とっぴんぱらりのぷうの意味は?秋田弁が由来のめでたしめでたし?

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どっとはれ・どんとはれ・どびーんというバリエーションもある

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この東北の結び言葉については、とっぴんぱらりのぷうだけでなく、他にも言い回しが存在しています。「どっとはれ」や「どんとはれ」「どんとはらい」「どびーん」といった個性の強いバリエーションが存在します。

特にどんとはらいは、東北の言葉としてはとっぴんぱらりのぷうに次いでよく耳にする締め言葉とも言われています。有名な昔話「笠地蔵」の絵本に「どんとはらい」が結びとして登場してるものがあるため、東北地方では特に浸透したと言えます。

とっぴんぱらりのぷうを英語でいうと?

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日本の、癖の強い方言ですが、英語にも同じ意味合いの言い回しは存在します。もちろん、とっぴんぱらりのぷうはそのまま直訳できる概念ではないので、ある程度の置き換えはされていますが「めでたしめでたし」は英語でも使われる表現です。

英語では「ended happily」や「Happily ever after」という慣用句として使われています。「and they lived happily ever after」とも言われ、平たく言うと「幸せに終わりました」や「彼らはそれから幸せに暮らしましたとさ」という意味になります。

とっぴんぱらりのぷうは教科書・絵本に出てくる

とっぴんぱらりのぷうは、そのポップな雰囲気の語感から、絵本にもよく使われる表現です。呪文やおまじないのような楽しげな語呂が子供にも人気となっています。また小学校低学年ごろの教科書にも度々登場します。国語の昔話の学習で登場するわけですので、方言とは言え市民権を得ている言葉だということが分かります。

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