クレヨンしんちゃんの作者臼井儀人の死因と遺書の真相は?宗教とも関係が?

しかし彼女は全く反撃をせず、そのまま殴り殺され自分も死のうとしていました。しかし、試合中に徳郎からの手紙が読み上げられ、その思いに触れたまつざか先生は再び生きる決意をします。

そして試合に勝利し、これからも幼稚園教師という職業を続けていくことを誓ったのです。

この衝撃すぎるエピソードに、当時世間は騒然としました。そして「作者は病んでしまったのではないか」と心配する声が次々上がったのです。

他にもあるクレヨンしんちゃんの鬱エピソード

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では、臼井儀人先生は前述の回から突然暗いエピソードを描くようになったのでしょうか。

実は、漫画版には以前から鬱エピソードが存在していたのです。特に、しんのすけの愛犬・シロに関するものが多く描かれています。

シロが捨て猫を助けようとしたエピソード

こちらはシロが街で捨て猫を見つける話です。捨て猫はまだ子猫で、病気にかかっていました。シロはその子猫に、毎日自分の餌を運び食べさせ続けたのです。しかし、数日後子猫は死んでしまいます。死因は病死。

段ボールの中で死んでしまった子猫を見て、餌を落としショックを受けるシロ。死んでしまった子猫にハエがたかる描写は衝撃的なものでした。

シロが仲のいい犬の死を目の当たりにしたエピソード

シロが、大型犬に襲われている野良のメス犬を助けることから始まるこの回。助けられたメス犬はそれを「頼んでねーよ」と跳ねのけますが、シロが毎日自分の餌を運び分けたことでメス犬も心を開きます。

ある日シロがしんのすけと散歩をしているとそのメス犬と遭遇。メス犬は喜び、シロを目がけて駆けだしますが、スピードを出し過ぎた車に轢かれてしまうのです。しんのすけが車に怒るも、ドライバーはそのまま逃走。

死んでしまったメス犬を前に震えるシロ。心を開いたメス犬の悲しい死は、非常に残酷なものでした。

シロが大きな野良猫を匿うエピソード

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家の庭で昼寝をしていたシロの元に、突然大きな野良猫が現れます。野良猫はシロを威嚇し、餌を食べてしまいます。悔しがるシロでしたがその夜、冷え込む大雨の中、また野良猫が現れたのです。

シロは野良猫に負けないよう、小屋にバリケードをし待ち構えていましたが「凍え死にそうなんだ」と話す野良猫をすぐに小屋に入れ、自らの体で暖を取りました。

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野良猫はその優しさに涙しましたが、朝になり、野良猫が小屋に入り込んでいるのをしんのすけとみさえが発見。

慌てたみさえにほうきで追い払われてしまいます。野良猫はホコリにまみれ、シロをじっと睨みながら去っていきます。

シロはしんのすけに抱き付かれながら、それを見送るしかできませんでした。このように、実は残酷なエピソードが多いシロ。そんなシロに関して、詳しくはぜひこちらの記事をご覧ください。

元々大人向けのネタはあった

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このような大人向けのダークなネタや下ネタは、アニメ化前の初期漫画版には元々散見されます。これは掲載誌が大人向けだったため、単に読者層を意識したものなのです。

アニメ化で子供に人気が出たことをきっかけに、漫画の描写もややファミリー層を狙いシフトしていきました。また、もちろんアニメ版はソフトなネタ、子供向けなネタを選んで放送しています。

そのため、昔からの読者は本誌の鬱エピソードにはあまり驚かなかったといいます。

臼井儀人の遺書が発見?「赤いしんちゃん」と呼ばれた偽物騒動

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臼井儀人先生の行方が分からなくなってから、ネット上に突如「臼井儀人先生の遺書」と言われる画像が現れました。

その画像は「赤いしんちゃん」と名付けられ、トラウマになるほどの不気味さに世間は騒然としましたが、後にそれは偽物だったと告白する人物が登場します。

臼井儀人の失踪時に話題になった遺書「赤いしんちゃん」とは

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それは臼井儀人先生の失踪後、亡くなる前からネット上に出回っていたある画像で、その内容から「これは遺書だ」「やはり死因は自殺なのではないか」と騒ぎになりました。

その後、臼井儀人先生の遺体発見まで8日もあったことにより、この画像は更に広がっていくこととなったのです。

メディアでも取り上げられた

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画像は、真っ赤な背景にしんのすけの崩れた顔が描かれたもの。

そこに大きさの違うフォントで「かあちゃ、ひま、ねねちゃ、かざまく、ボーちゃん、まさおくん、とうちゃ、シロ」「ごめんね、おら、もう」と書かれた非常に不気味なものでした。

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この文言から「臼井儀人先生の遺書ではないのか」という噂が広まり、最終的にはメディアに取り上げられるまでとなります。

また、衝撃的な画像であったことから「検索してはいけない言葉Wiki」にも登録されてしまいました。

人によっては「今までで一番のトラウマ」というレベルの「赤いしんちゃん」。検索される際は自己責任で、お気を付けいただくようお願いします。

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