1度は釣りたい超高級魚「クエ」|特徴や釣り方から絶品料理までご紹介|

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クエとは、どんな魚?

クエとは、ハタ科の仲間で別名、九州地方では「アラ」、西日本地方では「モロコ」とも呼ばれる高級魚です。体長は、大きいもので最大で約2m程度もあり、日本に住み着いている魚の中でも最上級の大型魚になります。

クエの生態

産卵期は6月前後で、1シーズンに数10万粒もの卵を産みます。約5cmまでの幼魚は浅い岩礁で成長して、時に潮だまりなどに出現しますが、成長するたび深いところに住み家を移します。単独で生活しており、日中は岩穴の奥に潜んでいます。朝夕の日の出や日の入りの時間帯はアクティブに行動し、魚や甲殻類、イカ・タコ類などを捕食します。

クエの特徴

クエの体の色は、緑褐色(緑かかった茶色, 暗いウグイス色)をしていて、曖昧(あいまい)な縞模様が特徴です。口は大きく上の鼻は先がとがっています。そのとがった鼻先がキツネの顔に似ているところから、釣り仲間では、「キツネ」と呼ばれることもあるそうです。

クエの釣れる時期

クエは、一年を通していつでも釣ることができる魚ですが、最も釣れる時期となると秋から冬になります。10~2月に釣れることが多いです。これは、この時期のクエと言う魚が特に脂が乗っていて、旬でとても美味しく食べられる時期だからです。

クエの釣れる場所

クエの釣れる場所は、水深が50m程度までの潮の流れがよい岩礁帯や磯、沖になります。岸からクエを狙うわけですから、磯などが主な釣り場となりますので、足場が悪いことが一番の注意するポイントになります。初心者の人は、沖釣りの方が安全なので釣りやすい釣り場になります。

クエの釣り方

釣り人の間では、イシダイ以上に幻の魚と言われていて、10年も通っても1本も釣ることができないと言われるほど難しい魚になっています。秋~冬にかけてがシーズンですが、ほぼ1年中狙うことができるので、磯釣り、船からの沖釣りやジギングで狙えます。強烈な引きをみせる魚なので、大物釣りのターゲットとしての人気が高い釣りになります。

磯釣り

クエの磯釣りは、最高峰のターゲットであることで最高難度の釣りと言えるでしょう。初心者には、少しハードルが高いかも知れません。大型魚のクエになると体ごと引き込まれることも予想されますので、足場がしっかりとした安定した安全な場所を選んで釣りを始めてください。

沖釣り①

初心者に特におすすめなのが船の沖釣りになります。良く水揚げされている実績のあるクエ釣りのポイントまで連れて行ってくれます。磯釣りとは違い、釣ることだけに集中できるので初心者に向いています。狙う場所が、荒い岩礁帯なので、のんびりしていると根掛かり(海底の障害物に針やオモリが引っかかること)してしまいます。

沖釣り②

タナは底から約3~5mが目安になります。エサのムロアジが暴れる前にアタリがありますが、ここで焦って合わせてはいけません。しっかりと食い込ませてから、ロッドが絞り込まれるまで待つのがコツになります。

クエの仕掛け

クエを狙うには、皆さんが想定しているよりもかなり丈夫なタックルが必要になってきます。磯釣りや船からの沖釣り専用のタックルと仕掛けについて、それぞれのタイプに合わせて説明していきます。

磯釣り①タックル

磯のクエ釣りに要求される竿はとにかく丈夫であることです。手元部分は、太く引き上げる力が強い一方で、竿先はクエの当たりをとらえるほどの柔軟性が必要になります。一般的な磯竿や投げ竿ではまったく歯が立たないのでクエ専用の竿をつかいます。

磯釣り②仕掛け

仕掛けは、専用のものを使いましょう。イシダイ用よりもさらに強力なタックルを使用して、撒き餌をして、活きたムロアジなどをエサにします。釣れる時間帯は、昼間でも釣れますが、夕方から夜にかけてが一番の狙いどきです。

沖釣り①タックル

磯釣りに比べるとはるかに水揚げ率が高い船の沖釣りが多くなってきています。クエの強い引きに対応できるタックルと仕掛けが必要になります。竿は、クエの力に負けない強靭なものが必要になります。

沖釣り②仕掛け

リールも竿と同様で、急激な引きにも十分対応できるものを選びましょう。仕掛けは専用のものを使うほうが無難です。船では、ドウヅキ1本バリの泳がせ仕掛けで、活きイカなどをエサにしてください。

クエの餌

クエの餌は、アジやサバ、サンマ、ムロアジなどがあります。生きたエサを使う場合が多く、冷凍のサバなどを使う場合もあります。生きエサは、エサが弱らないように素早くハリにつけるのがコツがいります。エサは一匹掛けで行います。下あごもしくは、口の中から頭の真ん中に通すかして、背中を貫通してかけます。

磯釣りで使う餌

磯釣りで餌は、撒き餌を使います。初めから仕掛けなどを準備する時から、撒き餌をしてクエをおびき寄せておきます。撒き餌のおすすめは、カタクチイワシのぶつ切りがおすすめです。付ける餌は、アジ、イカ、サンマ、サバなどになります。

沖釣りで使う餌

沖釣りのエサはサバ、モロアジ、アカイカを使います。他に、ソウダガツオの死にエサの1尾掛けか、ムロアジの活きエサが良いとされています。どの餌かと迷わないで簡単に手に入るものを使いましょう。生きエサにこだわる必要もありません。

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