石川力夫の反逆人生とは?モデルとなった「仁義の墓場」のネタバレも

地恵子の墓参りに訪れた際に、河田組員に襲撃され石川力夫は日本刀で斬られてしまいますが、一命を取り留めて治療生活を終え再び刑務所へと戻ります。

刑務所へ戻った石川力夫は刑務官を振り切り屋上へと登り、そこから身投げして生涯を終えます。昭和29年1月29日、知ってか知らずか、その日は地恵子の三回忌でした。

石川力夫直筆の遺書が拘置所の中に残されており、【大笑い 三十年の 馬鹿騒ぎ】が辞世の句でした。墓には自分の名前、そして地恵子と今井幸三郎の名前と一緒に【仁義】の二文字が彫られています。

ヤクザ映画の最高傑作の声が多数! 

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一見良くある作品に思われがちですが、一度見たら忘れるほうが難しいインパクトと、役者陣の演技でとても評価の高い作品です。数々の作品の中でも最高傑作と言われ称されています。

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石川力夫の「仁義の墓場」の新作リメイクが登場! 

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1975年に公開された本作ですが、実は三池崇史監督によって2002年に【新・仁義の墓場】としてリメイク公開されました。

本作では石川力夫役を渡哲也が演じていましたが、リメイクの【新・仁義の墓場】では渡哲也に代わり、任侠作品に多く出演している岸谷五朗さんが石川力夫役を演じています。

「仁義の墓場」の続編的立ち位置の映画とは?

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石川力夫の半生を題材にした本作ですが、深作欣二監督によって【やくざの墓場 くちなしの花】という続編のような作品が制作されました。

主演は前作に引き続き渡哲也が演じており、内容自体に繋がりはありませんが、【警察との繋がり】がメインテーマとして描かれている作品です。

深作欣二監督の最期の作品は意外にも!

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多くの任侠作品を手がけ、最高傑作といわれた本作を制作した深作欣二監督ですが、遺作は意外にもプレイステーション2の【クロックタワー3】というゲームのイベントCGムービーでした。

2002年に東映東京撮影所のスタジオで、数ヶ月間にわたり撮影に携わり、イベントシーンの映像を撮り終えました。当時のムービー撮影風景の映像は公式サイトで見られるようになっています。

石川力夫の半生と「仁義の墓場」は必見

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やくざ界全員を敵に回し、伝説とまでいわれた石川力夫は、ムービーや小説などの物語となって今も語り継がれています。

頭の回転が良すぎたが故に、やくざの世界をうまく生きることができなかった石川力夫ですが、自らには通すことができなかったからこそ、墓石に【仁義】の文字を彫ったのかもしれません。

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