その他のストーリーとして、政治問題や近頃の日韓の関係が、ネット上でネタにされていることを中心に描かれています。時事ネタをパロディした内容が多く、政治家の対決が見所です。
しかしその事と主人公・星日の繋がりが見出せず、星日が脇役になりつつあります。また様々な政治家を登場させている為まとまりがなく、批判する対象を増やしすぎなのでは?という見方もされているようです。
『テコンダー 朴』を読んだ韓国の反応は?
韓国の反日感情やナショナリズムを描いた「テコンダー 朴」ですが、その韓国ではどのように捉えられているのでしょうか。ネット上にあがっている反応をまとめてみました。
韓国では国会に取り上げらえるほど話題に!
2015年、韓国のニュースではこのテコンダー 朴が「嫌韓漫画」だと問題視されました。書かれている内容は反日思想ですが、それでも嫌韓漫画であると判断されたようです。
当時の韓国の議員は、日本の嫌韓が巧妙化していると指摘し、このような嫌韓感情に対策をすべきであると危機感を募らせました。
問題視される元大統領のパロディや朴大統領の暴行シーン
特に問題視されたのは、大統領が関わるシーンです。韓国の廬武鉉・元大統領の死をパロディ化していることや、当時の韓国の朴槿恵・大統領の頬をぶっているコマ等に批判が集まりました。
その他にも慰安婦の問題について、作中では歴史を歪曲しているなどの批判がありました。
また韓国の歴史について興味のある方はこちらの記事もご覧ください。
韓国のネットでは不評の声も出ている
これについて韓国のネット上でも批判の声が多数寄せられました。その一部として「日本らしい。どうしてこんなに幼稚なんだ。」「低レベル民族の日本人を根絶やしにするべきだ」と言った反日の声や、
「漫画家の個人情報を公開し、ブラックリストへ載せよう」「大統領は一国の主だ。こういう漫画は国家レベルで対応してなくすべきだ。」という意見もあがりました。
『テコンダー 朴』は日本では人気?
その一方で日本では「ギャグ漫画としてはおもしろそう」という好意的な反応が多いようです。ネット上では「韓国万歳して皮肉ってる漫画」「悪く書いてるわけじゃないからセーフ」「韓国の主張をそのまままとめた本」
「普通のギャグ漫画ではないと表紙が醸し出してる」「トレンドを押さえている」「作者もニヤニヤしながら書いてるだろ。完全にギャグ漫画」といったように、あくまでもネタとして楽しむ人が多いようです。
テコンダー 朴の他にも?韓国で問題にされた漫画があった
韓国の国会で取り上げられたテコンダー 朴ですが、他にも同じように問題視され韓国から批判を受けた漫画がありました。それは国を擬人化した歴史コメディ漫画「Axis Powers ヘタリア」です。
ネット上では作者に対して殺害予告まで出された
この漫画に登場する各国擬人化キャラクターは、その国の歴史と特性を性格としているのですが、韓国の〈思いついたら起源説主張〉という設定とキャラクターの性格に韓国のネット上では猛反発が起きました。
そして韓国からアニメの放送中止の要請がされたり、作者の日丸屋秀和さんに対しての殺害予告まで出るという大騒動になりました。
『テコンダー 朴』の話題のギャグシーンまとめ!
さて様々な反応がありましたが、読み進めるうちにちゃんとギャグ漫画なんだということがわかります。韓国起源説に関するギャグは衝撃を受けるもの多数です。
『テコンダー 朴』のギャグシーン①アジア圏は韓国に感謝している?
作中で星日から後進国と呼ばれてしまうタイですが、親韓のタイ人が登場します。タイでは皆〈文化先進国〉の韓国に憧れており、毎日キムチを食べながらK-POPや韓流ドラマを見ているそうです。
また韓国人研究者によるとタイの国教・仏教も韓国発祥でブッダも韓国人だという研究結果が出たので、皆で手を合わせて韓国に感謝しています。またタイのムエタイも韓国が起源で、疑う余地のない歴史的事実。
『テコンダー 朴』のギャグシーン②飛行機の起源は韓国にあり?
また飛行機も韓国が起源です。覇皇とハットリ・キムの戦いでハットリが空飛ぶ車椅子で登場しました(上から紐でぶら下げている)。
長老によるとライト兄弟より先に空を飛んだのは、車椅子のようなものに歯車のついた「飛車」という乗り物で、飛車で豊臣秀吉の朝鮮侵略から逃げたという記録があるとか。