流行りのファッションや食事、言葉などが好きな方には、世捨て人の生活は向いていないと言えるでしょう。
世捨て人に向いていない人⑤スマホ依存の人
調べ物から仕事、連絡にゲームなどスマートフォンがあれば、大抵のことが好きな時に、好きな場所で行うことが出来るようになりました。気が付かないうちに、スマホ依存になっている方もいるでしょう。
自分だけの力で生活していくには、スマートフォンを触っている時間もありません。また俗世との繋がりでもありますから、スマホなしで生きられないと思う方にも、世捨て人の生活を続けることは難しいです。
世捨て人のメリットは?
想像以上に、世捨て人として生活していくには覚悟が必要で容易ではないことを、知っていただけたでしょう。「それでも世捨て人の生活がしたい」という方にとって、この生活のメリットとは何なのでしょうか?
世捨て人のメリット①時間に追われない
俗世で生きていくためには、他人が決めた時間の通りに動かねばならない場面が多くあります。例えば電車などの交通機関や、会社に行けば出勤・退勤の時間が決められており、仕事が終わらなければ残業せねばなりません。
世捨て人は、自分が決めた時間に起きて、自分のタイミングで行動し、好きな時間に就寝すれば良いのです。まず一つ目のメリットは、時間的に解放されるということです。
世捨て人のメリット②人付き合いがない
人と会うことがないので、気を使って話をしたり、話題を提供したり、上司にペコペコ…なんてことから解放されます。一昔前とは、職場での人間関係のあり方が大きく変化しました。
腹を割って話したり、家族のような関係を会社で築ける可能性は大変少ない社会です。他人のことにばかり目が行って、自分を見つめ直す機会も減ってしまったように感じられるでしょう。
人付き合いがないというのは、煩わしい人間関係や、他人から押し付けられる「常識」から逃れられるというメリットがあります。人間関係では多くの悩みが発生するので、ここから脱出できることは、大きなメリットであると言えるでしょう。
世捨て人のデメリットは?
世捨て人になるのは、メリットよりもデメリットの方が多く挙げられます。私たちの過ごしやすい様に進化した世界を遠ざけるのですから、その価値観で考えればデメリットが多くなるのは自然と言えます。
世捨て人のデメリット①孤独が辛い
孤独が好きだと思って、一人の時間を積極的に作ろうとしている人がいるかもしれませんが、現在の暮らしの中で独りになることと、世間を離れて本当に独りきりになるのには、大きな差があります。
孤独を辛いと感じる人にとって、孤独とはとても忍び難いものです。こういったデメリットが発生する可能性があるうちは、世捨て人への生活に踏み切るのは留めた方が良いでしょう。
世捨て人のデメリット②収入に不安がある
これも重要なデメリットの一つです。定職についている訳ではなくなるので、毎月決まった収入を手にすることが出来なくなります。
前述で紹介したような、不労所得などの確約された収入が見込めなければ、例えば大きな災害や事故に巻き込まれたときに困ってしまうでしょう。
世捨て人のデメリット③生活は安定しない
自給自足の生活も、自分が頑張った分だけ形になるはずですが、自然災害や獣害を自分だけで全て対処することは困難です。安定しない生活には、不安が付きまといます。
起きた出来事を全て受け入れることが出来ればよいですが、この不安がストレスになる人もいます。こうやってデメリットが連鎖していくケースもあるので、安易に考えてはいけない問題でしょう。
近年は自然災害も多く報道されるようになっており、普段暮らしている中でも不安を抱えて生きています。山に食べ物がなくなったり、住む場所がなくなったりして、人里へ降りてくる動物たちも多くなり、獣害もだんだんと増えています。
畑をするにあたっては、このような災難もデメリットとして生まれます。実際に人が襲われている事件もありますので、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
世捨て人のデメリット④病気や老後が心配
元気で体力があるうちは、一人の生活をしていても何も問題はないでしょう。しかし年を取るにつれて、できなくなることが少しずつ増えていきます。
足を怪我したり、腰を痛めたり、ましては病気にかかった時に、助けてくれる人は側にはいません。老後に不安を抱えるということも、世捨て人のデメリットであると言えます。
今世捨て人になるにはどこに住めばいい?
現代で世捨て人になる人は、どのような場所でその生活を始めるのでしょうか?移住するのにおお勧めとなるのがどのような場所か、ご紹介します。
世捨て人になるためには山奥など人のいない所へ引っ越す
人付き合いのない場所というのは、どこにでもあるものではありません。山奥などの僻地であれば、人付き合いを少なくする努力をせずとも、そのような環境に身を置くことが出来ます。
ただ人里や街へ行くまでに時間がかかれば、災害の時などに困ることになる可能性が高いです。また、老後は生活が大変となるというデメリットもあります。
世捨て人になるためには物価の安い国へ移住する
日本より物価の安い国へ行けば、貯金もそこそこに世捨て人の暮らしを始めることが出来るでしょう。知り合いも全くいない土地なので、人間関係の煩わしさに悩まされる心配もありません。