しかし、闇金ウシジマくんのお話の中では、強盗殺人という前科もあるのではという背景がありながら、嬉しそうに包丁を買ってきたとウジシマくんに凶器を渡してみたり、ゲームセンターでゲームを純粋に楽しむ、というクスリと笑えるかわいい一面も。
肉蝮とは④タイマンなら最強
その異常行動もさることながら、拳だけを交えた喧嘩も、誰にも負けません。その強さは、ウジシマくんに「タイマンならお前が一番強ーよ」と言わせるほど。
人と違った残忍さや、相手の痛みなんか知る由もない無慈悲な行動だけが肉蝮を際立たせているのではなく、彼の真の強さに惹かれる読者も多いようです。
肉蝮のモデルとなったと噂された「木村兄弟」とは
肉蝮について知ったところで、今度はそんな肉蝮のモデルとなったのではと言われている、木村兄弟について深く掘り下げていきましょう。
木村兄弟は振り込め詐欺事件で関東連合と対立していた
腕っぷしだけではなく、頭もよかった弟の孔次郎。自分が持っていた当時の暴力団や不良たちのネットワークを武器に振り込め詐欺グループとして、極道の世界にその名を広めていきます。
その状況が面白くなかったのが、昔から力と名誉に人脈も兼ね備えた関東連合。当時、孔次郎派と関東連合派でライバルでした。
何とか木村兄弟を潰そうとしましたが、頭のキレは孔次郎のほうが上手だったようで。最後は木村兄弟を自分たちの傘下に入れようと誘いをかけますが、その誘いも木村兄弟はお断り。
木村兄弟と関東連合の溝は深まるばかりでした。
木村兄弟の弟は六本木のクラブ襲撃事件で狙われていた
2012年、六本木にあるクラブで、一人の男性が複数の男性たちに金属バットによって殴られる事件が発生しました。被害にあった男性は頭蓋骨損傷や大量の出血を伴い死亡。この一連の事件、実はターゲットが木村兄弟の弟、孔次郎でした。
最後は、人違い殺人として関東連合の幹部らなどが逮捕され収束しましたが、孔次郎は自分が狙われていることを知り、背格好や当時片足を怪我していたこともあり、片足を引きずるように歩くなど行動も似ていた人物をおとりとして用意していた、という噂もあります。
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