荒れた家庭で育った男は、ガラスのような心を持ち、忍耐を持ち合わせておりませんでした。新入社員で入ったのもつかの間、無言で休むようになっていき、福田孝行という名を有名にさせたのでした。
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福田孝行と家族関係
人格が形成されるのは遺伝的要素もありますが、ほとんどが家庭の雰囲気で構築されます。笑顔が多い家であれば明るいにこやかな子供に成長するでしょう。福田孝行の一同はどうだったでしょうか。
家族の関係についてまとめました。
福田孝行の父
福田孝行の心を歪ませた張本人といっても間違いないのではないでしょうか。この男が痛めつけることによって母は死を選びました。悪魔が乗り移ったのではないかと思える姿について詳しくみていきます。
結婚前に妻を強姦していた!
福田孝行の両親の出会いはお見合いでした。理性をキープすることは難しかったのでしょうか。あまりにも身勝手であり相手のことを全く考えない冷酷な心を持っています。
手当たり次第に暴力を続ける背景からして、女性を道具としか思っておらず奴隷のようだと思っていたのでしょう。
結婚後はギャンブル漬けに
一度はまってしまうと、抜け出せない快楽があるとされますが、借金をしてまでのめり込んでいます。おそらく生活も困窮していたことでしょう。依存していく有様は、彼の心の闇も感じさせられます。
家計は常に火の車で妻の実家にお金を借りて工面していたようです。
妻に暴力も日常茶飯事
籍を入れた当初から、何度も実家に逃げていますが、連れ戻されるのがいつものパターンです。現代のようにDVに対し手厚い考慮のなかった時代でした。
福田孝行もかばうようにして暴力の対象になっています。親の背中を見て育つ子は、まともに育たないことが想像できるでしょう。
妻亡き後にフィリピン人と再婚
3か月後には新たな伴侶を出迎えます。一緒に暮らし始めた矢先、また力で支配しています。何も変わらない最低の男といえるでしょう。
痛みつける行為には、何も信頼関係は生まれず恐怖と痛みだけです。
本村洋さんと同じ会社に勤めていた
生前の弥生さんを見かけては、綺麗な女性だと親子で話していたといいます。単純に褒めているのではなく、性の対象として見ていました。
平然と会話をすること自体、歪んでいますが福田孝行は父の影響を受けていることもあるでしょう。改めて家庭の雰囲気がいかに大事なものかがうかがえます。
福田孝行の母
我が子を置いて現世から姿消した母は、福田孝行にとって唯一の心の支えでありました。失ったことで明らかな精神不安定が浮き彫りとなります。彼女の半生を順番にみていきます。
結婚前に夫に襲われるも結婚へ
男の強い服従に自分の意思を伝えることができなかったのでしょうか。このとき、逃げきれていたら今世も姿はあったのかもしれませんが、福田孝行の姿がなかったかもしれません。
結婚後福田孝行を出産
婦人科で入院を余儀なくされており体も心も疲弊していたとされます。男は、逃がしたくないほど惚れ込んでいたのか、それとも支配をむき出しにしたのでしょうか。
夫婦となり後に死刑囚となる息子、福田孝行が誕生します。
夫からの暴力で精神を病み自殺未遂を繰り返す
同居を始めてからの生活は甘い新婚生活とは言えないものでした。異質な支配をしまうことで、絶えれば何とかなると思いがちです。
一歩の勇気をもって外へヘルプ信号を発していればと悔やまれます。
自宅のガレージで首吊り自殺
精神のバランスを保つことが出来なくなっていました。子供たちと第二の人生のため勇気を出して逃げ出し、現代のようにシェルターが普及していたなら、命は守られたのかもしれません。
福田孝行は大人になっても福田孝行は包み込むような温かい愛を追い求めていくのです。
福田孝行の腹違いの弟
10歳以上年が離れた兄弟となります。年齢差があるので、さほど関りはなかったとされます。福田孝行は、このときすでに心は凍っていました。
無垢な赤ちゃんを見ても、可愛いとも感じなかったことでしょう。そして実の母がいなくなってしまったことで家での居場所はなくなったように感じるのです。
福田孝行のフィリピン人の継母
もともと父親の愛人でした。喪が明けない3か月後に籍を入れて夫婦になっています。周りからみても、異質を放っていたことでしょう。継母に対しても父は虐待をしていたとされます。
甘えられることはなかった
継母に心の叫びを訴えていたようです。福田孝行は無償の愛を必死で感じようとしていました。中学生といえば思春期に入り母との距離をとるようになりますが、福田孝行は違いました。
抱き着き赤ちゃんのように母性を感じ、心から安心したかったのです。壮絶な生い立ちで心のバランスが崩れていたためでしょう。それでも満たされることはなく、修復不可能な地点まできていたのです。
福田孝行の煽るような証言と行動
幸せだった子供時代とはいえない過去が発覚していますが、だからといって殺人を犯してはなりません。歪んだ思考は言葉としても出ています。福田孝行が発した驚きの発言についてみていきましょう。
ドラえもんに助けてもらおうとした
異空間を演出する世界観が夢を与えてくれるアニメキャラクターですが、福田孝行は現世でも通用すると思っていたようです。亡骸を押し入れに入れたのも、魔法の道具で生き返らせてくれると信じていたとされます。
通常なら、空想の世界だとわかるものですが、心の成長が止まったままの福田孝行には識別ができなかったようです。
屍姦はよみがえりの儀式
死体の中に精子を吹き込むと再生すると、本を読んだ際に知識として得たと公言しています。福田孝行はあり得ないことの境目がわからなかったのでしょうか。
審判で他人事のように語った福田孝行は、30歳でした。所帯を持ち、一家の大黒柱として奮闘している同級生もいたことでしょう。裏腹に幼稚な発言をしては周囲を驚かせ、不気味なオーラを放っていたのでした。
被害者を侮辱した手紙
内容とは、可愛らしい犬に突然出会い、そのまま肉体関係を持ってしまったことは罪になるのかと綴られていたり、悪いのは自分ではなく社会だとあてつけています。
福田孝行は、鬼父の血を受け継いでいるせいか、自分本位で周りを支配しているかのような見下した文面が並んでいたとされます。