【桶川ストーカー殺人事件】警察のずさんな捜査と事件の真相、その後も

桶川ストーカー殺人事件が発生

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ここまで『桶川ストーカー殺人事件』という悲劇が起きてしまったきっかけとなる当事者の2人が、知り合った時、馴れ初め、どのように関係が壊れていったかなどについて。

更には幾度警察に相談しに足を運んで、毎回適当にあしらっていい加減な対応をした警察の実態について解説していきました。『桶川ストーカー殺人事件』の始まりをよく知っていただけたはずです。

いかにその悲劇が未然に防げるものであったかよく理解していただけたのではないでしょうか?色々な問題行動を起こしている警察に関しては後程より詳しくまとめてご紹介していきます。

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さてここからはいよいよ本編となる『桶川ストーカー殺人事件』罪なき1人の女性、彼女の命が犯罪者集団によって奪われる悲劇について概要をご紹介していきます。

どのようにして命が奪われて、どんな場所、いつ悲劇が起きてしまったのか分かり易くまとめていきます。

3人で共謀して詩織さんを刺した

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彼女は少しでも解決するように、つまりは関係を断ち切るようにと清算するように、男から贈ってもらった物を送り返していました。その行動に犯罪者集団のリーダーである男はますます腹を立てていました。

そこでいよいよ男は狂気に満ちながらも愛していたはずの彼女を逆恨みするように、それが殺意へと変わっていきました。犯罪者集団たちに命を奪ったら大金を支払うと、遂には『殺人計画』を企てました。

そしてその計画に乗った犯罪者集団はそれぞれ役割分担をして実行することを決意したのです。それぞれ『監視役』『実行役』『移動役』といった役割を担う男3人で彼女の命を奪うことにしたのです。

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実はこの時にこの3人の犯罪者集団たちには、上からの指令、つまりは『桶川ストーカー殺人事件』の元凶である男の指示からは、軽い怪我をさせるくらいで致命傷は外せと言われていました。

しかし実行役を担った人物が血の気が荒い『輩』であり、当日になると『殺ってしまうかもしれない』と他2人の犯罪者集団たちにぼやいていたのです。

嫌な予感が的中するように実行役は彼女に接触すると興奮状態であったのか、まんま致命傷の『胸部』を2回も刃物で突き刺したのです。

罪なき命が奪われた

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激しい痛みが襲ったのか、惨劇の瞬間の恐怖が襲ったのか、彼女は最期に悲痛な叫び声をあげるとなだれ落ちるように、その場に倒れこんでしまった。

それを見ていた一般市民が強盗と勘違いを起こしたのか『ひったくり!』と叫ぶと、興奮冷めやらぬ『実行役』は他の犯罪者集団たち共に逃げ去ってしまったのです。

桶川ストーカー殺人事件の元凶である男はこの時・・・

『桶川ストーカー殺人事件』の元凶であり、彼女の元交際相手である、強烈なまでに歪んだ人格者である男はこの時、罪を逃れるため、関与を否定するために日本の最南端に位置する沖縄に訪れていました。

桶川ストーカー殺人事件の時間・場所

『桶川ストーカー殺人事件』の舞台となってしまったのはその名にも含まれていますが『桶川』とう駅周辺の場所でありました。平成11年10月某日、午後1時前に悲劇が起きてしまったのです。

母親の事情聴取中に亡くなった詩織さん

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胸部を2か所も刃物で突き刺されて意識不明の重体となった彼女はすぐさま医療機関に運ばれていきました。

この時母親は『桶川ストーカー殺人事件』という悲劇が起きてしまった旨を警察に伝えられると、同時に『事情聴取』を受けていましたが、この瞬間に娘である彼女はこの世を旅立ってしまったのです・・・。

死因は『出血多量』によって引き起こされた『ショック死』であった。この時も事情を聴く前にまずはすぐに娘のもとに連れていってあげるべきであったはず。とここでもまずい対応が露わになった。

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彼女が亡くなってから相当な時間がたった後でようやく母親のもとに伝達されて、その後母親により父親に連絡をとって、あまりに痛ましい悲報を伝えることになったのです。

FOCUSの清水潔記者の犯人追跡、そして犯人逮捕へ

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実は『桶川ストーカー殺人事件』の悲劇が起きてしまったのは平成11年の10月の事でしたが、その約2か月後の12月に犯罪者集団たちが検挙されていきました。

つまり2か月間もの間、容疑者として男らが名前が挙がっていたのですが、決定的な証拠や、目撃証言の違い、沖縄にいたことなどが相まって捜査が難航していたのです。

目撃情報によれば亡き者となった彼女と交際していた、激化した嫌がらせ行為の発端であり『桶川ストーカー殺人事件』の元凶である男のような人物による犯行ではなかった。

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それもそのはずで用意周到に自ら手を下すのではなく大金をはたいて『実行犯』に依頼して、犯行に及んだのです。

その実行犯が勢い余って『怪我』どころか取り返しのつかない『殺人』を犯してしまったのは、予期せぬ出来事であったであろう。難航していた捜査が解決の兆しを見せたのは『警察』による働きではなかった。

1人の熱きジャーナリストによる独自の調査によって、犯罪者集団の正体を暴いのです。それを提供してもらってようやく検挙に乗りだせました。ここでも警察の存在意義に疑問を問われることになりました。

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