石井舞ちゃんは事件から28年たった2019年現在も行方不明
石井舞ちゃんの消息が途絶えてから28年もの月日が流れてしまいました。残念ながら2019年現在も石井舞ちゃんの消息は途絶えたままです。2019年8月6日で石井舞ちゃんは36歳になります。
面影はあるかもしれませんが、今の石井舞ちゃんは立派な女性になっていて、子供の時の見た目からはかなり変わっているに違いありません。
所轄の田村警察署
失踪時の子供の時の写真は至る処で公開されていますが、その写真を基に石井舞ちゃんを捜し出すのは今となっては困難かもしれません。
この事案の発生した場所の所轄警察である田村警察署では、今は石井舞ちゃんだけを専門に扱い、調査を継続する専従捜査員はいません。今では署内に石井舞ちゃんのポスターもありません。
こういった状況からも石井舞ちゃんの消息が途絶えてから28年もの時の流れを嫌でも実感してしまいます。
石井舞ちゃんの行方不明事件に影響を与えた解決済の事件
子供に限った話ではないですが、消息が途絶えた人は年間8万人にも上ります。もちろん、自分から姿をくらました者も含まれているので全てが何かしらの事件に巻き込まれた訳ではありません。
その中で問題が解決した事によって石井舞ちゃんの事件に影響を与えたものがあるのでお伝えします。
新潟少女監禁事件
新潟少女監禁事件は1990年に発生したもので、当時9歳の女の子が9年間もの間ずっと犯人によって監禁されていたのですが、2000年1月28日に加害者の家で無事保護されました。
9年間も消息が途絶えていた少女が無事に発見された事実は、石井舞ちゃんの事件に携わっていた人に大きな希望を与えたのです。
これをきっかけに福島県警は石井舞ちゃんの情報を呼び掛けるポスターを新たに5,000枚作製して各地に提示しました。また、HPや広報誌にも掲載する事で幅広く情報を呼び掛けました。
行方不明の未解決事件
残念ながら今でも未解決で消息が途絶えたままとなっている事件も沢山あります。石井舞ちゃんのご家族同様、事件に巻き込まれたご家族も同じでご家族はつらい思いをしながら子供の帰りを待ち続けています。
そういった未解決事件を皆さんにお伝えしていきます。
野村香ちゃん行方不明事件
1991年10月1日、横浜市に住んでいた当時8歳の野村香ちゃんが忽然と姿を消しました。石井舞ちゃんの消息が途絶えてから2カ月と少ししか経っていないタイミングで再び同じような事件が発生したのです。
香ちゃんが雨の中帰宅し、勉強机に向かっている姿を10歳の姉は確認しています。その後に姉はエレクトーン教室に通う為に家をでました。PM17:00頃に母親が帰ってきた時には玄関の鍵はきちんと施錠されていました。
この時に香ちゃんの姿は何処にも無かったのですが、香ちゃんが書道教室の日である事を把握していた為にさほど気にする事は無かったのです。
香ちゃんがいない
母親は買い物に出掛けた後にPM18:30に帰宅したのですが、香ちゃんはまだ帰宅していません。何か胸騒ぎがして書道教室に電話をしたのですが、「もうみんな帰宅しました」といった言葉が返ってきました。
家族総出で近所を捜し回ったのですが、香ちゃんはおろか、香ちゃんの手掛かりになるようなものすら見付ける事が出来ませんでした。そしてついにPM20:30頃に警察に通報しました。
その後地域ぐるみで香ちゃんの捜索を実行したのですが、見つかる事もなく今現在も消息は途絶えたままとなっています。
大西有紀ちゃん タケノコ掘り行方不明事件
2005年4月29日のPM13:45頃、香川県坂出市の王越町にあるビジターセンター周辺の竹林で開催されたタケノコ堀りのイベントの中で、当時5歳の大西有紀ちゃんの消息が途絶えました。
大西有紀ちゃんですが、当日は母親と8歳になる姉の3人でタケノコ堀りイベントに参加していたようです。
坂出署や地元の消防団等でPM21:00まで現場周辺を中心として懸命に捜索を行ったのですが、発見する事はできませんでした。今も消息が途絶えたままです。
当日の大西有紀ちゃん
大西有紀ちゃんは身長が105cm程度で、髪型は肩までのおかっぱ頭の女の子です。
服装に関してですが、上は赤とオレンジのボーダー模様の長袖のTシャツ、下はオレンジ色のラインの入った紺色のジャージを履いていました。履いていた靴はウサギの絵柄入りです。
当日の出来事
大西有紀ちゃんはPM13:00頃からタケノコ掘りを開始。PM13:40頃に4本目のタケノコを発見した有紀ちゃんは、タケノコ堀りがとても楽しかったようでもう1本掘ってくるといって山の中に走っていきました。
集合時間近くになっても有紀ちゃんが戻らない為、母親は他の参加者と付近の捜索をしたのですが発見する事はできません。そしてPM15:00にビジターセンターから警察に連絡が入りました。
PM15:45頃に警察が現場に到着、そしてPM17:00頃に地元消防団が到着して捜索が始まりました。PM21:00頃まで必死の捜索が続きましたが、発見に至る事はありませんでした。
連日の大捜索
坂出署の署員や地元消防団は連日100人~200人態勢で捜索を続け、捜索に当たった人員はのべ3,000人にも上ります。
捜索範囲も徐々に広げて捜索したのですが、手掛かりとなるような遺留品も何一つ見つかる事はありませんでした。
犯人は大型の鳥類?
警察犬も導入されました。有紀ちゃんが持っていた水筒の匂いを頼りに足取りを追わせたのですが、ある1箇所で歩みを止めてしまいました。翌日にも4頭の警察犬を投入しましたが同じ場所で歩みを止めたのです。
この現象はこの場所で大西有紀ちゃんが忽然と連れ去られた事を意味しているのですが、ここは車の進入が出来ない山間部であり、車に乗せられた可能性はまずあり得ません。
その為、ワシなどの大型の鳥類の仕業ではないかと言われています。にわかに信じ難いかも知れませんが、ワシは人間の子供よりも大きなヤギなどを掴んだままで、簡単に飛ぶ事が出来るのです。
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