デスファイルは人の死を映す猟奇的な動画!内容や裏話をご紹介

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昔から地元にあるような、店主の趣味で、古くマイナーなタイトルを網羅しつづけているようなショップが良いでしょう。ネットの口コミなども頼って根気よく探し続ければ見つかるかもしれません。デスファイルへの道のりは険しいのです。

デスファイルを販売している所は少ない

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レンタルでなく購入という方法もありますが、販売している店はネット・実店舗に限らずもはやかなり希少です。

大手通販サイトamazonですら一作しか扱っておらず、それも高額であったり売り切れのことも多いため、デスファイルと出会うには相当な粘り強さと資金力が必要とされる手段です。

デスファイルはメルカリなどで販売されていることも

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ある意味最も手近なのが、インターネットオークションでの入手です。

常に出品されるわけではありませんが、かつて購入した人がヤフオクやメルカリに定期的に売り出すため、毎日根気よくチェックしてみるのも良いかもしれません。運が良ければ競争相手もなく安価に落札できますよ。

デスファイルの監督はAV監督でもある三枝進

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デスファイルの監督である三枝進は、アダルトビデオの監督をつとめていることでも知られています。

アブノーマル作品を作るのが好きな変わり者の監督なのか?と思いきや、界隈では知る人ぞ知る、多数の名義をあやつる著名人だったのです。

安達かおる名義でも活躍するドキュメンタリーの巨人

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「残酷ドキュメンタリー」の始祖と言われる三枝進監督は、別名義・安達かおるの名前でAV制作も行っており、鬼のドキュメンタリスト、またはドキュメンタリーの巨人と呼ばれる有名人です。

AV撮影もドキュメンタリー的な手法を用いることが多いため、敬意をもって「抜けないAVの帝王」と呼ばれることがあります。

デスファイルは”死”という真実から目を逸らさないという思想の元で制作した

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どうして監督がデスファイルを作ろうと思ったかというと、曰く「必要以上に”死”をタブーとする現代の風潮に一石投じたかった」ということです。

死を直視するということこそが、真なる生の尊重ということ。監督は決して露悪的な趣味ゆえに死のカタログを作ったわけではないのです。

不動産業界でブラックリスト入り?部屋を借りられないことも

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思想はどうあれ、監督が制作するデスファイルをはじめとした作品は、世間一般から見れば問題作ばかり。

その結果いわゆるブラックリストに載ってしまい、不動産物件を借りることが難しく、かつては40件以上断られた苦労の経験もあるそうです。

デスファイルは日本では問題作だった

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わかりきった事でもあるのですが、デスファイルは日本では問題作です。

内容もさることながら、日本を揺るがす大事件を起こした犯人が関わりを持っていたということで、一気に世間のやり玉にあげられることになりました。

デスファイルは宮崎勤逮捕により批判の対象となった

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昭和末期に連続して幼女を誘拐殺人した犯人・宮崎勤の自室には、大量のビデオテープがありました。

その中に監督が以前関わっていた残虐ビデオ『ギニーピック』シリーズがあったということで、デスファイルも批判の対象にされました。監督は半ばだまし討ちのような形でテレビ出演までさせられています。

デスファイルは横浜市の有害指定図書になりレーベルも活動停止に

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大騒動の末、最終的にデスファイルは横浜市から有害指定図書の認定を受けてしまい、レーベルも活動停止となってしまいました。

ファンからは「連続殺人とは関係ない、横暴だ」との声が上がったものの、やはり世間的に良い印象を持たれる内容ではなかったため、ここから長い年月息をひそめることになります。

レーベルは30年後に復活し、ホラービデオを制作

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そこから約30年後、平成28年にレーベルは復活を果たし、現在はエロティックかつ時代を捉えたホラー作品を多数輩出しています。

監督は現在も、タブーの背後に潜む真実に目を向けるため、人々が目をそらしてきたものを力の限り追及していくつもりだと語ります。

死体を見る様々な目的

死は忌まわしく不吉なイメージが強いものですが、人類の歴史や文化を紐解くと、決して避けられてばかりではなかったということが見えてきます。

この項目では、人々が死体を見つめてきた理由について注目していきましょう。そこには様々な動機や目的が存在していました。

医療

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最も広く知られる「死体を見る理由」は、病理解剖です。了解を得て病気で亡くなった人の遺体を切り開き、臓器や細胞に対し医学的な観察を行います。死因を突き止めることはもちろん、行われた治療が適切であったかの検討も行うことができます。

死を解き明かすことで未来を切り開くための知識を手に入れる、重要な取り組みです。

事件の捜査

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世界各所に存在している、様々な環境で野ざらしにされた死体の風化を観察・研究しているのがボディファーム(死体農場)です。

こうした実験結果は、主に殺人事件における死亡時刻の割り出しなどに用いられます。あえて野生動物に食べさせて過程を観察することもあるとか。詳細は以下の記事に特集されています。

エンターテインメント

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1886年、花の都パリにある死体安置所では、死体を見ることが一種のエンターテインメントと化していました。

人々は気味悪がるどころかこぞって死体見物に集い、死因が奇怪で謎めいているほど多くの客が集まって連日大盛況。死体安置所はパリの花形観光名所でした。デスファイルを見せたら大喜びしそうな人たちですね。

死体愛好家の聖地?!魅惑の国・タイ

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デスファイルのレーベル支社はかつてほほえみの国・タイに置かれていました。なぜならタイ人は昔から、モザイクなしの血肉画像をフェイスブックに載せられるほど抵抗感が薄いのです。

それもそのはず、タイには常に身近に死体映像を見ることができるのです。

地上波でモザイクなしの死体画像が流れる

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タイでは事件や事故で亡くなった方の遺体を、モザイクなしで放送に乗せることはごく普通のことです。近年地上波では規制がなされるようになりましたが、ネット映像では躊躇なく無修正画像がありのままに配信されています。

あなたがタイで亡くなったら、遺体がタイ全土に放送されることになるやもしれません。まさにタイ版デスファイルですね。

本物の死体を使った博物館がある

トンブリーという地区にあるシリラート病院は、本物の遺体を使った人体展示博があることで世界的にも有名です。

骨格標本、断面図のホルマリン漬け、寄生虫、果ては連続児殺害犯のミイラまで展示しているというから驚きです。日本人をはじめ外国人観光客が多く、スタッフさんも実に明るくフランクに案内してくれます。

注文殺到!死体パン

実家がパン屋だというタイのアーティストが手がけた、あまりにもリアルを追求しすぎたパンです。そのハイクオリティさから世界中からバッシングの対象に…と思いきや、評判が評判を呼び注文殺到!生産が追い付かないほどの売れ行きなのだそうです。

悪趣味ですが下記記事のように、本物の人肉でないなら作るのも食べるのも自由ですね。

まとめのデスファイルは「死」について考えさせられる映像

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デスファイルは決して興味本位や嘲笑目的で作られた悪趣味映像集ではありません。

映像倫理のもとにあらゆる事実が覆い隠さるようになった現代で、あらためて死を直視し、その意味を考え直してみる必要があるという、監督の信念に基づいたドキュメンタリー作品です。この作品を通して命の脆さと大切さに向き直ってみましょう。

死体農場に関する記事はこちら

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