【ジェフリー・ダーマー】ミルウォーキーの食人鬼の生い立ちや手口!

未成年への性的暴行で逮捕されることになりましたが、保釈金を支払い逮捕から一週間後には釈放されることになります。この性的暴行についての裁判が開かれるまでには少し時間がありました。

少年暴行の判決までの間にも殺人を犯していた

性的暴行に対して裁判が開かれるまでの間にも彼は殺人を犯していました。ゲイバー出会った男性を祖母が暮らしていた家に連れていき殺害した後遺体を切断しています。

また、この時黒人男性の頭部と性器を取り出し保存しておくことにしました。芸術か何かと勘違いしたのでしょうか。記念品のように保存していたそうです。ここから彼の残虐行為は止まることを知らなくなります。

ジェフリー・ダーマーは「神殿」で数々の殺人を犯す

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性的暴行に対する判決で有罪となりますが、仮釈放された後ジェフリー・ダーマーはスラム街にあるアパートに引っ越しをしていますが、この部屋でジェフリー・ダーマーは次々と犯行を繰り返すようになります。

数々の残虐な犯行が行われたこの部屋は「ジェフリー・ダーマーの神殿」と言われるようになり、犯罪史に名前を残す場所となります。神殿と言われると神々しいイメージがありますが、全くの逆であり一部の狂信者から呼ばれているだけです。

説明しなくとも、殺害現場は痛ましい出来事が発生した場所であり称えられる場所では決してありません。しかし、アメリカ史上最悪の食人鬼と言われてしまっている以上、殺害現場が興味本位で呼ばれることはある程度仕方のないことなのでしょう。

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引っ越しをして早々にジェフリー・ダーマーは刑務所から出所したばかりの青年を殺害し、次に犠牲になったのもまた青年であり、ターバンを巻いた男性だったそうです。

大きな間隔を開けずに犯行を重ねてたのですが、一度少年の殺害に失敗した際警察の動きを警戒してジェフリー・ダーマーはしばらく犯行を自粛しています。

このまま犯罪を行うことなく普通の人間として生活をしていれば、ジェフリ・ダーマーが食人鬼となることも大勢の少年や青年が犠牲になることもなかったでしょう。しかし彼は、行動を自粛したとことで彼の欲望は悪い方向へ爆発してしまうことになりました。

ジェフリー・ダーマーはここでの犯行で食人も犯すように

一時は、犯行を自粛していたのですが、約2ヶ月後に再び犯行を再開することになります。自分の好みの青年と出会い自宅に言葉巧みに招き入れいつもの手口で意識を朦朧とさせると、喉元を切り付け殺害しています。

いつものように、遺体を解体するところまでは今まで通りでしたが、2か月間犯行を自粛していた欲求は満たされることなく、ジェフリー・ダーマーは殺害した黒人ダンサーを食べることにしました。ここから、彼は食人鬼へと変貌を遂げることになります。

ジェフリー・ダーマーの事件は被害者が逃げ出し事件が発覚

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ジェフリー・ダーマーの凶行は1991年に終わりを迎えることになります。巡回していた警察官2人が助けを呼ぶ叫び声を聞き駆け付けると手首に手錠をかけられている黒人男性がいました。

黒人男性から事情を聴きいたところ男性に殺されかけたと話したことから、警察はその黒人男性に案内をしてもらい部屋に行くと中から何食わぬ顔で玄関から顔を出しています。

警察官に対して冷静に対応しており一見何の問題もないように思えましたが、部屋の中から酷い異臭がしていることに警察官は気づき家に入ろうとしますが、暴れ出したため、警察官は手錠をかけ拘束します。

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そして、警察官は部屋の手錠のカギを探す最中に驚くものを発見します。それは数々の殺人の証拠やバラバラとなった被害者たちの一部を発見しジェフリー・ダーマーは逮捕されることになりました。

犯行現場は解体された人肉にまみれていた

警察官がジェフリー・ダーマーの前歴等を確認すると性的暴行の前科があったため、部屋の中を調べることになりました。すると部屋の中からは目を疑うような光景が広がっていました。

さらに家宅捜索を行ったところ、溶かされた3人分の胴体や色を塗られ飾られていた頭蓋骨が発見され、またキッチンの鍋の中には切り取られた手首や足や性器等が入れられていました。

部屋の床は剥がされた被害者の皮や手足の指などが散乱しており解体道具も見つかり、この部屋から11人もの被害者の遺体が見つかることになりました。内臓や頭部等は冷蔵庫に保管されていましたが、酷い異臭と残虐な状態に体調不良者が続出するほどだったと言われています。

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森などを歩いていた際に動物の死骸と腐敗臭遭遇することもありますが、屋外なのに腐敗臭というのはやはり強烈な臭いを出してしまいます。しかし、限られた空間の中で腐敗臭と血の充満した臭いの中で過ごし続けるという感覚は常人には到底理解も想像もできない状況でしょう。

ジェフリー・ダーマーの死姦、食人行為とは?

事件当時住んでいたミルウォーキー地区からだけでなく、彼はアメリカ全土から食人鬼と呼ばれ全米を震撼させた人物ですが、彼の奇行はどれほど残虐なものだったのか、彼の行動について見ていきます。

ジェフリー・ダーマーは死体を犯し食べるようになった

彼は高校生の時に同性愛者であることを認め、ゲイバーなどにも通っていました。遺体を食べることで永遠に一緒にいることが出来ると考えていたのでしょう。

彼がこれほどまでに狂気じみた犯行を行ったのは、同性愛者であったこと親からの愛情不足があったこと動物の死骸に異様なまでの興味と執着を見せたこと。様々な要因が積み重なり、自分の欲望と願望の結集としてミルウォーキーの食人鬼は完成してしまったのでしょう。

冷蔵庫の中には、被害者の人肉が入れられていましたが他の野菜などの食量は入っておらず彼は被害者の肉や手首等の一部のみを食べて生活していたとされています。他、子どもの心臓を食べた食人鬼に関する記事はこちらをご覧ください。

頭蓋骨や遺体の写真をなどを保存した

ジェフリー・ダーマーは被害者を酸で溶かした後の頭蓋骨に色を付けるなどしてキャビネットに保管をしていました。また、自分がバラバラにした被害者の遺体をポラロイド写真に納めるなどしています。

自分の殺害を芸術と考えての行動なのか、腐敗していく前の被害者たちを目に焼き付けておくためなのかは不明ですが、異常としか言いようのない行動です。

ジェフリー・ダーマーはロボトミー手術を目指していた?

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自分の欲求の為に人の肉を食べるという衝撃時な出来事をした僅か2週間後、またしても黒人の青年が犠牲となりました。それから約半年経過したころ、再び犯行を行うことになりますが、この時から彼の欲求は留まるどころかエスカレートすることになります。

睡眠薬入りの飲み物を提供しいつもなら絞殺するところですが、ジェフリー・ダーマーはこの19歳の黒人男性を自分の思い通りに操るゾンビにしようと考えロボトミー手術を行おうとしました。

この手術は前頭葉白室を切り離すと無抵抗となるため、手に負えない患者への治療法として行われていましたが、非人道的であるという観点から現在では禁止となっている手術になります。

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彼はこの禁止されている手術を医学的知識がないにも関わらず試みようとしますが、頭蓋骨に穴をあけ酸を入れることに抵抗が生まれ断念しています。

ジェフリー・ダーマーの理想の恋人像とは?

彼は同性愛者ですが、理想の恋人像というものがありました。自分を裏切ったり逃げたりせず、ずっとそばにいてくれる人物を恋人にしたいと考えていました。恋人が傍にいてくれれば犯罪を犯さずに済むとも考えていました。

被害者に睡眠薬を混入していたのは抵抗できないようにして、拒否されることがないようにするためでした。

ジェフリー・ダーマーの犯行で警察が犯した失態

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この事件は、ミルウォーキー警察の対応等に失態があったとしてミルウォーキー当局は世間から大きな批難を浴びることになりました。では、アメリカ史上最悪となったこの事件でミルウォーキー警察が犯した失態はどのようなものだったのか見ていきます。

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