バロットは孵化直前のアヒルのゆで卵!衝撃の見た目や気になる味は?

昔からフィリピンにあるような雰囲気のバロットですが実は中国が発祥の地なのです。

中国の商人達を通じてフィリピンに伝わり、そこからベトナムなどの東南アジアに伝播しました。

伝統的なバロットの作り方

昔から変わらぬ伝統のスタイルでバロットは作られています。

回収した卵は最初の1週間ほどは布に包み日光に当てて温めます。その後は食べられるようになる14日目~21日目まで孵化器やライトを使って温めながら保管します。

そして食べ頃の卵を茹でたらいよいよ完成です。屋台ではこの茹でた卵を57℃程で保温し売り歩いています。

バロットは栄養満点の食べ物!

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卵が栄養満点なのは世間一般の事実として知られていますが、バロットはどうなのでしょうか。栄養満点と言われるバロットの栄養面を掘り下げます。

バロットはビタミンやタンパク質が豊富!

高たんぱくでさらにビタミンA、D、B6、B12等様々なビタミン類も有しており、エネルギーの吸収を助けるビタミンも入っています。

バロットは滋養強壮にもよく男性に大人気?

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栄養満点なバロットの魅力はそれだけではありません。なんと滋養強壮剤としての効果もあるのです。

手軽さも影響して当然男性にも人気が高く、夜の大一番前の景気付けに食べていかれる方も多いそうです。

バロットは1日に1~2個まで!

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しかしどんなに栄養満点で美味しいからといっていっぱい食べては体に負担がかかるというもの。

あまり食べ過ぎるとその栄養豊富さ故に高血圧を引き起こしてしまいやすいといいます。何事も適度に食すのが1番です。

バロットを食べるときは衛生状態に注意!

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知っていていただきたいのは注意すべき点があるということです。それはずばり、衛生面。食中毒にならないために以下の点を留意しておきましょう。

普通に食べるバロットは衛生上の問題なし

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普通に売られているバロットであればなんら問題はありませんが、「殻が割れているもの」や「購入してから事件が経ってしまったもの」にはお気を付けください。

孵化直前のバロットは要注意!

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まず殻をむく前にしっかり卵を見てみましょう。その時に割ってもいないのに「殻が割れているもの」は危険です。

「買ってから時間が経ったもの」も同様に、バロットは非常に足が速く殻が割れているものはそこから腐りだしている可能性がとても高いです。

腐りかけたバロットには卵が原因の食中毒代表細菌「サルモネラ菌」がはびこっています。ですので買ったらすぐに、それこそ屋台の前でグロい!と言いつつ食べるのがベストなのです。

日本でもバロットが食べられるお店をご紹介!

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この記事を読んでグロいけど美味しいなら…と興味を持った方もいることでしょう。ここでは食べたいけどフィリピンにはいけない方のために日本でバロットを味わえるお店をご紹介します。

バロットが食べられる店①福山商店

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横浜の蒲田にあるベトナムショップがこの福山商店です。商店タイプのお店で中には所狭しとベトナム料理に使う道具や食材が揃っています。

バロット(ベトナムのお店なのでベトナム名:ホビロン)も取り扱っていますがここでは10個単位でしか売っていないようです。お値段は1080円ほど。

グロい食品パーティーを複数人で開く際は福山商店を利用してみるといいのではないでしょうか。

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