クレヨンしんちゃんの作者臼井儀人の死因と遺書の真相は?宗教とも関係が?

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元々大人向けのネタはあった

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このような大人向けのダークなネタや下ネタは、アニメ化前の初期漫画版には元々散見されます。これは掲載誌が大人向けだったため、単に読者層を意識したものなのです。

アニメ化で子供に人気が出たことをきっかけに、漫画の描写もややファミリー層を狙いシフトしていきました。また、もちろんアニメ版はソフトなネタ、子供向けなネタを選んで放送しています。

そのため、昔からの読者は本誌の鬱エピソードにはあまり驚かなかったといいます。

臼井儀人の遺書が発見?「赤いしんちゃん」と呼ばれた偽物騒動

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臼井儀人先生の行方が分からなくなってから、ネット上に突如「臼井儀人先生の遺書」と言われる画像が現れました。

その画像は「赤いしんちゃん」と名付けられ、トラウマになるほどの不気味さに世間は騒然としましたが、後にそれは偽物だったと告白する人物が登場します。

臼井儀人の失踪時に話題になった遺書「赤いしんちゃん」とは

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それは臼井儀人先生の失踪後、亡くなる前からネット上に出回っていたある画像で、その内容から「これは遺書だ」「やはり死因は自殺なのではないか」と騒ぎになりました。

その後、臼井儀人先生の遺体発見まで8日もあったことにより、この画像は更に広がっていくこととなったのです。

メディアでも取り上げられた

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画像は、真っ赤な背景にしんのすけの崩れた顔が描かれたもの。

そこに大きさの違うフォントで「かあちゃ、ひま、ねねちゃ、かざまく、ボーちゃん、まさおくん、とうちゃ、シロ」「ごめんね、おら、もう」と書かれた非常に不気味なものでした。

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この文言から「臼井儀人先生の遺書ではないのか」という噂が広まり、最終的にはメディアに取り上げられるまでとなります。

また、衝撃的な画像であったことから「検索してはいけない言葉Wiki」にも登録されてしまいました。

人によっては「今までで一番のトラウマ」というレベルの「赤いしんちゃん」。検索される際は自己責任で、お気を付けいただくようお願いします。

訃報から半月後「遺書はいたずらだった」と告白

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では、この画像は本当に臼井儀人先生が遺したものだったのでしょうか。ネット上では「臼井儀人先生にしては線が素人っぽい」「画像ソフトで簡単に描いたように見える」と議論が交わされていました。

そんな中、臼井儀人先生の訃報から半月後に、あるブログが更新されます。タイトルは「ネット上で噂になっていた臼井儀人先生の遺書の真相」とされていました。

なんとその内容は、ブログ主が今回臼井儀人先生の失踪を受けていたずらとしてこの画像を作成、遺書ではなく、いたずらであちこちに貼り付けて周ったことを告白するものだったのです。

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ブログ主は更に「暇つぶしにやった」「ユーザーの反応を見て笑っていた」と記しました。

このブログ主はこの件以外にも、ニュースサイトにウイルスURLを貼り付ける、壮大な嘘でネットユーザーを釣る等、行き過ぎたいたずらをいくつも繰り返している人物だったのです。

しかしブログ主は元々臼井儀人先生のファンだったとも書いており、昔はよくしんのすけの真似をして遊んでいたこと、今回の訃報に悲しみを感じていることも同時に書き残しています。

不謹慎と非難された

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この告白を受け、ネット上では当然ながら不謹慎すぎるという声が上がりました。ブログ主は反省の意を述べましたが、その文面が顔文字を多用した、ふざけたような書き方だったことも火に油を注いだといえます。

この時の記事には400近くのコメントが付き、「顔文字を使わずに敬語で謝れ」「トラウマになった」「本当にくだらない」と非難の嵐となりました。

臼井儀人の遺書以外にも?クレヨンしんちゃんの怖い都市伝説とは

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遺書と言われた「赤いしんちゃん」以外にも、ネット上にはクレヨンしんちゃんに関する怖い都市伝説がいくつも存在します。

その中には不謹慎なものも多く見られますが、ネット上ではその都市伝説に関する議論で盛り上がっているのも事実です。

ここでは、そんな怖い都市伝説を3つご紹介します。

しんのすけはすでに死亡している説

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都市伝説の1つめは、しんのすけが実はすでに死亡しているという驚きの説です。しんのすけは実は、トラックに轢かれそうになった妹・ひまわりを庇い、5歳でこの世を去っているというのです。

では、私達の見ていた野原家の日常とは一体なんだったのでしょうか?

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なんとこの説では、「クレヨンしんちゃん」が、しんのすけを亡くしたみさえが描き始めた夢物語だと言われています。

しんのすけの遺したスケッチブックに、同じく遺されたクレヨンで綴られており、漫画のタイトルもそこから来ているのだとか。

この悲しいエピソードは臼井儀人先生が考えた初期設定とまで言われていますが、真相は不明です。

みさえが元声優・ひろしは元女性?

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都市伝説2つめは、実はみさえが元声優であり、ひろしが元女性という驚きのものです。

結婚以前のみさえは声優として仕事をしており、自宅でお色気シーンの練習中、外でその声を聞いたひろしが自分への発言だと勘違いしたところからストーカー化。その後結婚に至ったというエピソードです。

そしてひろしにも驚きの元女性説が存在します。元々女性だったひろしがみさえを助けるために性転換したというエピソードですが、そのあまりの奇抜さに、こちらは非公式であることが濃厚だと言われています。

謎のしんこちゃん=ひまわり説

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都市伝説3つめは、謎のしんこちゃんのエピソードです。しんこちゃんとは、野原家の元に度々登場する謎の少女。ひまわりに似た色の茶髪で、顔はしんのすけ、ひまわりに似ています。

しんこちゃんは黒い雲と共に登場し、ひろしが車に轢かれそうなのを助けたり、シロにそっくりな2匹の子犬を連れていたりするのです。

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何度か登場するうちにしんこちゃん自身の口から「自分は未来のひまわりの友人。ひまわりがみさえに叱られていたため、みさえが本物の母親かどうか見に来た」と明かされます。

しかし、しんこちゃんが名前を聞かれた際「ひま…」と言いかけたこと、しんのすけに対し「おに…」と呼びかけそうになったことから、彼女は未来から来たひまわりであるという説が濃厚であるとされています。

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しんこちゃんはしんのすけに「妹を大切に」とも伝えています。

あえて未来からやってきて、ひろしを守り、自分を大切にと伝える。また、しんこちゃんが「私、さようならが嫌いなんです」と言うシーンもあり、その存在は非常に意味深です。

謎は深まるばかりのしんこちゃん。彼女について、視聴者の間では未だ議論が交わされ続けています。

アニメ版クレヨンしんちゃんのトラウマ回とは?

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ギャグアニメに見えて、実は大人向けの怖くて不謹慎なエピソードが多いことがお分かりいただけましたでしょうか。そして実は、公式のアニメ版にも大人まで怯えるような恐ろしい回がいくつかあるのです。

定期的に放送されるこれらはクレしんホラー劇場と呼ばれており、公開される度に視聴者も盛り上がりを見せています。ここでは、どのようなトラウマ回があったのかを一部ご紹介します。

風間くんの身に起こった恐ろしい出来事

こちらは、大人向けの異次元要素、デジャブ効果を利用し恐ろしい後味に仕上がっているエピソード。

しんのすけの友達・風間くん視点のストーリーで、幼稚園バスが風間くんを迎えに来る場面から始まります。そこには、いつもよしなが先生が乗っているはずなのになぜかまつざか先生が乗車しています。

幼稚園の様子もいつもと違い、戸惑う風間くん。一部屋多い教室、仲のいい5人しかいない園児、増えた教室の中に何故か設置されたトイレ…。

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そしてそのトイレに入った順に、ひとりずつ姿が消えていってしまうのです。風間くんだけが残されると、その後天井から石化した園児たちが落ちてくるという恐怖の展開が待っています。

その後、目が覚める風間くん。全ては悪夢だったのだと安心し、また幼稚園バスを待ちますが、やってきたバスにはまたまつざか先生が乗っていました。

このように夢からのデジャブ落ちはホラーの定番で、子供が見ている時間帯にこんな話を流すとは…とファンも驚きました。

自我を持つネネちゃんのうさぎ

ネネちゃんのママ、そしてネネちゃんにストレスが溜まった時、サンドバックにされるうさぎのぬいぐるみをご存知ですか?実は、あのうさぎが自我を持ち動き出すエピソードが6回以上も放送されているのです。

うさぎは赤い月の夜に動き出し、無表情で話し始めます。時にはネネちゃんとママを恨んで詰め寄り、時にはシロに自分の苦労話を聞かせ、時にはネネちゃんの身体に入り込むことも。

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ネネちゃんの身体に入り込んだ回でうさぎは、自分の欲望のためにネネちゃんを操ろうとしていました。

それが失敗すると、最終的にはネネちゃんのママに入り込みます。そしてネネちゃんを懐柔しようとしたところでエンド、という後味の悪い回となっています。

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楽しい雰囲気の絵柄に突如登場する無表情のうさぎ。淡々と喋る姿も非常に不気味だと話題を呼びました。

今後、このうさぎはまた登場するのか。怖いながらも、心待ちにしているくれしんホラー劇場ファンも実は多いのです。

突然死した漫画家は他にもいた

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突如行方が分からなくなり、事故か自殺かわからない状態で見つかった臼井儀人先生。実は、漫画家には臼井儀人先生のように、突然死する人が多いのです。

座り仕事が多く運動不足、生活も不規則でストレスも大きいためと言われていますが、今回はその中でも、特に話題になった漫画家の突然死とその真相についてご紹介します。

「イタズラなKiss」の多田かおる

多田かおる先生は、1990年に連載を開始した「イタズラなKiss」が大ヒット。アニメ、ドラマ、映画化もされました。しかし人気絶頂の1999年、多田かおる先生は突然の死を迎えます。

この18日前、多田かおる先生は引っ越し作業の真っ最中でした。大きな大理石のテーブルを運び込み、その下の床を拭いていたところ、うっかり頭をテーブルにぶつけてしまったのです。

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するとその夜倒れ、病院に運ばれるも頭部を強くぶつけたことにより38歳という若さでこの世を去ることとなってしまいます。死因は脳出血でした。

その日常的にあり得るシーンからの死、そして連載中の人気漫画家の死は、世間に大きなショックを与えました。

その後、多田かおる先生の遺したメモを元に未完の物語を描いたアニメも放送。明るく描かれたエンディングに、ファンは感動したといいます。

「おじゃる丸」の犬丸りん

犬丸りん先生は、誰もが知る「おじゃる丸」の作者です。ほんわかとした平和な作風で人気のおじゃる丸ですが、実は犬丸りん先生は2006年、48歳でこの世を去っています。

死因は自宅のマンションから飛び降りたことによる、全身強打。自殺でした。

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部屋には遺書が残されており、内容は公開されていませんが「仕事のことで悩んでいた」と発表がされています。

一部ではネット上での批判が原因ではないかと言われていますが、真相は分かっていません。

犬丸りん先生はアニメ版おじゃる丸の原案もやっていたため、アニメ存続についても注目が集まりました。結果、視聴者からの強い存続希望があり、アニメ版おじゃる丸は今も変わらず続いています。

臼井儀人の死の真相は遺書を捏造された事故

臼井儀人先生の死の真相について、詳しくご紹介しました。当時はあまりにも突然で不可解な状況に、世間はとにかく驚き、自殺説も交えながらその死の真相を追いました。

不気味な遺書も現れましたがそれも捏造と判明。事故死として決着が着いたもののその無念さは拭えません。しかし、私達はクレヨンしんちゃんを通じて、今も臼井儀人先生の人柄に触れ続けることが出来るといえます。

あなたにとって、クレヨンしんちゃん、そして臼井儀人先生とはどんな存在ですか?ぜひ今夜にでも、自分の中の思い出やエピソードを振り返ってみてください。

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