コモリグモの生態や種類!タランチュラの仲間で日本や家の中にもいる?

コモリグモは子供が自身と共に移動できるため、日本でも家の中など人の近くに巣を作らず、活発に地上を徘徊して獲物を捕る種類が多い傾向にあります。

日本にいる種類の中にも家の中で、棚網を張るコモリグモの仲間も存在しますが、基本的には巣を作り1点に留まるメリットがあまり存在しないため、作らないものが多いのです。

コモリグモは毒蜘蛛?タランチュラコモリグモとは

コモリグモは日本でも最近まで毒蜘蛛であるといわれていました。しかし、学問の発展と共に毒蜘蛛であるという見解が改訂されています。

しかしながら、コモリグモが毒を持つことは事実であるのに、どうして毒蜘蛛であるという提唱が否定されたのでしょうか。

コモリグモはドクグモ科とよばれていた

コモリグモの種類は1973年8月まで、ドクグモ科に分類されていました。これはコモリグモの体内に毒が含まれていた事からそうなっていたのです。

しかし、これが改訂された理由は、その毒が私たち人に対して毒性がないことが理由でした。一般的に毒蜘蛛と称される生き物は人へ害をなす種類に付けられる名前なのです。

タランチュラコモリグモの特徴

一般的にタランチュラと呼ばれているオオツチグモ科の生き物が存在します。タランチュラの持つ毒は私達人間の体も蝕んでしまうと言われています。

一方でタランチュラコモリグモという種類の蜘蛛は、その名前から毒蜘蛛の仲間と思われがちですが、実際には全く別のコモリグモの分類です。

コモリグモの仲間としては比較的大きく、メスでは体長が27mmにも達しており、その体の大きさからもタランチュラの仲間であると誤解されがちなのです。

世界一大きな蜘蛛であるルブロンオオツチグモもツチグモの仲間です。ゴライアスバードイーターと呼ばれる巨大蜘蛛に関してはこちらの記事をご覧ください。

タランチュラコモリグモには気性の荒い雌がいる

タランチュラコモリグモの雌は気性が荒い事が研究の中で判明しており、交尾前に気に入らない雄は自身の餌として食べてしまう事もあるようです。

そのため、雄は雌に食べられないよう、慎重に子孫を残す交尾行動へと移らなければいけないという過酷な環境に生きる種類の蜘蛛です。

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