キジムナーとは?沖縄の妖怪?ガジュマルの精霊?謎や伝説を紹介!

やはり会うならば、発祥の地へ赴くのが一番ではないでしょうか。沖縄の北部に位置するこの村では、村の方たちも目撃された方が多数いるようです。

大石林山

石灰の岩肌の間から顔出す緑がマイナスイオンを放ち、パワースポットとしても有名なこの場所も、幸運の精霊が現れる可能性があります。

こちらはウォーキングコースも設定されているため、森林浴をしながら、パワースポットで幸運を集め、遭遇の期待を胸に、訪れてみてはいかがでしょうか。

沖縄県伊江島で会える?

沖縄の中で有力なのが伊江島です。ここでは、過去にキジムナーの目撃情報があり、自然豊かな森林が広がっています。

この目撃情報はテレビ番組でも採用されており、キジムナーらしき影が写真で撮影されたと一時の話題となりました。

琉球村のマスコットにキジムナーが!

沖縄の村ではキジムナーを模したキャラクターがマスコットキャラクターとして設定され、村の人々に親しまれています。

キジムナーのキムとキミ―というキャラクターはLINEスタンプでも販売されており、その他にも村のイベントなどに登場してくれるようです。

キジムナー目撃談は各地にある?!

まだ、本当にキジムナーが存在するか、半信半疑の方のために、幸運の精霊キジムナーの目撃情報を詳しくご紹介させていただきます。

ご自身で遭遇していただくのが一番ですが、沖縄に住んでいない限りは中々難しいため、キジムナーの目撃情報を元に吟味してみてください。

キジムナー目撃談①戦前、戦後直後の沖縄

Imagine_Images / Pixabay

沖縄で起こった大きな戦争である沖縄戦争。その戦争を乗り越え子孫へ語り継いでいる高齢者の中には、生前の方がキジムナーが多かったと語る方が多くいらっしゃいます。

人の身勝手から起こす戦争であるため、幸運を司る精霊であるキジムナー達にも大きな影響だったのかもしれません。

キジムナー目撃談②豊見城市の瀬長島

実家の近くで遊んでいた幼少期にキジムナーと正面から対面した経験を持つ方もいらっしゃいます。その方は沖縄の方言で挨拶をしたものの返事は貰えなかったようです。

そして一緒にいた友人からもらった駄菓子をキジムナーへ上げると、それを受け取って森の中へ消えて行ったと言います。

りゅうちぇるもキジムナーを目撃?!

沖縄出身で有名な彼も、高校生時代にキジムナーと遭遇していた過去を持っていました。合宿施設で滞在していた際に、山へと探検に出た際、目撃したようです。

一緒にいた男子生徒が大声で叫びながら逃げてきた先を見ると、草むらから覗く赤い髪が見えたようで、後日キジムナーと気付いたと証言しています。

キジムナーはデマだと言い切る人たちも

dadaworks / Pixabay

キジムナーは精霊ということもあり、非科学的な存在です。そのため、デマだと言い張る方もいらっしゃいます。

キジムナーは見える人と見えない人がいるという事も有名であり、見えない人にとっては、信じられない話かもしれません。

しかし、目に見える物が全てではなく、見える方には本当に見えている可能性がある以上、デマだと言い切れるものではないのです。

キジムナーの登場する民話と民謡

damesophie / Pixabay

沖縄ではキジムナーに関する様々な民話が伝えられています。地域によって多種多様なキジムナーのお話があるため、有名なものをご紹介させていただきたいと思います。

民話「キジムナーの仕返し」

Myriams-Fotos / Pixabay

昔、鮫殿という漁師がいたそうです。鮫殿が漁をしていると、見知らぬ漁師の男性が声をかけてきました。

村の人の顔は覚えていたため、不審に思った鮫殿ですが、深くは考えず答えます。

しかし、来る日も来る日も現れる漁師を不審に思い、ある日後をつけると、クワの木に姿を消した漁師。

3dman_eu / Pixabay

そこで鮫殿は漁師がキムジナーと知り、気味悪くなりました。そしてばれないようにクワの木に火を放ったのです。

もちろんその日からキジムナーは男性の前へは現れませんでした。しかし、鮫殿が幼馴染にキムジナー撃退の話をしていると、気付けば幼馴染はキジムナーの姿に。

怒りをあらわにしたキジムナーは男性の指の間を刃物で裂き、男性はその後亡くなってしまいました。

民話「三人娘のキジムナー」

4311868 / Pixabay

薪を森から切り出し、釣りに出向いた3人の男は、時間が余っていたために薪の傍で昼寝をしていました。

1人の男性はそこで夢を見たのですが、薪の傍に若い3人の娘がおり、薪を投げつけられ、遊ぼうと誘ってくるのです。

jplenio / Pixabay

男性が娘たちに誰かを問うと、男性たちの木を伐りに行く近くの木に棲んでいると告げて姿をくらましたのです。

夢で終わると良かったのですが、男性たちは全員同じ夢を見ており、告げられた場所を訪れると、キジムナーが住めそうな古い大木があったようです。

NEXT 民話「キジムナーとおじい」