稲葉事件の概要と北海道警察の闇に迫る!稲葉圭昭や畑中絹代のその後も!

稲葉事件関係者のその後①最初に稲葉を告発した男は自殺

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自首し稲葉の覚せい剤使用を証言した、渡辺司は札幌にある拘置所に収容されていましたが、2002年8月、個室で自殺(窒息死)しているのが見つかりました。翌月に初公判を控えているところでした。

自殺する理由は見当たらず遺書もありませんでしたが、自殺であると判断されました。布団に寝た状態で靴下を首に巻き、もう片方の靴下を歯ブラシを使い口に詰めた状態での自殺でした。

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しかし渡辺の死は実は自殺ではないのではと一部では囁かれています。発見時の自殺方法がやや不自然であることに加え、渡辺は稲葉事件の他にも重大な不祥事情報を知っていた可能性があるからです。

その不祥事が稲葉事件の時のように渡辺の口から洩れることを恐れた、拘置所に入ることのできる人物が自殺と見せかけて渡辺を殺害したのではないかという噂があります。

しかし真実の程は定かではありませんので、自殺として処理されています。また、渡辺が持っていたかもしれないとされる重大情報も闇に消えたままです。

稲葉事件関係者のその後②おとり捜査に関与のロシア人は入国不可

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ロシア人船員と弁護側は訴えを起こし、稲葉事件後、減刑の余地があったことを認められ慰謝料が支払われますが、札幌地裁はおとり捜査の違法性について認めることはありませんでした。

計画に参加した稲葉自身も、このおとり捜査は違法であったと認めているにもかかわらずです。

そしてこのロシア人船員は、その後も日本への入国を許されておらず、入国不可となっているようです。

稲葉事件関係者のその後③稲葉が告発した元上司は自殺

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違法なおとり捜査を稲葉らと実行していた元上司は、2002年7月、札幌市内の公園トイレで首を吊って自殺しているのが見つかりました。遺書はなく、自殺した理由も不明です。

この時元上司は事情聴取が行われている最中でした。自殺後、仲間の捜査員達は違法なおとり捜査はこの元上司ひとりの指示であったと言い始めます。元上司もおとり捜査に参加していたのは確かです。

しかし計画は元上司含め4人で立てたため、元上司一人の独断ではありません。自殺したことで、死後に他の捜査員達から全責任を擦り付けられるという結果を招いてしまいました。

稲葉事件関係者のその後④畑中絹代のその後は不明

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稲葉の交際相手(不倫相手)だった畑中絹代は、懲戒免職処分を受けた後の動向がわかっていません。稲葉事件で北海道警察を去ったあと、彼女はどこで何をしているのでしょうか。

捜査関係者の渡辺や元上司のように自殺の報告はありませんので、自殺等ではなくどこかでひっそりと生活しているのかもしれません。

稲葉事件関係者のその後⑤稲葉は探偵と八百屋で生計を立てている

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稲葉は刑務所を出た後、家に戻り、八百屋と探偵を始めて生活しています。元々探偵をするつもりはありませんでしたが知人が探偵を探していたことがきっかけで始めました。

その後探偵事務所を設立し、末の息子と2人でおこなっています。警察官だった頃に働いた悪事をすべて白状し、もう隠し事をしなくてもいい生き方に稲葉氏は満足しているようです。

しかし出所後も警察官に隠れて撮影されていたり、主婦を装った警察官が八百屋に買い物に来て様子を窺っていたりと、今では警察官に対して気の抜けない生活を送っているといいます。

稲葉は道警に対しての気持ちを込めた本を出版

恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白 (講談社文庫)

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稲葉氏はこの稲葉事件の詳細や、警察内部の実態を赤裸々に告白した本を書いています。「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」/稲葉圭昭著(講談社出版/2011.10.7)

この本では、稲葉自身が実際に行ってきた業務や内部事情、当時の本人の細かな心境が、見て感じてきたそのままに書かれています。

稲葉事件のこと、また普段は見ることのできない警察の内部のことについて興味のある方はぜひ手に取ってみてください。今まで隠されてきた多くの事実を知ることができる1冊です。

稲葉事件を題材にした映画「日本で一番悪い奴ら」とは

日本で一番悪い奴ら

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なんと稲葉事件は映画の題材になっています。その映画は白石和彌監督、綾野剛主演の「日本で一番悪い奴ら」(2016)です。人気俳優が多数出演する映画ということで見たことのある方も多いのではないでしょうか。

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