1度は釣りたい超高級魚「クエ」|特徴や釣り方から絶品料理までご紹介|

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撒き餌や付ける餌に迷われた時は、ルアーでクエを釣ることも選択肢に入れてください。使うルアーは、メタルジグと言うものを使います。メタルジグとは、鉛を使用している模擬エサのことを言います。特徴は、金属製なので他のルアーよりも重く、遠くに飛ばすことができること、海中に入ってから沈み込みが早いことが挙げられます。

クエの食べ方

クエの旬は、冬から初夏とも言われていて、最高クラスの美味として知られていて、鍋の最高級食材と言われています。鍋や汁物が最も美味しいですが、刺身、湯引き、から揚げ、煮物なども絶品です。

クエの刺身(背の部位)

鮮度が良いものは、透明感があり、血合い(魚の背身と腹身の間にある赤黒く固まった部分のこと)が薄く、とても美しいです。口に入れるとすぐに甘味がきますので、淡いうま味が感じられます。とても上品で、飽きがこない味わいが楽しめます。

クエの刺身(腹の部位)

見た目にもきれいな背の部位と同じで、腹の部位にはたっぷりの脂が集まっています。微かに白く透明感はありません。甘味、うま味に脂のこくがプラスアルファされて味わい深い口当たりになります。

クエの料理法その1

①クエ鍋

クエは、うろこをきれいに取って水洗いして三枚に下ろします。中骨の部分を昆布だしで煮てだしを取り塩で味をつけていきます。そのまま中骨部分だけで鍋として楽しむこともできます。他に、水切りをした身を新たに煮ながら食べるやり方もあります。肝や胃袋なども絶品です。野菜は、脇役なので最小限にして春菊や水菜などがベストです。

②クエの味噌汁

クエで作る味噌汁は、美味しいです。特にクエのアラで作る味噌汁は絶品です。アラを湯通ししてから冷水に落として、うろこを落とし、血液・ぬめりなどを流していきます。これを水で煮だして味噌を溶いていきます。

③クエの煮付け

頭部やかまの部分を適当にざっくりと切ります。湯引きして冷水に落としてうろこなどをこそげ取ります。よく水切りしてから酒、砂糖、しょうゆ、水で煮込んでいきます。塩ゆでしても、酒、塩だけの味つけもOKです。絶品なのが皮です。ゼラチン質でコラーゲンたっぷりでぷるんとして甘味があります。

クエの料理法その2

④クエのわたの塩ゆで

クエのわたを塩ゆでにして食べます。晩ごはんのおかずになります。クエのわた(内臓)煮のことです。特に難しい料理ではなく、胃袋、肝、腸などを塩ゆですることでアクが取れて冷水に落としてあら熱を取ります。食べやすく切ると出来上がりです。

⑤クエの潮汁

塩味のアラ汁になります。頭部や中骨などのアラを湯通しして冷水で落して、うろこや血などを流していきます。これを昆布だしで煮だして酒と塩で味つけていきます。濃厚な味のだしが出てきて、とても味わい深いです。

⑥クエの湯引き

軽くゆでた感じで食べます。皮が付いたままで短時間で塩ゆでしていきます。冷水につけてあら熱を取ります。中心部分は、生の状態がベストです。少し淡泊な味になりますがゼラチンの甘味が加わってとても美味しいです。

⑦クエのセビチェ

皮を引いた身を刺身よりも細かく切ります。塩とライムで締めていきます。少し時間を置いてから、仕上げに青唐辛子と紫玉ねぎを和えていきます。さっぱりとした味付けの中にうま味が感じられます。

クエの料理法その3

⑧クエの唐揚げ

クエの皮が付いている頭部やかまなどを軽く片栗粉でまぶしてじっくりと二度揚げにしたものになります。皮がパリッとして身はしっとりと口当たりが良く揚がります。大きいものは、絶品ですが、小さいものでも驚くほど美味しいです。

⑨クエのロティ その1

クエのうろこをすき引きにして、三枚に下ろし、適当に切ります。これをオリーブオイルと塩でマリネー(油、酢、香味野菜、ワインにタイムなどを入れてつくったつけ汁に魚や肉などをつけて臭みをとり、香りづけをすること)する。

 クエのロティ その2

半日ほどそのまま置いて、オリーブオイルを敷いたパンに入れて、ローズマリー、セージなどをのせて焼き上げます。表面はパリッと香ばしく、ハーブの香りが心地よく、身はジューシーに焼き上がます。

⑩クエのかまの塩焼き

クエのかまは、下ろして数日寝かせます。振り塩をして半日ほど寝かせてじっくりと焼き上げていきます。皮の香ばしさと身の口当たりの良さが絶品です。ある程度寝かせると言う料理法は、身が硬く締まらず食べやすくなります。

クエのまとめ

1度は釣りたい超高級魚「クエ」。店で注文すると高額なため、食べる機会も少なく日頃から馴染みのある魚ではありません。大物を求める釣り人してみれば、クエは最高の狙いになります。チャンスがあれば、釣ってさばいて料理して、その醍醐味を楽しみたいですね。