失神ゲームとは?わざと意識を失って遊ぶゲーム
失神ゲームと呼ばれる、この危険なゲームは故意に意識を失うような行動をする遊びです。
その危険性が多く提唱されていますが、面白半分に手を出してしまう人も多く、死亡者や後遺症を残す人たちが後を絶えないのです。
特に現代においては幼いながらも、インターネットやテレビ、ゲームなどを通して、教育上良くない行為を目の当たりにする機会を持てる時代です。
情報の良し悪しが区別できず、取捨選択できない、好奇心旺盛な幼少期にこういった危険な情報を見て突っ走ってしまい、人生を棒に振ってしまう子供が年々増えてきてしまっているのです。
失神ゲームは命に関わる危険なゲーム
その行為を行った人の命を奪いかねない危険なゲームとして学校など教育機関では実行を禁止されています。
特に幼い子供たちは面白半分に、その本当の危険性を理解せず手を出してしまいかねないため、周りの大人達も注意しておきましょう。
現代はいじめ問題も多く、大人が気付けない所でずる賢くいじめ行為を行い、対象者が自殺してしまうという残念なケースも後を絶ちません。
つまり、大人がもっと子供達とのコミュニケーションをとり、大人の目を子供たちの生活やコミュニケーションに行き届かせなければいけません。
教育の場では失神ゲームとこっくりさんが肉体的や精神的に危ないとされ、禁止されています。こっくりさんについてはこちらの記事でご紹介しています。
日本では1970年代頃から行われていた
失神ゲームと聞いてもその名前を知らない方や現状どのような問題が初声死しているか知らない方が多いかもしれません、日本では古くから危険にも拘らず行われてきました。
現代と比べると失神ゲームを行っている世代や目的は幾分か違うのではないかと予想されていますが、危険な行為を行っている事には変わりありません。
過去には命の危険に晒された方や後遺症を持った方や、死亡例もあり、その事からも失神ゲームの危険性が伺えるのです。
幼い好奇心から、これからの輝かしい未来に終止符を打ったり、思わぬハンディキャップを背負ってしまうという事は、本当に人生の中で勿体ない悲しい出来事です。
絶対に実践してはいけない!
世界中で行われているとされていますが、その危険性や死亡者が出る可能性もあるため、犯罪行為として扱われています。
それでもなお、今でもこの悲しい失神ゲームにより死亡している例があり、アメリカでは毎年、子供の失神ゲームによる死亡例が上がっています。
情報手段としてのインターネットや動画などを子供達から遠ざける事が、悪質な情報から守る手段としては有効ですが、出来ない今、子供達へ護身としての情報の選択を行う術を教えてあげるべきなのかもしれません。
失神ゲームのやり方は?気絶する原理は?
失神ゲームと呼ばれる危険な行為は実際にどのようなやり方なのかをご紹介させていただきます。
しかしながら、絶対にこの危険な失神ゲームを行わないようにしてください。良くても後遺症、悪い場合は死亡してしまう場合があります。
自身の命を守るためにも、出来るだけ危険な行為は行わないのがベストです。
1人でのやり方①胸を圧迫する
やり方の中で、多く行われているやり方がこちらです。まず深い呼吸を激しく何回も行います。
何回も深呼吸を行った後に、大きく息を吸い込み、息を止めるのです。そして、そのまま胸のあたりを強く圧迫します。
この方法により、人間は簡単に失神してしまうとされています。また、手短に出来るやり方として、幼い子供が真似してしまうのです。
1人でのやり方②首を締める
このやり方も1人で簡単に行えるため、よく使われているやり方の1つです。まずは素早く深呼吸を繰り返します。
そして、その後壁にもたれかかり座った状態で30秒ほど深呼吸を続けると、脳が酸素の取り込みすぎによりクラッと眩暈がしてきます。
その状態になったら、大きく息を吸い込んだ状態で息を止め、自身の首の頸部を閉めるのです。そうすると失神することができます。
1人でのやり方③一気に空気を吸ってから止める
まず、しゃがんだ状態で下を向いたまま、大きな深呼吸をしばらく行います。その後、一気に上を向たまま起立する際に、大きく息を吸って止めます。
こんな簡単なやり方ですが、立ち上がった瞬間に意識が遠のき、クラッと意識を飛ばしてしまうのです。
このやり方は、立ちあがった状態から倒れて、体をぶつけてしまうという危険も伴います。周囲にも気を付けて行わなければいけません。
2人以上でのやり方①深く早い深呼吸をする
2人以上で失神ゲームを行うやり方も基本的には1人でのやり方と同じようなものです。深い深呼吸を素早く行い、脳がボーっとしてくるまで繰り返しましょう。
その場合、1人ずつ行う場合は、もう1人が失神ゲームを行う人の身の回りの安全を確保することが多いようです。
2人以上でのやり方②息を吸って止める
脳がボーっとしてくると、息を大きく吸った状態で息を止めます。そして立ち上がったり首を締めたりすることで、1人で行う場合は脳への酸素をより遮断するのです。
普通の方であればここで解っていらっしゃるかとは思いますが、同意のもとであれ他者の首を絞めるという行為がどれほど重罪かは言うまでもありません。
2人以上でのやり方③胸部を圧迫する
2人以上の失神ゲームのやり方では他の方の手を使って、脳への酸素を遮断する場合があるようです。その場合は首を締めるのは危険性が高いため、胸部を圧迫するやり方が良く使われています。
2人でのやり方をご紹介しましたが、実は現在この方法を行うと、法的に罪に問われます。そのため絶対に行わないよう、気を付けてください。
脳が酸素不足に陥って気絶する
大脳皮質や、脳幹の血流が瞬間で遮れる事で、短時間意識が遮断される原理となります。
しかし、失神ゲームでは脳に送られる酸素を強制的に遮断して失神させるやり方なのです。故意に行うと体への負担も大きいことは言うまでもありません。
私たちの体を作っている細胞は酸素のない状態で、細胞死を起してしまい、結果として臓器としての機能を失ってしまうのです。
失神ゲームをする目的とは
やる必要性が全ないのに、失神ゲームが行われています。失神ゲームのやり方からもわかるように死亡の可能性がありますが、失神ゲームは行われている目的として、スリルを味わうという理由だけではないようです。
特に身体の機能が発達する時期である子供達の身体で、酸素が不足するという事は長い人生の中でもかなりのハンディキャップではないでしょうか。
特に失神ゲームでは生きる中枢である脳への酸素が無くなるため、発達障害や身体を動かす機能に関して障害が起きてしまっても不思議ではないでしょう。
失神ゲームの目的①いじめ
失神ゲームが行われている理由の中で多いのが、いじめの一環として行われている場合です。特に学校などでは、失神ゲームの危険さが計り知れていない子供には、本当に危険です。
大人の場合も、失神ゲームの危険性がわかっているために、嫌がる方が殆どですが、いじめとして強要される場合が多いとされています。
もちろん強要した場合や、失神ゲームを手伝った、その場にいただけでも法律上罪に問われてしまいます。周りで失神ゲームが行われそうな時には必ず止めるようにしましょう。
失神ゲームの目的②遊びの一環
こちらは自身で率先して失神ゲームを行おうとしている人たちの理由に多いものですが、自身の度胸を示す行為として、この危険な行為を行っているのです。
しかし、その危険性がわかっている方であれば、そのような行為を進んで行っている人を見ると、勇敢というよりは滑稽に見えるのではないでしょうか。
子供達はそういった見解にはなりません。ただ幼心故に面白そう、興味がある、失神ゲームという行動を起こしたとクラスで人気が取れそう、そういった気持ちで行動してしまうのです。
失神ゲームを行いやすい若者の特徴
失神ゲームを含め、動画サイトなどから悪影響を受け、危険な行動を興味本位で行ってしまう若者が増えています。
簡単に携帯やパソコンから情報が手に入る時代のため、本当に大切なことはその情報の取り扱い方、処理の仕方、取捨選択の仕方なのではないでしょうか。
そこでアメリカではどういった子供が失神ゲームのように危ない行為を行ってしまうのか、また何故そういった危険な事を遣りたいと思ってしまうのかの調査が行われています。
若者の9.7%が失神ゲームに参加したことがあった
対象となった街の若者1700人程の調査によると、失神ゲームという危険な行為に参加した経験のある若者が約10%もいる事が判明しました。