ハプニングムーヴィーとして有名になった『ちっちゃなちーちゃん』は当然、見事検閲に引っかかり、本人宅に検閲官がきてマズイ所をどんどん黒く塗りつぶしていく作品となりました。
これだけ見るとただ表現の自由をやりすぎちゃった人という印象を持つでしょうが、オマケとしてポルノと呼ばれるようなわいせつ表現の丁寧な解説がついています。
むしろこっちが本編なのではと言いたいくらいの力作です。オマケまで目を通すことで「あなたはどこまで表現の自由を受け入れますか」と問題提起を投げかけているのです。
ぴろぴと作品に対するみんなの評判と海外の反応
ぴろぴとさんの作品は、怖いものが好きな人でも意見が分かれるところがあります。日本と海外の反応の違いについて見ていきましょう。
日本での反応
「最初は意味不明だったが今じゃファン」「独特の世界観を持っている」「好きな人はものすごく好きになれるものばっかり」と言うようにぴろぴとさんの独創的なセンスにハマる人もたくさんいます。
一方、「作品の雰囲気は苦手」「トラウマになってガチでうなされた」と言うくらい、受け入れられない人には理解されにくい一面があります。
また、何度か見るうちにハマったという声も多く、もう一度見てみたいという気持ちを引き起こすことのできるクリエイターとも言えます。
海外の反応
「ガクブルだったのに、いつの間にか笑っていたのは一体どういうことなのか。」「謎の中毒性」「いつも最高だわ」と海外でもぴろぴとワールドにハマってしまう人が続出しています。
独創的なセンスであることも理由でしょうが、作り込まれるムーヴィー画像には思わず魅了される所もあり、引き込まれる展開と相まって新作が待ち遠しいと言う反応が多くみられます。
作品の評価への対応
芸術家は自分の作品に自信を持っているため、修正を入れられることをひどく嫌う傾向があります。
しかし、「発表する」ということは、そういうことも許容しないといけない部分もあるのです。
自分が面白いと思う作品を
ぴろぴとさん自身は、まわりの評価をあまり気にしていません。彼にとって作品とは他人を面白いと思わせるためにするものではなく、自分が「これは絶対面白い」と思えるものなのです。
そのため、面白くできた自信作がハプニングを起こしてしまうこともあります。