう。不気味なストーリーでトラウマを生じることもある作品ですが、いったいどんなキャラクター話を作っていくのでしょうか。
ポピーザぱフォーマーの登場人物①クラウン見習いの「ポピー」
メインとなる登場人物です。ヴォルフサーカス団と呼ばれるサーカス見習いとして登場しています。年齢は17歳と以外にも設定も作り込まれている模様です。
外見はピンクのウサギの耳を付けた被り物を着用しており、赤白の3本指手袋と全身も赤白のストライプの全身タイツで身を包み、尻尾もあります。
ちなみに、ウサギの耳のかぶり物は、引きちぎったりすると激怒し始めます。毎日見習いとして色々な曲芸を練習しています。例えばマジックや玉乗り、パントマイムはもちろんのこと多芸です。
しかし、まだ見習いの身なので手腕の方は今一つのところ。しかし、なぜか彼の助手であるケダモノの方がこれらの曲芸がうまく、それに対して嫉妬してトラブルを頻繁に起こすことが見られます。
性格については、マイペースで子供の様に無邪気に遊ぶ一方で、先ほどのケダモノに対しての嫉妬深さも持っており、いざ嫉妬心や怒りを覚え始めると、周囲を巻き込んでの大きなトラブルを引き起こすことも多々あります。
さらに、こんな事態を起こしても知らぬ存ぜぬでいることも珍しくありません。本作品前半部分では、一番の好き勝手し放題なキャラクターで、問題を起こすことも頻発していました。
しかし、後半部分からパピーというキャラクターが頻繁に登場してくるようになってから、一番被害に会うような立場になっていきます。名前の由来はヒナゲシを意味する「poppy」から来ているといわれています。