福田孝行の生い立ちと現在は?父親と本村洋の現在も【光市母子殺害事件】

数々の異言をしていたことから、精神鑑定を受けますが、この際にも生まれ変わったら弥生さんと夫婦になると語ります。全く反省もしておらず被害者に対して歪んだ愛情を向けていたことが浮き彫りとなりました。

命を奪っておきながら淡々と来世を口にする福田孝行には、殺意も覚えたことでしょう。

光市母子殺害事件の裁判と判決は?

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福田孝行の残虐な犯行に加え、異質な発言は反省をしていないとされる中で、10代という低年齢がまだ更生の余地があるのではないかという声も挙がっており、判決の行方を世間は注目しました。

2000年に最初の審判がスタートしましたがさまざまな討論が繰り広げられ約12年かけて刑が確定しています。長かった道のりをご紹介します。

争点①殺意はあったのか?傷害致死罪が該当するか

明らかに首を絞める行動をしていますが福田孝行の弁護側は、突然のことで手を口に当てようとしたのが間違って首にいってしまったと主張をします。そして母性を求めていたとも告げています。

小さな赤ちゃんを抱いていた弥生さんに、福田孝行は自身の姿を照らしあわせたのです。自分もお母さんに抱かれたい、甘えたいと感じたといいます。

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体は成長して18歳でありますが、心は小さいときのまま止まっていたのでしょう。精神のバランスを失ったことからの動きであるという討論がされました。

争点②未成年に死刑判決を下してもいいのか

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犯行をしたとき18歳と成人ではなかった福田孝行に対して、死刑という一番重い罪を科してもいいのかが問題となりました。結果、どんな刑となっても正解はありませんでした。

福田孝行が起こした過ちは、若年であっても未来ある2人の命を奪ったことは許されるものではなく、重くのしかかり、きっちりと償なわなければいけません。

2012年3月に死刑判決が確定

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再審が繰り返された結果、福田孝行の弁護人が主張する意向は、認められなかった他、更生の可能性は極めて低く犯行残虐で死で償いしかないと確定していました。

2人が笑顔で納まる遺影を手にしっかりと持ち、洋さんは長かった道のりを噛み締めるように聞いていたといいます。刑が執行されても愛する家族は戻ってきません。

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悲しみが消えない中で福田孝行への刑量を見届けようと、目標に生きると命綱にしてきたことでしょう。

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増田美智子が福田孝行の実名本『福田君を殺して何になる』を出版

福田君を殺して何になる

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福田孝行に面会を通して取材し、周りの知人や親族にもインタビューを繰り返してレポートをまとめ、一つの本になっています。

出版に関してトラブルが起こっており、ここでも福田孝行は世間に注目されています。

死刑前提の内容になっており福田孝行が出版差し止め請求

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まだ審判中であったときに面会を繰り返しています。インタビューしたいと願い出た理由は本を通して死刑を避けられるとように協力するという意向であったため、了解を得ていたとされます。

世に出回って目を通してみると、死刑が決定したかのようなあらすじになっており、福田孝行は約束と違うと意見します。差し止めを願い出ましたが敗訴で終わり、本は無事市場へ出回るようになりました。

福田孝行の現在は?

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10年以上かけ刑量を討論した福田孝行の行く末が決定し、連日大きく取り上げれていた報道も終わりを遂げました。今はどのような状況であるのかをみていきましょう。

大月純子と養子縁組し「大月孝行」へ改名

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獄中結婚かと再度注目を浴びましたが、養子に入ったことで苗字が変わりました。彼女はキリスト教の教えを説く牧師です。幾度となく面会を続け、聖書も手渡しています。

塀の中で神のお言葉を熟読し、福田孝行の歩んでいた道はどれほど幼稚で浅はかであったかを実感したとされます。自分の通ってきた悪の道を思い知ったようです。

福田孝行は広島拘置所で刑の執行を待つ日々

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刑は確定してしまいましたが、最期にどんな経緯であっても福田孝行という人間を無条件で受け止め愛してくれる大月純子氏と巡り会えたことで、少しは心のバランスを取り戻したことでしょう。

そして過去の自分を見つめ直し、罪の重さを改めて感じていることと思います。

聖書を読み込み体を鍛える日々

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養母から与えてもらった聖書を愛読書とし、以前よりも筋肉質ながっちり体型になったといわれています。自分自身を律することで、日々遺族に対して詫びる姿勢を示しているのでしょうか。

人が育つ環境というものは心を形成していく上で重要な基盤となるのです。見守ってくれる人がいてくれるという安心感で、今までで一番落ち着いて過ごしているのではないでしょうか。

福田孝行の家族の光市母子殺害事件後と現在

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家族の中で一人犯罪に手を染めてしまうと、一族がバッシングされます。異質な関係であることが多く福田孝行の血縁も複雑な性格であったり、子に対しての養育する心持が特殊でありました。

父親は責任転嫁のような発言を繰り返す

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自身の血を分けた息子であり責任は親にあります。異質な性格は、関係ないと平然と取材陣に応えています。一人の人間として福田孝行を尊厳している可能性もありますが、命を奪っている経緯から言えることではありません。

まず保護者としてできることは、謝罪ではないでしょうか。常識的な行動ができない哀れな姿を世間に公表し、あざ笑いされたのでした。

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