稲葉事件の概要と北海道警察の闇に迫る!稲葉圭昭や畑中絹代のその後も!

捜査方法①おとり捜査

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おとり捜査は、目星を付けている人物・団体に対し、警察側が捜査していると知られないよう気を付けながら犯罪行為を促し、実行したところを検挙・逮捕するという方法です。

過去に被害が出たが実行されなければ逮捕できない、現行でないと証拠がない犯罪などに有効です。薬物に関する犯罪、買春、海賊版ソフトの販売などといった犯罪の捜査によく使われます。

しかし、本来警察が抑止しなければならない事件を、誘発した結果が犯罪になったという見方もでき、裁判で争われる事が多い捜査でもあります。稲葉事件で逮捕されたロシア人もこの捜査に訴えを起こしました。

捜査方法②泳がせ捜査

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泳がせ捜査は、犯罪行為が発覚してもすぐには動かず、しばらく様子を窺い犯行の全貌が明らかになったら逮捕するという方法です。制御下配送、コントロールド・デリバリーとも呼ばれます。

この捜査の弱点は様子を見ている間にも着々と犯行は進んでしまうという点で、小さな動向も見逃さないことや、逮捕する為に動くタイミングを見極めることが非常に重要となります。

稲葉事件では、香港マフィアから覚せい剤を密輸する計画の際に使おうとしていました。最後の密輸で荷受人も逮捕しようと画策していたので、泳がせ捜査+おとり捜査も取り入れていたということになります。

正しく使えばどちらも実績のある捜査方法

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稲葉事件ではこれらの捜査方法を悪用する形となってしまいましたが、法律に定めてある通り正しく使えば、犯人の逮捕に近づく有効な手段です。

稲葉事件以外にも捜査方法に違法性があったとして訴えを起こし、裁判が開かれる事が多々あります。様々な見方ができますので、専門家であっても意見が分かれてしまう難しい問題です。

ただ、この稲葉事件のように決して悪用されることがないように、気高く職務を全うして欲しいですよね。

稲葉事件は警察の組織的な問題から生まれた事件だった

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稲葉事件についてその内容と現在に至るまでを追ってきました。自殺者も出した稲葉事件、もちろん稲葉氏本人に大きな責任があることには変わりないですが、警察の組織的な問題が大きく目立つ事件でした。

本来なら地域住民の安全を守るための警察が、行き過ぎたノルマの設定ばかりに気を取られたり、検挙率を上げるためだけのおとり捜査をしているようでは本末転倒です。

今後このようなことが二度と起こらないように、警察署全体がこういった空気をなくそうと意識して欲しいですし、稲葉事件を教訓に襟を正した業務を頑張って欲しいですね。

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